2019年07月07日
世界一明るい視覚障害者から伝えたいこと
6日午後、第35回上松町公民館研究集会が開催され、「世界一明るい視覚障害者」と自称する成沢俊輔さんの講演を聴く機会がありました。
実は成沢さんの講演は昨年予定していましたが、台風接近の為中止となり今年改めてお越し頂きました。
△久保寺館長開会のことば

成沢さんは先天性の難病により20代前半で視力を失ってしまいました。大学は7年間在籍し、現在は経営コンサルティング会社を経営しており、自らの体験や得た情報を元に全国各地から講演依頼が殺到しているとの事で私自身講演を大変楽しみにしていました。
彼は「私は早口で喋るので承知して欲しい」という断りを入れながら、その後、1時間半、マシンガントークの様に話しますが、しっかりとした口調で熱く語る姿に参加者は引き込まれました。当たり前ですが、彼はノー原稿です。
△成沢俊輔さんの講演風景

講演の内容を詳らかにお伝え出来ないのが本当に残念ですが、私の心に残った言葉を少しお伝えすると、「アフリカで年輩の方が亡くなると、図書館が一つ無くなったと云います。その方が持っていた知識や経験に尊敬の念を込めているからです。」という話、そして「多様性を大事にしているユニークな学校としてアメリカでキャンパスを持たずオンラインの講義のみで行なっているミネルバ大学という学校があり、現在ではハーバード大学よりも入学するのが難しく、学習方法も学生自身が世界の各地を回って学ぶスタイルである」という紹介に続き、日本の海士町の高校生を外に募集する中から地域づくりに繋げ、「ないものはない」というキャッチコピーで頑張っている事例の紹介もありました。
また、東京の麹町中学校の取組み"宿題なし、担任なし、運動会のリレーなし“の取組み、日本で1400人在籍する一番大きい幼稚園かきのみ保育園で起きている事など教育の世界で起きている事を紹介されました。
また、少年刑務所から出所してきた青年の受入れなど実体験に基づいた話もありました。
成沢さんは「私は講演は嫌い」「今日は皆さんに夢を与えに来たのではない、皆さんの見識を変えに来た」という成沢節ともいうべきものがあり、最後に「私は『大丈夫』と云える人を増やしたい」というメッセージ、「“うつ“や”引きこもり“などで自殺する人を救いたい」という熱い語りで締めくくりました。
今の世界が何かというと国家間でも個人レベルでも、様々な面で自分の主張する物や事に固執する傾向がどんどん強くなっている気がします。そんな中で成沢さんの言葉が心に響いた講演でした。
△講演後の言葉を交わし、握手する会では参加者の皆さんの多くが列をなして並んでいました。

実は成沢さんの講演は昨年予定していましたが、台風接近の為中止となり今年改めてお越し頂きました。
△久保寺館長開会のことば

成沢さんは先天性の難病により20代前半で視力を失ってしまいました。大学は7年間在籍し、現在は経営コンサルティング会社を経営しており、自らの体験や得た情報を元に全国各地から講演依頼が殺到しているとの事で私自身講演を大変楽しみにしていました。
彼は「私は早口で喋るので承知して欲しい」という断りを入れながら、その後、1時間半、マシンガントークの様に話しますが、しっかりとした口調で熱く語る姿に参加者は引き込まれました。当たり前ですが、彼はノー原稿です。
△成沢俊輔さんの講演風景

講演の内容を詳らかにお伝え出来ないのが本当に残念ですが、私の心に残った言葉を少しお伝えすると、「アフリカで年輩の方が亡くなると、図書館が一つ無くなったと云います。その方が持っていた知識や経験に尊敬の念を込めているからです。」という話、そして「多様性を大事にしているユニークな学校としてアメリカでキャンパスを持たずオンラインの講義のみで行なっているミネルバ大学という学校があり、現在ではハーバード大学よりも入学するのが難しく、学習方法も学生自身が世界の各地を回って学ぶスタイルである」という紹介に続き、日本の海士町の高校生を外に募集する中から地域づくりに繋げ、「ないものはない」というキャッチコピーで頑張っている事例の紹介もありました。
また、東京の麹町中学校の取組み"宿題なし、担任なし、運動会のリレーなし“の取組み、日本で1400人在籍する一番大きい幼稚園かきのみ保育園で起きている事など教育の世界で起きている事を紹介されました。
また、少年刑務所から出所してきた青年の受入れなど実体験に基づいた話もありました。
成沢さんは「私は講演は嫌い」「今日は皆さんに夢を与えに来たのではない、皆さんの見識を変えに来た」という成沢節ともいうべきものがあり、最後に「私は『大丈夫』と云える人を増やしたい」というメッセージ、「“うつ“や”引きこもり“などで自殺する人を救いたい」という熱い語りで締めくくりました。
今の世界が何かというと国家間でも個人レベルでも、様々な面で自分の主張する物や事に固執する傾向がどんどん強くなっている気がします。そんな中で成沢さんの言葉が心に響いた講演でした。
△講演後の言葉を交わし、握手する会では参加者の皆さんの多くが列をなして並んでいました。

Posted by 大屋誠 at 09:32│Comments(0)
│上松町