2018年10月26日

"シンゴジラ“が語る我が国の危機管理

24日、岐阜市において中部治水大会が開催されました。表題のタイトルは講演した大庭誠司講師(元内閣官房審議官消防庁長官)さんが付けたものです。
会場でこの"シンゴジラ“を観た方はどれくらいいますかとの問いに3割くらいの方が手を挙げられました。
この映画は突如東京湾にゴジラ(幼生形)が現れ、東京の工業地帯を破壊し、そして一旦は海に戻り、再度駿河湾沖に出現して首都東京を破壊しながら進むというストーリーで確か良かったと思いますが、政府の対応などがリアルに描かれています。特に時のトップである首相がゴジラの攻撃で亡くなってしまうという確かに危機管理とすればゴジラの出現は別にしてゴジラを地震などの災害と置き換えればあり得ることです。
ゴジラは希少動物であり、捕獲して対応するのか、或いは敵とみなして自衛隊法やどの法を使って対応するのかなど考えられる適用法を検討する各省庁の官僚の動きが映画観ていると、迫真の演技だけに失礼ですがちょっとコミカルな感じも受けます。
さて、こうした緊急事態に直面した時に人はいくつかのパターンに分けられると講師が話されました。パニックになりとにかく対策室で喋りまくる人や逃げて行く人等で実際に東北地震の際にも経験されたそうです。
また首相官邸の中の地下に危機管理対策室があるとの事ですが、もし地震やテロなど突発的な事が起こった場合には20分以内に省庁の担当者が駆けつけて対策会議を開く体制が出来ているとの講師から話がありました。その為、担当者の居場所は常に報告する事が義務付けられ、例え家に帰るにしても現職中は数回でほとんど戻れなかったとの事でした。
私はゴジラが現れるとは、現実的は思いませんが、ゴジラを地球温暖化で海水温で温められた台風や地震と捉えれば本当の危機を感じるこの頃の気象です。

追伸
その日にたまたま松本の自衛官の方が訪れ、今日聞きに行きますと話題を振りましたら、「今までのゴジラだったら直ぐに自衛隊やられたけど、今回のシンゴジラは自衛隊も頑張った」言われておりました。

△講演会の様子です。
シンゴジラ“が語る我が国の危機管理


シンゴジラ“が語る我が国の危機管理





  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 18:46│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。