2024年10月05日

実りの秋祭り その2(八幡宮 拾伍夜祭)

 28日夜、上町地区にある八幡宮において上若連拾伍夜祭が行われ、お招きをいただきましたので参列しました。
 このお祭りは八幡宮のお祭りとして先にブログで紹介した諏訪神社例祭から毎年一ヶ月以内に行われています。
 この祭りで一年間祭りを中心的な役割を果たして来た“年長頭(ねんちょうがしら)、年長中老委員の皆さんが交代する総会が行われました。
 拾伍夜祭は、別に中老、大老のお祭りとも云われており、昔は地歌舞伎で熟練した芸を披露するお祭りでしたが、今年は行いませんでした。
 歌舞伎を行うためにはカツラや着物(キラ)などに経費もかかることからやむ無く隔年、数年おきの開催となっています。
 今年は獅子神楽の奉納だけ行いましたが、来年は二十年に一度の伊勢神宮式年遷宮遷宮の御神木祭が行われる予定で準備が進められておりますので是非そうした芸も披露してもらいたものです。
 総会で新しい体制が整い、来年の祭典に向けてスタートする事になりました。
△神事の後、獅子神楽奉納






△獅子狂言“八百屋お七”




  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 11:57Comments(0)

2024年10月05日

実りの秋祭り その1(吉野熊野神社)

 心配された台風災害の影響も当町ではほとんどなく、秋の実りを祝う秋祭りのシーズンがやって来ました。
 一方では、能登半島においては豪雨により復興が進みつつあった地域で再度大きな被害が起き、13人の方が亡くなり、その他にも行方不明の方がいます。正月に起きた大震災に続き、数十年に一回の豪雨災害に見舞われた皆さんにお慰めする言葉が見つかりません。
 解決してくれるのは『時間』だけなのかと虚しさも感じますが、記憶はやがて薄れて行くかもしれませんが、災害を忘れず私たちにできることがあるのか今一度考え、声を挙げて支援する事が求められていると思います。
 そのような中、例年の如く吉野熊野神社の例祭が地元の皆さんが参列してできた事は有難い事だと身に染みて思います。
 吉野地区は国の砂防直轄事業が行われている滑川のすぐ近くにあり、災害についても関心が高い地域であり、昔から町の中でも特に農業が盛んな地域です。
 その様な地域柄からお祭りを大事にしています。
△神事




 古い御社であり、熊野神社の御祭神は国造りの神話のある“イザナギ”、“イザナミ”命の両神であり、伊勢神宮に祀られる天照大御神の父母と云われています。
 拝殿には今から173年前の嘉永4年と記載のある額が飾られていました。
△天の岩戸伝説の様子を描いた額。木版に描かれた色彩は時を感じさせますが、古の吉野の人々の文化の高さを見る思いがします。


 吉野の里の皆さんのご健康、ご活躍と地区のご隆昌を願う厳粛なお祭りとなりました。
  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 10:05Comments(0)上松町