2023年07月08日

核兵器廃絶を訴える

 8日、核兵器廃絶を目指して活動している皆さんから依頼があり駅前で挨拶をさせていただきました。
 この活動はリレー形式でメッセージを伝えて来ているそうですが、この日は南木曽町、大桑村で行って来たそうです。
△核兵器廃絶を目指して運動を行っている皆さんです。


 ロシアがウクライナに一方的に侵略してから500日が経とうとしています。その中で使用に当たって地域が限定される戦略的核兵器の使用が懸念されています。遠いヨーロッパでの出来事のようですが、核兵器は一度引き金を引いてしまうと防衛システムが作動し世界の至る所で核爆弾を搭載したミサイルが飛び交う恐れがあります。
 普通の暮らしをしていたある日、朝、家族に挨拶し別れたその数時間後に地球全体を巻き込む核戦争が起きた時、閃光が一瞬にして人も動物も森も一瞬にして跡もなく消し去るのが核戦争の怖さです。また迎撃システムが作動すれば例え一発の核であっても全面的なものとなることは必至です。
 だからこそ核兵器も我が国は保有して自衛をという声もあり、それが現実的な対応という考えもあります。しかしながら、広島や長崎に投下された原爆の1000倍以上の威力を持つ原水爆が開発されているのも事実であり、一人の狂気の指導者にそのボタンが委ねられた時は人類は破滅の道を歩むことは確実です。
 同時に数百発のミサイルが我が国に飛んできた時に阻止する事は実際には不可能です。
 世界中の数多の国々がある中で戦争によって被爆したのは昭和20年8月6日広島、8月9日長崎の我が国だけです。
 先日サミットで首脳が集まり、原爆ドームの前で記念写真を撮っていましたが、世界に向けたメッセージとはなったと思いますが、一過性のイベントとならないよう、核兵器保有国の核軍縮に向けた弛まない努力をお願いします。
 もう直ぐ暑い夏が本格的になりますが、戦後78年経過しても変わらない思いを新たにする日がまたやって来ます。  
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Posted by 大屋誠 at 09:08Comments(0)