2024年09月16日

秋祭りの風景(諏訪神社例祭 1)

 6日午前8時から諏訪神社例祭の神還しの儀が行われ参列させて頂きました。
 拝殿には上若連の他、日頃から町の安全・安心を担って頂いている警察交番、交通安全協会、消防団の皆さんなど100名を超える皆さんが一同に会しての儀式です。
△咳払い一つもない祭事が始まります。


 神還しは諏訪神社の大神の使いとして各戸を回るお神楽、獅子を始め、笛、太鼓までお祓いをして分身的な役割を果たすために行われます。
△出番を待つ獅子、近くで見ると、いかつい獅子も可愛い?




△神事の舞として“浦安の舞”が奉納されます。


 神還しの後、神社神殿に向かって十二当が奉納されます。
△十二当


 この後、神社下にある徳原宮司さんの威徳をしのぶ顕彰碑でも同じ様に奉納され、場所を上町の玉林院のお寺さんを一番最初に各戸を回る悪魔祓い(あくまぱっらい)が始まります。
 一番最初にお寺さんというのは、戦国時代に木曽を治めていた木曽氏に由来するもので、お寺を開祖した玉林和尚、上松の地名である“上松蔵人(あげまつくらんど)など歴史から来ていると思います。
 上松という地名の場所があったから、上松蔵人と名乗ったのだと思いますが、もっと遡れば地名が付いた当時は松が多かったからなど諸説あるようです。
 お祭りはまさに歴史とともに地域に根付いていると感じます。
 各戸を回る悪魔祓いは次のブログで紹介します。前後しているかもしれませんが。
  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 08:22Comments(0)上松町

2024年09月16日

秋祭りの風景(諏訪神社例祭 2)

 神還しの後、氏子の各戸を回る十二当へと上若連(かみわかれん)の若い衆が向かいます。若い衆とは云っても、昔の若い衆を表すピンクのタスキを付けている人は数えるほどです。
 私は大老の赤いタスキで、初めて付けた時は『こんな歳じゃない』と多少抵抗があったものの今では板に付いてしまった感があります。
 昨年はお祭り直前に若連に新型コロナが出てしまったため、獅子が家の中に入って舞うことが出来ず、玄関口でのお祓いでしたが、今年は家の中で[
舞うのか、玄関口で舞うのか家主さんに確認して悪魔祓いをさせて頂きましたが。
 家の中で特にお祓うのは神棚、仏壇、床の間ですが、二階のある家では二段くらい昇ってお祓いをします。
△悪魔払い、十二当の様子
photo:4:center]
 お小休みの場所では十二当の他にも獅子狂言をします。昔は個人宅でのもてなしが殆どでしたが、今は地区でもてなしてくれる事も多くなってきました。
△獅子狂言の“八百屋お七”を披露



 私の部では介護老人ホームを回りましたが、入所されている方、職員さん全員で温かくお迎え頂きました。
△皆さんの前で


 中には同じ地区にいた顔なじみの方もおられました。昔を懐かしんだのか涙ぐむ人もおられましたがこういう時にお祭りって良いよねと思う瞬間ですね。
△このように笛、太鼓で回ります。


 宵祭の一日が終わりました。これから大神様を遷御する神楽先導お練りが始まります。
△今日の予定の全戸を巡った確認して、最後に切りの獅子を舞います。


 神楽先導お練りは次のブログで紹介します。  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 07:48Comments(0)上松町

2024年09月16日

道路等公共施設の県要望活動

 5日、県への要望活動を県庁を訪問し行いました。毎年予算策定が始まる前のこの時期に行っています。
△新田建設部長さんに要望書を提出。代表して向井南木曽町長から手交しました。


 各町村長からそれぞれの要望を伝えましたが、当町からは県道上松御岳線改良の早期完成、国道19号木曽川右岸道路アクセス道路の整備について特に要望しました。
 この日は、隣接する中津川市も含めた南部の道路関係の県際道路整備の要望もあり、慌ただしい要望活動の一日でした。




