2021年05月24日

久し振りの長野

 今日は久し振りに長野市に出張となりました。用務は長野県林業公社の年一回の監事による監査です。
△監査の様子、中央が市村副理事長さん、背中が私です。


 理事会の冒頭の雑談に中で、やはり国内の木材不足問題が話題となりました。以前、庁舎建設の折にこのことをお伝えしました。
 コロナ禍の影響で外国産材が入ってこないため国産材の需要が伸びているとの木材関係者にとって一見嬉しいニュースとお伝えしましたが、このような事で国産材の価値が上がるということは長期的な視点に立って見るとあまり手放しで喜んでもいられません。
 もう一人の監事である勝野阿南町長さんから林業従事者の退職金が少ないなど待遇面でもっと考えていく必要があるとの意見がありました。
 私も全く同じ意見で林業が治山の役割を果たしている事、体力的にも大変で、危険な仕事という上に積み重ねて来た経験が大事である事などから考えると報酬が低いという森林組合の実情について政策的な点からも評価して国全体で見直すべき事だと思い意見を述べました。
 公社の監査では解決できる話ではありませんが、お互いに共通認識を持つ事では良い機会でした。
△公社が入っている林業センター玄関口に藤岡牧夫先生の絵本がありました。藤岡先生の絵は上松新庁舎の玄関に原画を掲示させていただいています。神奈川県では公民の教科書として利用されています。





  
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Posted by 大屋誠 at 13:10Comments(0)上松町