2018年09月25日

県児童生徒木工工作コンクール審査

夏休みに児童が作った木工作品のコンクール審査が行われました。今年は39作品が出品され、その中から5つの作品を選び出して県知事賞などの出展候補を決めて行きます。
11月2日に県審査が行われますが、そこに出展する為に学年毎に並べられた中から選びます。どれも皆さん一生懸命に作ったもので、選ぶ方も大変です。
町の木青連の池田会長さん始め3人の方と協議しながら進めましたが、見た目では分からない工夫がされているものもあり、「そうなんだ〜」と感心しながら決めて行きました。
上松は木の町として栄えて来ましたが、子供たちには、木の温もりや息づかいが感じられるように健やかに育って欲しいと願って審査しました。

△学年別に並べられた作品





△審査員も慎重に選びます。



△コンクールのポスターが掲示されていました。受賞作品は県庁や合同庁舎で紹介されます。


  
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Posted by 大屋誠 at 18:03Comments(0)上松町

2018年09月25日

第8回"木曽三川流域自治体サミット"イン海津

3連休最後の24日、木曽三川の流域市町村で構成されるサミットが岐阜県海津市で開催され出席しました。
木曽三川とは、木曽川、長良川、揖斐川の三つの河川で伊勢湾に注いでいます。サミットは、その流域の4県下、46自治体で構成しています。本年度の開催地である海津市松永清彦市長の挨拶に続き、呼びかけ人である河村たかし名古屋市長から河川の有する機能や生態系保全などの挨拶があり開幕しました。
松永市長から淡水魚の"ハリヨ"の保護と水辺環境の保全の取り組みについての紹介がありました。
その後、岐阜経済大学の森誠一教授から「木曽川水系;郷土財としての地域環境」としての基調講演が有りました。木曽三川は5県にまたがりその流域面積は約91,000キロ平方メートルで全国的に見て、5番目の流域面積を誇るほどだそうです。延長では木曽川が約229キロと一番長く、長良川約166キロ、揖斐川が121キロとのことなど基本的な事項の紹介がありました。
その中で、森教授からゼミの話があり近頃の若い学生のエピソードをお聞きしました。学生は「教授は川、川と言うが何故そんなに大事なのか?水は蛇口をひねれば出るのに」と言われたそうです。その学生は水道の水がどうして出るのか、美味しい水が飲めるのかなどを知らないことから起きた疑問だと思い、始めは笑い話でこのエピソードを使っていたとの事ですが、最近は怖くなって来たとの事でした。余りにも同じ様な意見が多いそうです。
森先生は、海津市の湧水に棲む"ハリヨ"の保護活動にも関わっておられ、後ほど写真で紹介します。
講演の中で、日本という"クニ"は洪水を治めつつ、その豊かな水資源と多様な水環境を機能的に活用することによって「川国」を形成してきたのである。川は人の生活を支え、歴史・文化を培う風土の重要な構成要素として存在して来た。その意味において、この国の人々は「川のクニ」をつくる「川の民」ともいえよう。と言っておられました。
私は小さな頃から夏休みはもちろん普段の時も休みがあれば川に行って遊んだ記憶が今でも懐かしく思い出されます。また、川で魚を捕ることなどを通じて命の大切さ、この草は食べれるなど多くの事を学びました。
今、子供たちが網や釣り竿を持って出かけて行く姿があまり見かけなくなりました。私たち大人は子供たちに「故郷を愛し、誇りを持って」と云いますが、川や水辺環境などの保全活動を通じて今一度その言葉を考えても良いのではかと思います。

△松永市長、河村市長の挨拶



△森教授の講演





△ハリヨ池を視察(ハリヨは寒冷地帯に棲む淡水魚で一定温度の湧水帯で巣穴で暮らしています。)



△ハリヨを皆んなで見ています。5センチ位の魚です。皆さん見えますか?





△ハリヨ池のすぐ近くを流れる津屋川の曼珠沙華、10万本くらいが自生しているとの事でちょうど満開で見事でした。








  
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Posted by 大屋誠 at 07:32Comments(0)上松町