2018年07月09日

急な夏空

昨日までの豪雨が嘘の様に一転して晴れ、突き刺さる様な暑い日差しに戸惑うばかりです。
西日本を中心にもたらした豪雨は峠を越えたとはいえ、今更ながら自然の脅威を感じた今回の災害です。被害の全容はまだ分からないことが多く、天候の回復により徐々に明らかになるものと思います。
被災地の皆さんが共通して言うことがあります。「今までこんな事は無かった」その言葉を最近の災害で何回聞いたことであろうか。私たちは科学という知見を得て予報や速報などありとあらゆる手段で通報するアイテムを持っている。でも何故無くならないか現実と向き合う必要があると私は思います。
危険な所がある事を知っている現実とそれに追いついていない現実の狭間にいることを私達は知らなければなりません。無論、行政がその責任を放棄する考えは全く有りません。
出来ていないことをきちんと住民に説明し、いざという時にどうした行動を取ることが一番良いのかを考え、行動して行くことが今求められていると思います。
今回の私どもの対応について職員も疲れている中、警戒,警備、復旧対対策、避難所開設・運営などやりましたが、人的な被害などが起こればその比ではありません。
こうした経験の積み重ねが本当に重要となります。今回の事を通じて私自身も町長として決断する難しさを改めて痛感させて頂きました。このことを糧に職員としっかりと議論し、活かしていかなければならないと痛切に感じました。

▽昨日までの暗い雲が嘘の様に青空が顔を出しました。



  
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Posted by 大屋誠 at 17:18Comments(0)上松町