2018年11月04日
砂防への地域の願い
2日、向井南木曽町長さん、貴舟大桑村長さん、そして3町村議会議長さんと共に国直轄砂防事業の推進について国土交通省の多治見砂防国道事務所、中部地方整備局を訪問し、要望活動を実施いたしました。
木曽南部直轄事業は以前にもこのブログでお伝えしましたが、昭和53年に事業着手以来、今年で40年を迎えました。
当町関係では事業決定後直ぐに着手した滑川において第1砂防堰堤が10年の歳月を経て平成元年3月に完成しました。当時、東洋一の砂防ダムと謳われていましたが、完成直後に発生した7月豪雨により発生した土石流により瞬く間に埋まってしまいました。
もしもの事は分かりませんが、完成していなければ下流域にどの様な被害が出たかは容易に想像できます。今年の広島を中心とした西日本豪雨をみても土砂防災事業の重要性が改めて認識されました。
今年の豪雨や台風では、十王沢上流部のダム堰堤がしっかりと流木を捕捉、滑川においては北股沢の山腹で一部で土砂崩れが発生し、土砂が堆積することが起こりましたが、大きな災害とはなりませんでした。
当町の事業として現在、滑川の他に東奥地籍に流れる板橋沢における整備、地元からも強い要望がある倉本地籍の大沢が地権者の同意を得るべく事業が進もうとしております。
また、滑川についても遊砂工や堆積した土砂の監視、引き続いた土砂の排土などの課題があります。その課題への更なる推進とともに、当町には維持出張管理事務所がありますが、南木曽から上松までの広いエリアを一人の所長さんで所管しておりますので、その機能の充実をお願いしました。
全国で土砂災害が頻発する中で、予算の確保が厳しい状況が予想されます。地域の防災・減災対策をしっかりしていくためには住民の皆さんのご理解とご協力が必要です。今まで以上に国や県へ地域の願いを伝えていかなければならないと要望活動を通じて改めて思いました。
△植野多治見所長さんへ要望書“地域の願い”を貴舟木曽南部直轄砂防推進協議会長からお渡します。

△勢田中部整備局長へ同じ要望書をお渡しします。

木曽南部直轄事業は以前にもこのブログでお伝えしましたが、昭和53年に事業着手以来、今年で40年を迎えました。
当町関係では事業決定後直ぐに着手した滑川において第1砂防堰堤が10年の歳月を経て平成元年3月に完成しました。当時、東洋一の砂防ダムと謳われていましたが、完成直後に発生した7月豪雨により発生した土石流により瞬く間に埋まってしまいました。
もしもの事は分かりませんが、完成していなければ下流域にどの様な被害が出たかは容易に想像できます。今年の広島を中心とした西日本豪雨をみても土砂防災事業の重要性が改めて認識されました。
今年の豪雨や台風では、十王沢上流部のダム堰堤がしっかりと流木を捕捉、滑川においては北股沢の山腹で一部で土砂崩れが発生し、土砂が堆積することが起こりましたが、大きな災害とはなりませんでした。
当町の事業として現在、滑川の他に東奥地籍に流れる板橋沢における整備、地元からも強い要望がある倉本地籍の大沢が地権者の同意を得るべく事業が進もうとしております。
また、滑川についても遊砂工や堆積した土砂の監視、引き続いた土砂の排土などの課題があります。その課題への更なる推進とともに、当町には維持出張管理事務所がありますが、南木曽から上松までの広いエリアを一人の所長さんで所管しておりますので、その機能の充実をお願いしました。
全国で土砂災害が頻発する中で、予算の確保が厳しい状況が予想されます。地域の防災・減災対策をしっかりしていくためには住民の皆さんのご理解とご協力が必要です。今まで以上に国や県へ地域の願いを伝えていかなければならないと要望活動を通じて改めて思いました。
△植野多治見所長さんへ要望書“地域の願い”を貴舟木曽南部直轄砂防推進協議会長からお渡します。

△勢田中部整備局長へ同じ要望書をお渡しします。

Posted by 大屋誠 at 10:45│Comments(0)
│上松町