2019年05月30日

安全安心安全なくらしを実現するために

30日、東京都の砂防会館において全国治水砂防協会の第83回令和元年度通常総会が開催され出席いたしました。
全国各地から市町村長が参加し、近年多発している土砂災害の実情や、その対策などで情報を共有する貴重な時間でした。
総会に先立ち東京大学大学院情報学環特任教授の片田敏孝先生から「荒ぶる自然災害に向かい合う」との講演を頂きました。片田先生からは昨年の町村長トップセミナーで講演を頂いていますが、改めて最近の自然災害の恐ろしさを感じました。
多くの皆さんは最近の気象の異常さは実感として感じていると思いますが、データを並べて説明されるとその感覚が実態として浮かび上がってきます。

△片田先生の講演の様子



過去35年間の雨の降りかたを比べると最近は50mm/h以上の発生回数では3割以上増えており、土砂災害発生件数では約2倍以上増えているとの事です。
総会後、県治水砂防協会主催の研修会があり、その中で当町の滑川における土石流発生のメカニズムについて紹介されました。

△滑川で起きた土石流の発生の様子をビデオで紹介



  
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Posted by 大屋誠 at 17:38Comments(0)上松町

2019年05月30日

御嶽海関とともに(後援会総会)

昨日、大相撲で活躍する御嶽海関の後援会通常総会が行われました。後援会の会員数が個人、法人合わせて約千人という事で、現在の大相撲力士の後援会の中でトップクラスの会員数だそうです。それほど地元を始め県内、全国でも応援したいという人が多いという証でもあると思います。
御嶽海関は総会後の激励会から参加でしたが、いつもは自動車での移動ですが、今日は電車で東京から木曽に来たと言う事で、途中の駅の改札では人に囲まれて大変だったと言っていました。隠れてとか、変装とかが出来ない(していれば余計に目立つ?)のもお相撲さんの大変な事だと思います。
この6月20日〜23日にかけて出羽海部屋が7月名古屋場所に向けた調整となる木曽合宿を始めて予定しており、23日には出羽海部屋の力士と一般の方たちと触れ合う機会も予定しています。木曽の初夏の行事として定着してくれればと思います。

木曽でリフレッシュして名古屋場所での連覇、大関取りのステップアップに期待する声が参加者の皆様から関取に寄せられていました。

△激励会の御嶽海関の様子です。



△永瀬後援会長から激励金が贈呈されました。



△付き人さんにも同じく激励金が贈られました。





  
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Posted by 大屋誠 at 06:37Comments(0)上松町

2019年05月29日

赤沢森林浴大会

今年も赤沢のシーズンを告げる森林浴大会が26日の日曜日に開催されました。
当日は、東京など関東方面や名古屋方面から約90人を超える皆様が来訪されて新緑の赤沢自然休養林の散策を楽しみました。
この日は木曽森林管理署のご配意により普段は立ち入りが制限されている奥千本や千本立ちまで入山出来るということからちょっとプレミアム感があるイベントでした。
当日の関東は五月というのに真夏日ということで、赤沢も平年に比べて少し汗ばむ感じはありましたが、林間に入るとさすがにすずしく感じました。

△主催者の羽毛田観光協会長さんの挨拶の様子です。


  
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Posted by 大屋誠 at 17:03Comments(0)上松町

2019年05月23日

新緑の季節の祭り(大山祇神社、五社神社)

春から初夏に向かうこの季節に恒例の二つのお祭りが18日の土曜日行われ、ご招待いただきましたので参列いたしました。
最初に正島地区に鎮座している大山祇神社は昭和初期に建てられたもので神社の歴史としては比較的新しいものですが、当時から「山ノ神」と親しみを込めて呼ばれたように山仕事をする方たちの安全を祈って、昔の営林署(現 森林管理署)の皆さんの手で守られて来ました。
時は移り今は大山講(おおやまこう)の皆さんの手によって守られ、誘致企業の上松電子さんの関係者の皆さんのご理解を得ながら祭事が執り行われています。
△祭事の様子



大山祇神社の祭礼が終わったのに続き、次は五社神社の例祭に参列しました。

△大山祇神社の直会のお酒がまだ回る中、寺坂で祭りに向かうお神楽と出会いました。今年初めて、令和となって初めてのお務めです。



△神事の後、獅子舞が披露されました。平成から令和と時代が移ってもしっかり郷土芸能が受け継がれていました。





△五社神社のお楽しみのドブロク風のお酒です。これは別腹で美味しくいただきました。





  
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Posted by 大屋誠 at 12:05Comments(0)

2019年05月23日

2019年05月16日

削ろう会全国大会in伊那

鉋で木材をひたすら薄く削ろうとする事など“削る”事をキーワードとした削ろう会の全国大会が伊那で開催されましたので、消防行事の合間を縫って伊那に出かけました。
削ろう会のK会長さんにお聞きすると、全国から700人〜800人くらい(カンナの部だけか?)は来ているとのことで、他にも全国から愛好者が駆けつけており、会場となった伊那市民会館は熱気に包まれていました。
会場に着いたものの、車が止める場所が無いほどの盛況で、会館の外では手斧(ちょうな)によって木材を六角形に削る若者がいました。
△黙々と削る二十代と思われる若者


