2022年04月26日

安全なインフラ整備に向けて

 25日、国土交通省中部整備局堀田(ほりた)治局長さんが上松町役場を来訪され、木曽南部直轄砂防推進協議会、ネットワーク議員連盟から要望書を提出し意見交換を行いました。
△貴舟会長(大桑村長)の挨拶


△堀田局長さんの挨拶、今日は長野県庁から王滝村の御嶽山噴火慰霊碑を回っての強行軍との事でした。隣は加藤多治見砂防国道事務所長さんです。


 堀田中部整備局長さんに要望書を貴舟会長から提出しました。当町関係では滑川遊砂工、大沢第一砂防堰堤、板橋沢第一砂防堰堤、滑川下流床固工群の事業推進を要望しました。
 木曽駒ヶ岳の山体や山麓の地盤が脆くなっていることから、早急の対応が必要となっています。滑川第一砂防堰堤は昭和55年に着手し、足掛け九年の平成元年に完成しました。
 当時、東洋一の砂防ダムと云われた規模で、木曽駒ヶ岳に崩落が仮にあっても、埋まるまでは50年は大丈夫と云われたダムはその完成後数ヶ月後に埋まってしまうという大崩落を起こしました。
 今考えてみれば砂防ダムが無かったら下流の東里や吉野地区、更には交差するJR、国道19号などどんな被害が出ていたか想像に難くありません。
 ダムはその後も下流域の安全•安心を33年支えてくれており、最近言われている『事前防災』のモデルとしても紹介されています。ここ数年はダムに溜まった土砂を毎年5〜6万m3ほど排除して出来る限りダムで止める対策を講じています。
△要望書を提出する貴舟会長さんとネット議連の皆さんです。




 国土交通省の皆さんも新型コロナの影響で現地視察や意見交換が大きく制限されていましたが、少しずつ緩和されて来たようです。


 

   
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Posted by 大屋誠 at 09:38Comments(0)上松町