2020年05月03日
平穏祈って(駒ヶ岳神社例大祭)
5月3日は国の選択無形民俗文化財に指定されている太々神楽が奉納される駒ヶ岳神社例大祭が毎年行われる日です。
今年の例大祭はコロナ感染症予防のため一般参詣者の入山は遠慮していただくという事で来賓も招待しないという連絡がありました。ただ、招待はしませんがプライベートでお越しいただければという言葉を頂きましたので出かけました。
駒ヶ岳における山岳宗教は御嶽山と深く結びついていると聞いたことがあります。御嶽山は女人禁制など厳しい決まりの中で修験者を中心にした講で発展して来ました。
一方、駒ヶ岳はそうした厳格なものでなく、老若男女問わず、現世的な民衆の山岳宗教として全国に信者の崇敬を集めてきました。養蚕や馬、五穀豊穣などを祈って発展して来ました。
今日は、神事の他に13座ある舞のうち“御神入の舞”のみが奉納され、約1時間ほどで終わりました。この舞や他の舞いにも共通しているのは、独特の足の運びにあると思います。特に天狗の面をつけて舞う「四神御返拝」(ししんごへんぱい)は舞台で大きく跳ね、板を勇壮に踏むものです。これは地中の邪気を追い出し、払うものとしての舞と解されています。現在では、さながらコロナを鎮める舞とでもいうべきものでしょうか。
徳原千鶴宮司は「コロナの影響で、このような形での例大祭となった。記録でははっきりしないが先祖の徳原一学さんの時にあったのかもしれない。あの時はこう祭事をやったという先例になれば」と述べておりました。
来年は賑やかな山遊びの声が響けばと参詣者一同口々にしていました。
今年参拝出来なかった人のために撮って来ました。雰囲気だけ味わって下さい。
△宮司参拝

△献饌の儀

△神楽連の皆さん

△いつもならバズーカの様なカメラが並ぶ場所も今日は

△今年、唯一奉納された「御神入の舞」、先代徳原正三宮司が昨年は舞いましたが、しっかりと息子さんが継ぎ大役を果たしました。


△修験者が修行をしたと伝えられる石の洞、入口の碑には『上野』(現在の群馬県)と記されています。また、霊神碑には名古屋などの地名が多く見えます。全国各地から崇敬されていました。


今年の例大祭はコロナ感染症予防のため一般参詣者の入山は遠慮していただくという事で来賓も招待しないという連絡がありました。ただ、招待はしませんがプライベートでお越しいただければという言葉を頂きましたので出かけました。
駒ヶ岳における山岳宗教は御嶽山と深く結びついていると聞いたことがあります。御嶽山は女人禁制など厳しい決まりの中で修験者を中心にした講で発展して来ました。
一方、駒ヶ岳はそうした厳格なものでなく、老若男女問わず、現世的な民衆の山岳宗教として全国に信者の崇敬を集めてきました。養蚕や馬、五穀豊穣などを祈って発展して来ました。
今日は、神事の他に13座ある舞のうち“御神入の舞”のみが奉納され、約1時間ほどで終わりました。この舞や他の舞いにも共通しているのは、独特の足の運びにあると思います。特に天狗の面をつけて舞う「四神御返拝」(ししんごへんぱい)は舞台で大きく跳ね、板を勇壮に踏むものです。これは地中の邪気を追い出し、払うものとしての舞と解されています。現在では、さながらコロナを鎮める舞とでもいうべきものでしょうか。
徳原千鶴宮司は「コロナの影響で、このような形での例大祭となった。記録でははっきりしないが先祖の徳原一学さんの時にあったのかもしれない。あの時はこう祭事をやったという先例になれば」と述べておりました。
来年は賑やかな山遊びの声が響けばと参詣者一同口々にしていました。
今年参拝出来なかった人のために撮って来ました。雰囲気だけ味わって下さい。
△宮司参拝

△献饌の儀

△神楽連の皆さん

△いつもならバズーカの様なカメラが並ぶ場所も今日は

△今年、唯一奉納された「御神入の舞」、先代徳原正三宮司が昨年は舞いましたが、しっかりと息子さんが継ぎ大役を果たしました。


△修験者が修行をしたと伝えられる石の洞、入口の碑には『上野』(現在の群馬県)と記されています。また、霊神碑には名古屋などの地名が多く見えます。全国各地から崇敬されていました。


Posted by 大屋誠 at 11:26│Comments(0)
│上松町