  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 05:51Comments(0)上松町

2024年09月14日

日本遺産木曽路サミットin奈良井

 8月末の台風10号の接近以来、諸行事が見合わせる事態となり、すっかりブログアップをご無沙汰しました。久しぶりの投稿となりましたが、その間の出来事を少しずつ紹介して行きます。
 9月4日、日本遺産木曽路サミットin奈良井が塩尻市楢川奈良井宿で行われました。木曽路の日本遺産登録は木曽郡6町村に中津川市、塩尻市を加えた8町村の歴史的遺構や街並み、伝統工芸品、森林文化などにより構成されています。
 この日は、江戸時代には『奈良井千軒』と隆盛を極めた奈良井宿でのサミットとなりました。オープニングを告げる木曽踊りは木曽町の木曽踊り保存会の皆さんに市町村長も浴衣に着替えての木曽踊りを披露しました。
△こんな風景です。




△浴衣の着付けは保存会の皆さんが手伝ってくれました。


△正調木曽節を生歌で、三味線や太鼓も生での演奏


 この日は平日にも関わらず多くの観光客の方がおられました。最後は観光客の皆さんも入って楽しく踊りました。
△見よう見まねで参加。踊り自体は難しいものでないので初めて踊った方も途中からは徐々に慣れてきましたよ


 踊りが終わって会場を奈良井会館に移し信州大学新(しん)先生がコーディネーターを務めて頂き各町村の取組みなどを話し合いました。
 新先生は、奈良井宿をフィールドに調査研究をされているとのことで、奈良井宿に伝わる『鎮(しずめ)神社』のお祭りをテーマにしてアンケートをやったそうです。
 その時の話で興味深いものがありましたので紹介します。お祭りは以前は宿場内の各戸一軒、一軒を回って獅子舞を奉納していたのを大変だからという事で、それを止めて主なところだけにしたそうですが、氏子の皆さんから従来どおりに戻してやろうと言うことでわずか2年で戻したそうです。
 何か今は何処にでもあるようなお話ですが、やはり地元に伝えられた伝統文化を大事に思う気持ちが強いのかもしれません。
 木曽郡で唯一、消滅可能性自治体に指定されていない木祖村の奥原村長さんが「木祖村はお祭りがあるから消滅しない。小さい子どもの頃から笛を吹き、太鼓叩いているから」の言葉がしみました。
 木曽路にはこうしたお祭りが根付いている事が大事な事であり強みなのかもしれません。
  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 17:10Comments(0)上松町

2024年08月25日

若い力に期待(愛知学院大学合同ゼミ)

 20日はインターンシップの他に愛知学院大学の学生さんが当町をフィールドとして地域の観光面、地域づくりに提言する合同ゼミの発表が行われました。
△発表する皆さんです。


 この合同ゼミは町政施行100年の年に愛知学院大学さんと連携協定を締結したことを機に始まりました。
 このゼミは当町の隣の大桑村出身の森下英治副学長さんがおられ、その縁で連携協定を結びこの合同ゼミ開催に至っています。森下先生は総合政策学部で学生さんを教えておられ、何回も当町を訪れて頂いています。
△森下先生


 この日は3、4年生の計11人から上松の将来について提言いただきました。短い時間でしたので充分に伝えられなかった部分もあったのかもしれませんが、発表の後参加した職員からも感想や現状についての説明もあり、それぞれにとって有意義な機会になったものと思います。
 総合政策学部は政策の提言、企画立案をする若きジェネラルクリエーターを養成する学部だそうですが、生きたフィールドとして当町を活用して頂くのは交流人口を増やす意味でも重要な取り組みと思います。
 来年も続く取組みと思いますのでこれを縁に若い人が上松に関心を持って頂ければ幸いです。
 翌日、赤沢自然休養林で新しい事業として進めている“テントサウナ”も体験したとの事で『気持ちが良かった〜』と感想を述べていました。
 4年生はもうすぐ卒業を控えていますので暑い名古屋の夏を乗り越え夢に向かって頑張って欲しいと思います。
△発表の一コマ




