2019年08月07日
夏の自転車町長室(その2 天文台編)
天文台に着き事務所を訪ねました。普段は大学研究者かその卵たちの聖域ともいうべきところですが、小林所長さん以下青木さん、征矢野さん、高橋さん皆さん親切に素人の私に熱心に宇宙の事、研究していることなど教えてくれました。
東京大学天文台と通称読んでいますが、正式には東京大学大学院理学系研究科附属木曽観測所といいます。
ここの活動としては、天文観測・研究施設としての活動、天文教育施設としての活動、地域連携及び社会還元の活動の3つを行なっているとのことでした。
現地スタッフが7人おり、東京都の三鷹市に4人という事でしたが、長く研究に携わってきたベテラン職員が定年を迎える事から技術の伝承が必要とのことをお聞きしました。
先端技術を結集している宇宙観測において技術の伝承という事を聞くと何か不思議な感じですが、人間が築いて来たものの素晴らしさやA iやICTの進展が話題となる中で、人の無限の可能性を感じる事が出来る話でした。
私のつまらない質問にも真摯に応えてくれて有難うございました。
つまらない質問1
先日、100m近い小惑星が地球に近づいて来たというニュースを聞きましたが、地球にどんな影響があるのですか?
回答)
小惑星が衝突した影響については天文学ではなく、海洋学などの分野になるので、影響は分からない。流れ星は、宇宙のチリみたいな物で大きさは1ミリ程度のものが地球の大気圏に衝突してできる。
なお、この観測所ではTomoーeーGozenが観測をこの春に観測開始してから既に2019FAという直径8mくらいの小惑星を発見した。
年間に1つくらい発見出来れば良い方で有るが、この分で行けば10くらい期待出来るのでは。
との回答でした。
つまらない質問その2
新生爆発などを観測する事で何が分かるんでしょうか?
回答)
新生爆発でカリウムなどの重元素が測定でき、宇宙での生物の起源を解明することに繋がっていく、これらの元素は人間の体内にも有る。
とのこと、まだまだつまらない質問をしてしまい時間を費やさせてしまいました。
観測はほとんどが自動的にしているそうで、そのデータは全世界に瞬時に伝えられているとの事でした。
現在は、105cmシュミット型望遠鏡を利用し、今まで観測が難しかった小惑星などをこの観測所でキャノンのスタッフと開発したTomoーeーGozen(トモエゴゼン)を使って観測出来るようになったと説明してしてくれました。
こうした観測機器は国際的に製造した地域 にゆかりの有る ものでネーミングするそうですが、巴午前に因んだものは親しみがわきますよね。
△研修に訪れた高校生などが寝泊まりする部屋

△何の変哲も無い機械のようですが、青木さんによればこれが大事という空の温度を図る測定装置などが付いてます。雲がある場合は温度は高く、青空の所は温度が低いそうです。

△シュミット型望遠鏡、45年間使われている現役です。世界でも3機しか稼働していないそうです。

105cmのレンズを特別に見させて頂きました。レンズは定期的に職員がメンテナンスするそうです。

△以前、和久井映見が主演のNHKドラマやっていたのも紹介されていました。また、開所から今までの観測機器が並び歴史を学ぶコーナーがありました。


△TomoーeーGozenの模型と触れ合い、皆さんで記念写真、レントゲン撮る時のようにお腹を少し膨らませての記念写真となりました。


くよくよ悩んだりすることあればここを訪れば、「小さいこと、小さいこと」と思わさせてくれます。
東京大学天文台と通称読んでいますが、正式には東京大学大学院理学系研究科附属木曽観測所といいます。
ここの活動としては、天文観測・研究施設としての活動、天文教育施設としての活動、地域連携及び社会還元の活動の3つを行なっているとのことでした。
現地スタッフが7人おり、東京都の三鷹市に4人という事でしたが、長く研究に携わってきたベテラン職員が定年を迎える事から技術の伝承が必要とのことをお聞きしました。
先端技術を結集している宇宙観測において技術の伝承という事を聞くと何か不思議な感じですが、人間が築いて来たものの素晴らしさやA iやICTの進展が話題となる中で、人の無限の可能性を感じる事が出来る話でした。
私のつまらない質問にも真摯に応えてくれて有難うございました。
つまらない質問1
先日、100m近い小惑星が地球に近づいて来たというニュースを聞きましたが、地球にどんな影響があるのですか?
回答)
小惑星が衝突した影響については天文学ではなく、海洋学などの分野になるので、影響は分からない。流れ星は、宇宙のチリみたいな物で大きさは1ミリ程度のものが地球の大気圏に衝突してできる。
なお、この観測所ではTomoーeーGozenが観測をこの春に観測開始してから既に2019FAという直径8mくらいの小惑星を発見した。
年間に1つくらい発見出来れば良い方で有るが、この分で行けば10くらい期待出来るのでは。
との回答でした。
つまらない質問その2
新生爆発などを観測する事で何が分かるんでしょうか?
回答)
新生爆発でカリウムなどの重元素が測定でき、宇宙での生物の起源を解明することに繋がっていく、これらの元素は人間の体内にも有る。
とのこと、まだまだつまらない質問をしてしまい時間を費やさせてしまいました。
観測はほとんどが自動的にしているそうで、そのデータは全世界に瞬時に伝えられているとの事でした。
現在は、105cmシュミット型望遠鏡を利用し、今まで観測が難しかった小惑星などをこの観測所でキャノンのスタッフと開発したTomoーeーGozen(トモエゴゼン)を使って観測出来るようになったと説明してしてくれました。
こうした観測機器は国際的に製造した地域 にゆかりの有る ものでネーミングするそうですが、巴午前に因んだものは親しみがわきますよね。
△研修に訪れた高校生などが寝泊まりする部屋

△何の変哲も無い機械のようですが、青木さんによればこれが大事という空の温度を図る測定装置などが付いてます。雲がある場合は温度は高く、青空の所は温度が低いそうです。

△シュミット型望遠鏡、45年間使われている現役です。世界でも3機しか稼働していないそうです。

105cmのレンズを特別に見させて頂きました。レンズは定期的に職員がメンテナンスするそうです。

△以前、和久井映見が主演のNHKドラマやっていたのも紹介されていました。また、開所から今までの観測機器が並び歴史を学ぶコーナーがありました。


△TomoーeーGozenの模型と触れ合い、皆さんで記念写真、レントゲン撮る時のようにお腹を少し膨らませての記念写真となりました。


くよくよ悩んだりすることあればここを訪れば、「小さいこと、小さいこと」と思わさせてくれます。
Posted by 大屋誠 at 16:00│Comments(0)
│上松町