2020年06月28日

水道事業安全を祈って

 27日午後、荒田浄水場で水道事業の安全祈願祭が挙行されました。毎年、梅雨に入ったこの時期に水神様の前で、消防団や水道事業の工事関係者が参集して行われています。
 私は水道事業管理者として参列しましたが、今年はコロナ禍の影響で伝統的な祭礼等も中止となっており、駒ヶ岳開山式以来の行事となりました。
 水道は重要インフラの中でもとりわけ非常に重要なものです。一昨年、水辺環境を考える講演で大学の先生がゼミの学生が「先生は水や水辺環境が大事というが、水は蛇口ひねれば出るんじゃない。何故そんなに水の事言うの?」と言われて愕然とした言っておりました。
 その学生にとっては、美味しくて、きれいな水が出る事は当たり前になっているんでしょうが、いざ使おうとする時に使えないということがある事を知っておく必要があります。
 昔は技術的な問題で凍結などもしょっちゅうあったような気がしますが、最近では、災害の時に施設が被災して断水したという事があります。また、通常時でも施設の何らかのトラブル発生した時など、管理には、とにかく気が許せないのが、日頃、地中に管は埋まっており、施設も余り目立たない所にあるなど、目に付かないライフラインが水道です。
 もし万一、何かあった時は、休日、昼夜を問わず復旧作業に当たらなければなりません。今年に入ってから施設の不具合により断水がありましたが、幸い、早期での応急が出来た事から日常生活に大きな影響を与える事はありませんでした。
 しかしながら、いざ火災など発生した時に使う消火栓にも影響がある事から、この安全祈願祭を機に改めて安全安心な管理・運営を誓いました。
 急な出動となる事が多く、事業者の皆さんも、職員も大変ですが今年も宜しくお願いします。

△祈願祭の様子



   
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Posted by 大屋誠 at 21:27Comments(0)上松町