2022年06月16日

長野気象台長さんズームで訪問

 15日、竹村正弘長野地方気象台長さんとオンライン形式で懇談しました。
 気象庁・地方気象台が果たす役割は、先日、全国河川協会総会での関田康雄さん(前気象庁長官*上田市出身)の特別講演で『陸・海・空で発生する自然現象を観測・監視・解析、予測及び情報発信をするのが仕事』と言われたのを思い出しました。
 それを以って『災害の防止、交通安全の確保、産業の興隆』を計るのが目的だそうです。何気なく毎日天気予報を見ていますが、地震や火山爆発などいつ起きるか分からない事象に24時間体制で当たっていただいています。
 懇談では”地域防災支援の取り組みについて“の資料に基づき平時・災害発生時・災害後の自治体支援を中心にした活動、自治体研修会・勉強会への講師派遣、加えて地域別の防災支援体制など気象台の事業について説明を受けました。
 私から意見交換の中で一昨年の災害に触れ、「長期的に降雨があり、小康状態となって止むかと思うと急に激しい雨が降るなど、住民に避難を呼びかける判断をするタイミングの難しさがある。また夜間避難していて、避難解除していないにも関わらず明るくなると自宅に戻ってしまうケースもある。」など感じたことを率直に話しました。
 また、起こりうる災害について『◯◯年に起きた◯◯災害の様な事が起こる可能性があるなど例示して頂ければ記憶が残る住民には我が事に感じるのでは』と提案させて頂きましたが、誤った情報となる可能性もあり気象台としては難しいとのことでした。
 確かに気象台としての果たす役割としての難しさは理解しましたが、例えば台風などはコースや強さなど過去の台風災害の経験から生かせられないのかとも思いました。
 最後に竹村正弘台長さんとのホットラインを確認して会議を終了しました。
△会議の様子です。



  
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Posted by 大屋誠 at 14:19Comments(0)上松町