2021年09月27日
ウオーキングコースより(路傍の風景 その2)
朝のウオーキングコースのちょうど半ば頃に関西電力の寝覚発電所があります。「寝覚」とはいいますが実際は“寝覚めの床”の上流部の島地区にあります。
その建物から東の方向には木曽駒ヶ岳を主峰とする中央アルプスの峰々が連なっています。その直下に昔から地域の皆さんに里山として親しまれている「風越山(かざこしやま)」が見えます。
△右下のこんな山です。

相変わらずの写真下手ですが、右側にポッコリと見える山です。風越山は昔は今日ほど雑木が生い茂る山でなく、私の小さな時にはススキなどがある山でした
今の様な農機具、機械がない時代にはその役を担った牛馬は家族同様に暮らしていましたが、その飼料となる草を採っていた山で、吉野地区の里人にとても大事にされて来た山です。
中学の木曽駒ヶ岳登山の予備登山で登る山で、その急な傾斜は本番以上だった様な記憶があります。
地元の人に愛され、親しまれているという事で、昔から「吉野の草刈り唄」があり、歌い継がれています。馬を飼っていた年配者の方は刈り干し草を運んだ記憶がある方もいると思います。
つらく、しんどい作業もこうした唄で疲れを吹き飛ばしていたんでしょうね。その節を町誌から一部ご紹介します。
♯♭草をヤー刈るには吉野山で どうぞまじりのあらし草
♯♭草をヤー刈るには桔梗花残せ 桔梗は女子の縁の花
♯♭草をヤー刈るにも鎌二丁ほしや 私とあなたと相賀刈りで
(続きあり)
こんな唄を唄っていけば作業も楽しく、終わった後の直会(なおらい)も賑やかだったと思います。
また、風越山には地学的に大きな特徴があります。西側にケルンバットという木曽山脈西縁断層帯による地震が起きた時に地滑した痕跡があります。
風越山は上松の歴史を語る山でもあります。
その建物から東の方向には木曽駒ヶ岳を主峰とする中央アルプスの峰々が連なっています。その直下に昔から地域の皆さんに里山として親しまれている「風越山(かざこしやま)」が見えます。
△右下のこんな山です。

相変わらずの写真下手ですが、右側にポッコリと見える山です。風越山は昔は今日ほど雑木が生い茂る山でなく、私の小さな時にはススキなどがある山でした
今の様な農機具、機械がない時代にはその役を担った牛馬は家族同様に暮らしていましたが、その飼料となる草を採っていた山で、吉野地区の里人にとても大事にされて来た山です。
中学の木曽駒ヶ岳登山の予備登山で登る山で、その急な傾斜は本番以上だった様な記憶があります。
地元の人に愛され、親しまれているという事で、昔から「吉野の草刈り唄」があり、歌い継がれています。馬を飼っていた年配者の方は刈り干し草を運んだ記憶がある方もいると思います。
つらく、しんどい作業もこうした唄で疲れを吹き飛ばしていたんでしょうね。その節を町誌から一部ご紹介します。
♯♭草をヤー刈るには吉野山で どうぞまじりのあらし草
♯♭草をヤー刈るには桔梗花残せ 桔梗は女子の縁の花
♯♭草をヤー刈るにも鎌二丁ほしや 私とあなたと相賀刈りで
(続きあり)
こんな唄を唄っていけば作業も楽しく、終わった後の直会(なおらい)も賑やかだったと思います。
また、風越山には地学的に大きな特徴があります。西側にケルンバットという木曽山脈西縁断層帯による地震が起きた時に地滑した痕跡があります。
風越山は上松の歴史を語る山でもあります。