2024年10月14日

高規格救急自動車配備

 10月10日、広域連合正副長会議の前に木曽広域消防に新しく配備された高規格救急車の配備式が行われました。
△救急車の前面
高規格救急自動車配備


 今回の配備は平成20年に南分署に配置された救急車を更新する救急車ということで社団法人日本損害保険協会から寄贈されました。
 事業費は27,368千円で全長5.66m、全幅1.89m、全高2.49m、総排気量2,700ccで、防振架台、大容量電源装置に各種医療機器の固定装置が備わっています。
 また、救命処置資機材として自動心臓マッサージ器、心電計、AED、人工呼吸器、吸引機が備わっています。加えて最近の感染症対策として運転席と患者席の間に隔壁シートが装着されています。
△式には消防署員も参加しました。
高規格救急自動車配備


 また、新たに採用された職員が消防学校を卒業して新たに任命されたのでその紹介がありました。
△緊張する中で出身地と名前を名乗った初々しい挨拶です。
高規格救急自動車配備


 原木曽広域連合長から石其署長に鍵の引渡しが行われました。
△引渡しの様子
高規格救急自動車配備


 更新前の救急車は延べ28万4千キロ余りを走行し、9月末で5,539件の出動があったそうです。今回配備された救急車も地域の医療事情を見るとそれ以上の活躍が期待されます。
△後部から見た様子
高規格救急自動車配備


 救急車にシンボルマークがあったので、署長さんに聞いたら世界共通の特殊なマークだそうです。
△これです。
高規格救急自動車配備


 インターネットで調べてみると、これはスターオブライフと言ってアメリカで赤十字との類似を避けてデザインされ採用されたもので世界共通の救急車のマークだそうです。
 デザインの元はギリシャ神話の医学の神様の“アスクレピオス”が常に蛇が巻き付いた杖を持っていたそうです。
 昔は救急車は患者搬送が主な役割でしたが、今は車内での喀痰吸引や心臓マッサージなどを医師の指示で専門の課程を終えた者が救命救急士として専門的な応急処置を行えるようになって来ています。
 木曽地域の唯一の病院である木曽病院には一刻も争う脳出血、脳卒中などに対応する脳神経外科、心筋梗塞などに対応する循環器科の常駐体制が無いことから救急体制の重要性は益々増しています。

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Posted by 大屋誠 at 10:42│Comments(0)上松町
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