  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 11:47Comments(0)上松町

2024年08月20日

若い力に期待(大学生インターンシップ)

 今日から30日の11日間、愛知県の愛知東邦大学、日本福祉大学の学生6名が実際の働く場の研修を積むためにインターンシップに上松に来て頂きました。
 皆さんは町の地域おこし協力隊、観光協会、介護保険デーサーサービス事業所あい愛、ねざめホテルなど、希望する場所で研修します。
△オリエンテーション


 この企画は木曽広域連合と県名古屋事務所、木曽郡町村が連携して進める事業で一人でも多く、木曽地域及びそこにある事業所の働く体験を通じて魅力を感じていただき移住・定住に繋げようとする試みです。
 縁あって上松に来られた皆さんですが、魅力を感じて働く場所の選択肢の一つとして選んでいただければ本当に有難いことです。
 就労体験の他に今週はテントサウナイベントへの参加も予定されていますので、是非とも感想をお聞きして今後の事業展開に活かせればと思います。
△木曽広域連合職員の説明を受ける大学生の皆さんです。



  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 13:30Comments(0)上松町

2024年08月10日

町村会政務調査会in飯島町

 6〜7日、上伊那郡飯島町において県町村会政務調査会産業経済部会が行われ出席しました。
 この部会は秋からの県・国に対しての要望事項を町村会としてまとめる会議で毎年この頃に行われ、所属する町村長の町村が輪番で開催されています。
△飯島町役場で行われた会議の様子。歓迎の言葉を唐澤飯島町長さんが述べています。




 経済産業部会では「地域経済の活性化対策の推進」、“農業・農村対策」など6項目について協議されました。協議された内容については今後事務局で調整してまとめたものを10月の全体会議で決定します。
 現地政務調査会のもう一つの目的は、町づくり、村づくりのそれぞれの取り組みの現場の視察で、今回は飯島町内の“株式会社わらむ”さんと“内堀醸造アルプス工場”さんを視察させて頂きました。
 株式会社わらむさんは、稲藁を使ったしめ縄や正月用の飾り、ネコつぐらなどを作っています。また、大相撲協会から土俵の俵づくりも手がけているとの事でした。
 飯島町は昔から米づくりで知られており、そこから生まれて来る稲わらに着目して起業したそうです。工場に入った瞬間に稲わら特有の気持ち良い匂いに包まれました。
 工場内では神社に揚げる大しめ縄もありましたが、手作りで正月用の飾り物を作成していました。
△工場内の様子


△ネコつぐらは持ってみると稲わらで作ったにも関わらず実際凄い重量感がありました。


 相撲協会から依頼される土俵俵は「土が付かない」というゲンを担いで『立ちわら』という若いわらが使われるとの事でした。
 工場内には御嶽海関の写真が神棚の横に飾られていました。
△御嶽海関


 来年は当町において御神木祭が行われるよう準備が進んでいますが、御神木を巻いて化粧する縄やコモが県内で作られれば良いですねと酒井社長さんに話をすると「喜んで作ります」と即答して頂きました。
 地元の昔から伝えられて来たものを大事にしている“わらむ”さんの姿が印象に残りました。
 二つ目の視察は飯島町内で『酢』を作っている内堀醸造(株)アルプス工場さんを訪問しました。内堀醸造さんの本社は、木曽川の下流に位置する岐阜県八百津町で、先代の社長さんが新工場の適地を探していたところ、現在の場所が大変気に入り工場が建設されたと、他町村からみれば何とも羨ましい限りの話です。
 また、若い人を積極的に採用しているとの事で、工場内で挨拶をしてくれた皆さん笑顔が素敵な方でした。温かい職場風土が感じられる視察はあっという間でした。
△内堀醸造さんの製品です。


