2022年03月23日

地域おこし協力隊活動報告

 23日、3年目を迎える地域おこし協力隊員の2人から振り返っての活動報告会が行われました。
△小島博樹隊員と能城碧隊員です。




 お二人は本来ならば3年間の協力隊活動を今月終えて卒隊する予定でしたが、新型コロナの影響で期間を延長する措置がとられたため、小島さんは12月まで延長し起業の準備をする予定です。また、能城さんは夢であった“江戸指物”の伝統を継ぎたいとのことで上松の思い出を胸にふるさとの東京に戻ります。
 木工部の2年までは、古い製材所を一から作り直して、木工の機械に入れ替えて拠点づくりに励んだことや公民館活動として成人式の記念品の時計を作って喜ばれたことなどの報告がありました。
 また、木工だけでなく『森の寺子屋』でこんにゃくづくりなどをしたこと、地域のお祭りに参加して伝統的な獅子舞を披露した事など地域の人と密着した活動をした事も報告されました。
 小島さんが作ったふるさと納税の品は令和元年のスタートは遅かったものの、2年は13件35万5千円、3年度は88件284万と驚異的な伸びを見せ、本人も自信に繋がったそうです。
 能城さんもふるさと納税のお礼の希望No.1のティッシュボックスを売出しました。本人に聞くと交換するため開けやすい工夫を隊員同士で話し合って作ったとの事でした。
 また、庁舎内、町内の至るところにある彼らの作品が紹介されました。正直言って「あ〜あれもそうか〜」と感心しました。
 移転改築された児童養護施設ねざめ学園にも大型テーブルを作成して贈られました。多くの子どもたちに喜ばれて使われています。
 地域おこし協力隊は上松に根付いていただくのが一番ですが、都会育ちの若者にふるさとを創ってやるのも大きな役割だと思います。今回、能城さんは一旦は離れますがいつかきっと戻ってくれれば嬉しい限りです。
 生み出した作品の数々は紹介する納税紹介サイト「さとふる」にもアップされていますので、是非ご利用ください。入学の祝いの世界に一つの木製ペンなども贈り物に良いです。
 木工の世界を新しい感性で切り拓く彼らの活躍を期待します。
△紹介した作品


 一番左にある二つの作品はシンプルですが、パソコンを置いて使います。角度があって長時間でも疲れないということで作ったそうですが、ありそうでなかったもので、インテリアとしても良いですね。


   
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Posted by 大屋誠 at 17:04Comments(0)上松町