2024年05月20日

1日でご利益(1社と5社の祭り)

 18日の土曜日、町内の二つの例祭にお招きをいただき参列させて頂きました。
 昼過ぎから“大山祇神社”の例祭がありました。上松駅の西側に鎮座する小さな祠に祀られています。私の小さな頃からは『山の神』と通称で呼んでいました。
 大山祇神社の本社は遠い四国の愛媛県の大三島にありますが、昭和9年皇太子殿下(現上皇后陛下)ご誕生をお祝いするとともに、山仕事や山の安全を祈願してご神札を当時の営林署の職員が奉迎したのが起源だそうです。
△お供物が供えられた祠
1日でご利益(1社と5社の祭り)


 昔は山仕事に携わる人が車座になって酒を酌み交わし、踊る様子は娯楽の少なかった時代に大変な仕事、そして危険を伴う仕事をする人たちにとって楽しみにしていたお祭りだった思います。
 一つのお祭りの余韻が残る中、夕方、二つ目のお祭りである「五社神社」の例祭に諏訪神社境内に参列しました。
 五社は『皇大神宮』、『熱田神宮』、『御嶽神社』、『三嶋大社』『水天宮』の五つの祭神を祭ることから云われています。
 水を司る「水天宮」が入っているので、いつもなら入梅時期にも近く雨の日が多いのですが、この日は終日五月晴れに恵まれました。
 また、伊勢神宮に祀られている皇大神宮も五社に入っていますので挨拶の中に触れさせていただき、来年に迫った式年遷宮に係る御神木祭に氏子の皆さんに候補木が決まったという事をお知らせしました。
 神事の後、例年のとおり上若連による獅子神楽の奉納がありました。
△神事
1日でご利益(1社と5社の祭り)


△獅子神楽『拾弐当(じゅうにとう)様子です。
1日でご利益(1社と5社の祭り)


△獅子狂言『八百屋お七』
1日でご利益(1社と5社の祭り)


1日でご利益(1社と5社の祭り)


 ここの神社の直会の御神酒は全て白酒が特徴ですが、ちょっと頂きすぎるとお腹の中で発酵しますので、心して飲む必要があります。
 神楽が境内から出て“お練り”をして地区のメイン会場となっている広場で獅子舞や歌舞伎の五人男を披露して盛り上がり上がっていました。
 少しずつですが四年前に戻りつつある事を感じた二つのお祭りを楽しんだ一日でした。

 

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Posted by 大屋誠 at 08:29│Comments(0)
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