2019年10月03日

木曽三川サミット

美濃加茂市で木曽三川サミット(木曽三川流域自治体連携会議)が29日開催され出席しました。このサミットは木曽郡各町村や名古屋市など木曽川、揖斐川、長良川のいわゆる“木曽三川”といわれる流域の28の自治体が「水でつながる命」というテーマで毎年開催されています。
このサミットにおいて岐阜森林文化アカデミーの 川尻先生が「清流の恵みを新たな世代につなげるために」という演題で基調講演されました。
その中で特に印象に残った言葉がありました。岐阜県加子母(裏木曽と呼ばれている地域)の木曽ヒノキが伐られずに大径木として残ったというくだりの中で、林業施策の“巣山”に触れ、「巣山は鷹の保護、育成をするため山を指定し、住民の立入を厳禁したという事で伝えられているが、実際は江戸幕府に良材がある事を隠すための手段であった。その為に住民をも近付けさせなかった。」との事でした。
当時の役人さんが本当の意味で、どの様に考えてこうした林業施策を取ったのかなど専門外の私が知る術はありませんが、結果として裏木曽地域に大径木の木曽ヒノキが残っている事を見ると、単に鷹を守る為というよりは説得力があるとお聞きしました。

△サミットの様子です。
木曽三川サミット


木曽三川サミット



△美濃加茂健康の森に会場移して自生するアベマキの木を使ったバターナイフづくりや希望者はアドベンチャー体験などをさせて頂きました。
木曽三川サミット


木曽三川サミット






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Posted by 大屋誠 at 10:47│Comments(0)
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