 この日の現地調査を企画してくれた飯島町さん、県町村会事務局職員、わらむの酒井さん、笑顔が素敵だった内堀醸造の皆さんに感謝でした。
 最後に、役場に貼られていたポスターを紹介します。私たちを始めに迎えてくれた畳一畳くらいある大きなネコの写真にも感謝です。
△これです。遊び心のある役場でした。




  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 08:31Comments(0)上松町

2024年07月12日

木曽南部の道、砂防の願い

 8日、ひのきの里総合文化センターで『木曽南部木曽川右岸道路整備推進期成同盟会』並びに『木曽南部直轄砂防推進協議会』の総会が行われました。
 昨年までは別々の日に行われましたが、両会の構成団体が大桑村、南木曽町、そして上松町の3町村と同じで日程的に別々に出来なかったことから今年は同日の午後に連続して行うことになりました。
△会議の様子


  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 15:07Comments(0)上松町

2024年07月07日

防災を学ぶ

 今日は七夕です。公民館研究集会が公民館で開催された約40人の人に集まっていただき講座が行われました。
△開会の挨拶をする森山館長


 今日の講座は『災害に備える公民館活動』と題して県生涯学習推進センターの公民館支援専門員の中田安子さんの講義に続き、同センターの主任指導主事中島章さんがワークショップ手法により『公民館として取り組んだ方が良いこと』についてグループワークを行いました。
 中田さんの話の中で、今までの災害を通じてトイレの問題が高齢者や障がい者にとって大きな支障を生じるという経験に基づいた話は参考になりました。
 グループワークは限られた時間でしたが、多くの意見が出て違う視点からの意見もあり、今後の訓練などの参考になりました。
△グループワークの様子






 皆さん初めて会う方がほとんどと思いましたが、和やかな雰囲気で真剣に話し合いが出来ました。感謝申し上げます。
△結果を発表する皆さん


 この結果をしっかりと今後、地域づくり、災害対策に生かして参りたいと思います。
  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 11:46Comments(0)上松町

2024年06月17日

磨いた技術(木曽郡消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会)

 16日日曜日、昨日に続き暑い、暑い陽が降り注ぐ中、木曽郡消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が大桑村で開催されました。
 上松町では小型ポンプの部、ラッパ吹奏の部で参加しました。木曽郡6町村のうち木祖村は消防団の分団編成を行ったばかりということで参加は見合わせましたので、その他の5町村による大会となりました。
 ラッパ吹奏は今年、王滝村との合同チームを初めて編成しての参加となりました。これから団員数が少なくなる中でこうした編成も知恵を絞って協力する時代に入ってきたと思います。練習も全員揃ってのものは出来なかったとの事でしたが、本番は立派な演奏が出来て皆さん満足出来たのではないでしょうか。
 ポンプ車の部では大桑村、小型ポンプの部では王滝村がそれぞれ優勝して県大会へ出場する事が決まりました。
 王滝村は昨年に続いて2年連続の優勝です。団員数も郡内で一番少ない消防団ですが、訓練の成果をいかんなく発揮されました。越原村長にお聞きすると30回以上繰り返し訓練したそうです。
 暑い陽の下、熱い闘いを見させてくれた選手諸君と応援をしてくれた団の皆さん、そして会場の設営、運営に携わってくれた大桑村の皆さん本当にお疲れ様でした。
△開会式前の整列


△優勝旗返還


△自動車ポンプの部に出場の大桑村、南木曽町の消防車もスタンバイ


 この日は木曽川べりの風が吹いて火点の標的に当てるのに苦労していた出場チームもありました。
△小型ポンプ


△上松町代表2分団の競技が終わり、指揮者が報告をします。


△競技後、閉会式を前に分列行進をしました。


△表彰式、表彰受けているのは王滝村消防団


 王滝村の小型ポンプは速い、上手い、正確なものでした。聞くと昨年の優勝メンバーが残っているとの事で、県大会でも上位を狙えると思いました。ご健闘を祈ります。


  
  • LINEで送る


Posted by 大屋誠 at 08:06Comments(0)上松町