2020年05月30日

笑う

 最近、困っている方が多い。外出自粛で人とのコミュニケーションが少なくなり、狭い家で家族とばかり顔を突き合わせていれば当たり前といえば当たり前です。
 テレビなども過去の名作品と云われた放送の再放送が多くなって来ました。毎年恒例の某局の大河ドラマも撮影分のみの放送で、収録出来ない状況なので今後の放送をどうするか現在検討中との事です。
 そういえば多くの困っている方の中に“お笑い”の方がいます。最近はコロナ禍前に大いに受けていたものが放映され、画面では出演者が大笑いしていますが、私はあまり面白くないなとこの頃感じています。
 暗い世情だから明るいものをという企画かなとも思うのですが、何か逆に笑い顔や声が痛々しく感じる気がします。
 『笑う門には福来たる』と言いますが、笑う事は健康面で医学の精神医療領域で既に実証されています。

△医院に本がありました。
笑う


 泣く事と、笑う事は面白い関係で、悲しい事、例えばお葬式の通夜で故人の思い出話しをして泣いていたと思ったら、ふとした昔のことが話題になり、何処かのスイッチに触れて大笑いする人がよく目にします。
 突然ですが、私の好きだった新喜劇に藤山寛美さんがいました。親子の情愛などの人情噺を取り上げたもので、観客を泣かせて、泣かせて、そして最後の見せ場で大笑いをとって大団円で終わるというお決まりのパターンでしたが、テレビを通じても腹を抱えて笑った思い出があります。稀代の名優さんであったと思います。

 人は冷静に考える事によって動く(行動する)だけでなく、泣いたり、笑ったりする感情の方が行動原理に大きな影響があるのではないかと最近の出来事見てて思います。
 先々月、ドリフで一世を風靡した志村けんさんがコロナで亡くなりました。お笑い界を牽引した一人である事は間違いありません。ネットでは国民栄誉賞をというような事も載っていましたが、確かドリフの番組はPTAの皆さんが子どもに見せてはならない番組No.1というレッテルが貼られてたな〜と変な事を思い出しました。
 きっと、子どもたちの純粋な心に届くものがあったのではと思います。

△可愛い笑顔(私の孫ではありません。フリー素材です。)
笑う




 早く、お笑い芸人の皆さんのネタや喜劇が日常生活に戻ってくることが、コロナ克服の一つのバロメーターになるのかもしれません。

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Posted by 大屋誠 at 08:51│Comments(0)
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