2022年06月22日

森林・林業の未来

 21日、長野市の長野林業センターで行われた林業センター定時総会、林業コンサルタント協会通常総会に出席しました。
 この総会で2つの団体の理事に就任することとなり、その人事も含めた総会の開催です。
 林業センターは関係団体と緊密な連携を図りながら、県の森林、林業、木材産業の振興、発展のために活動しており、林業センターの施設運営もしております。
 林業コンサルタント協会は、会員の県、市町村、森林組合等と連携の下に林業に関わる技術水準の一層の向上に努めて活動して来ております。また、近年の災害の多発による林道復旧などの調査・設計・測量業務、更にその監督業務の委託業務を受けて活動しています。
 コンサルタント協会ではドローンの配備及び活用を積極的に行い、森林整備区域の空撮、森林資源の解析、更に今年度は熊やニホンジカなどの野性大型獣の夜間空撮記録による実態把握などが出来たという事で、その実物が展示されていました。
△ドローンと地上レーザー
森林・林業の未来


森林・林業の未来


 ドローンの奥側に見える大きなものは約200万くらいだそうですが、そこにカメラなど様々なオプション付けると4〜500万円くらいだそうです。
 今回、温度センサーによって大型野生獣の夜の現在の位置が分かってくれば、クマなどの出没によって不安な住民の皆さんに安心を提供出来る事に繋がるかもしれません。また、私はこれを応用できれば人が山に入って行方不明となった場合で一刻を争う時に発見に繋がる事に期待出来るのではないかと思います。
 一見高くも感じますが、山林火災の時など状況把握にいちいち山に入って大勢で確認する事も出来る限り省力化出来るなど、ICTの応用についてはアイディア次第と考えました。
 森林・林業は山に入って大変な仕事と思われがちですが、こうしたところで少しずつ変わってくれば若い人たちが就業してくれるのではと期待したいと思います。

追加)
 また、現在大きな問題となっているマツクイムシ被害やナラ枯れ被害の実態調査もドローンからの調査によって把握する研究が進んできているとの事です。
 最近、ロシアのウクライナへの侵攻によってYouTubeなどでドローンの活躍などと題してアップされていますが、本当はこうした技術は平和的に利用されるべきものですね。
 

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Posted by 大屋誠 at 13:51│Comments(0)上松町
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