2020年01月21日

村上保護司叙勲受賞のお祝い

 19日、保護司の永年の御功績に対して昨年秋の叙勲の栄に浴した村上正雄さんの叙勲受賞祝賀会に出席しました。
 村上さんは保護司となられてから今年でちょうど30年になられるということで、その間、犯罪を犯してしまった若者の更生に尽力されて来ました。
 「保護司」という名称は聞いた事がある方もあるかもしれませんが、その仕事はあまり知られていないと思います。犯罪を起こした方が社会復帰をするためには就職や生活、相談など生活全般に亘って支援してくれる方が身近に必要となります。その仕事をボランティアで引き受けてくれています。
 話は変わりますが、先日、姉妹都市の豊明市の月岡前議長さんと懇談する中で、子どもたちや若者の話になり、その中で月岡さんが保護司をやられている事を知りました。月岡さんは「保護司の仕事は目だ立たない。罪を犯した若者の中には自暴自棄になっており、良いことばかり言っていても通じない。時には口論もすることもあったが、心と心のぶつかり合いの中で心を通じ会える事ができた。その経験を通じて保護司という事でなく自分自身も人間として成長出来た。」と仰っていました。
 村上さんもそんな思いで30年の永きにわたり保護司の務めを果たされて来たのではこの受賞を祝う会で思いました。
 また、職務を遂行するに当たっては奥様始め、ご家族の支えがあってこそであると思いました。式の進行の中で、村上さんが言葉に詰まる中で、一緒に原稿を見て二人で困った顔をしている様子を見て、一気に温かな雰囲気が会場を包まれました。
 村上さんがこの受賞を機に更にお元気で活動に努められる事と、地域の保護司の模範となるようお願いしました。

△野尻会長さんから花束贈呈です。



△緊張した中でのお礼に言葉です。朴訥とした喋りが人柄を表しています。心配そうな奥様の表情が良いですね。




   
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Posted by 大屋誠 at 13:30Comments(1)上松町