△ヒノキの削り華で花をアレンジする体験コーナーもありました。


△木曽からも官材市売や森林管理署の皆さんが参加していました。


△薄く削る部の参加者の皆さん、向こう側が見えるほど薄くひたすら削ります。


法隆寺などの仏閣を守っている名匠も普通に混じって後輩に教えてました。出来上がったものもそうですが、削る道具を作れる事が名人と言われる所以とお聞きしました。
来年は京都で開催の予定だそうです。




  
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Posted by 大屋誠 at 11:54Comments(1)プライベート

2019年05月16日

大火記念日行事模擬火災訓練

5月12日早朝より大火記念日行事模擬火災訓練が行われました。この行事は昭和25年5月13日に発生した火災が町の中心部を焼き払い、約2,800人余りが焼け出されるという町最大の大火の教訓を生かそうと毎年この時期に開催されています。
今年は西小川の高倉地区においての山林火災を想定したものでしたが、昨年は木曽地域においても消化活動が困難な場所で山林火災が発生し鎮火まで数日かかるという事が発生しました。
「木曽はすべて山の中である」という島崎藤村の夜明け前の序章にあるように山また山の当地域において山林は材木として活用でき、また水源の涵養、自然・景観など多くの機能を持つ地域の財産です。
新しく入った消防団員の皆さんも先輩の指導の下、きびきびとした動きで活動していました。

△火元近くの小川の水利からポンプで水を上げています。



△火点に向かって放水




  
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Posted by 大屋誠 at 11:38Comments(0)上松町

2019年05月16日

春の交通安全運動

先週の土曜日から春の全国交通安全運動が始まりましたが、最近、子供たちが事故に巻き込まれるという報道が続いています。
交通事故は一瞬の出来事です。被害者本人や家族は当然ですが、その周りの人にも暗い影を落とします。また、加害者側も同様で一生かけて償わなければならないケースも多いと思います。
以前にこのブログで書いたと思いますが、私自身も母を事故で失った一人です。その日は久し振りに実家に帰って酒を母と飲みながら話していましたが、叔父や兄が訪ねてきて酒が無くなり買いに行った帰りの出来事でした。
さっきまでここで話していた人が居なくなる経験を思い出そうとしても空白の時は未だに浮かんできません。
町では死亡事故ゼロ2000日を超えて現在も継続中です。一人ひとりの注意が必要で、運転マナーの向上が求められます。
△今日も元気に見守り隊のNさんが子供たちを迎えていました。



△上級生が玄関で“あいさつ運動”で迎えていました。


  
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Posted by 大屋誠 at 11:15Comments(0)上松町

2019年05月10日

木曽人権擁護委員協議会定時総会

8日午後、木曽町保健センターにおいて木曽人権擁護委員協議会定時総会が開催されました。
人権というとなかなか硬いイメージがあるものの、いざどういうこと?と考えると直ぐに浮かんで来ないのが正直なところあるのかもしれません。
しかしながら、新聞などの報道される事件や事象の多くには人権問題と深く絡むものがあります。
例えば学校や職場などのいじめ問題やセクハラ・パワハラ、家庭内でのDV、児童虐待など毎日のように報じられているものなどがそうですし、人の命を奪う戦争なども人が生きる権利を奪われるという点では大きな人権問題と言えます。
人権擁護委員の地域での人権への取り組みは明るい社会づくりに向けたもので、声がけや地域での見守り啓発活動など具体的に取り組んでいるとともに、自らも研修等を通じて自らの人権感覚を研いでおられます。
この総会で当町の番場徹委員が永年の活動に対して法務省の感謝状が贈られました。
委員の皆さんのご健勝とご活躍をお祈りいたします。
△総会の様子(栩秋会長さん挨拶)





△番場さんの受賞(撮影位置の関係ですみません。背中が番場さんです。)




  
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Posted by 大屋誠 at 08:25Comments(0)上松町

2019年05月04日

森林医学の研究一歩ずつ

4日、赤沢自然休養林に森林が持つ医学的な有益性を研究している李卿先生(日本医科大学准教授)他の先生方が6月下旬に予定されている赤沢における実証実験の為の事前調査で来訪されるとのことで伺いました。
李先生は、日本医科大学リハビリテーション学分野で森林が持つ効果であるセラピー効果を実証しようと度々赤沢をフィールドとして訪れて研究をしています。
都会と赤沢で対照比較して、森林浴の人への精神的な効果や医学的に与える影響を調べるということで、既に過去にも調査をして学会で発表されています。
森林浴は今では全国各地の森林があるところでは宣伝されています。そのような中、李先生は赤沢自然休養林のヒノキ林などの森林が持つ効果が何処にも負けず優れていると考えているとお聞きしました。
実証実験は6月に都市部の伊那市と赤沢とを比較するということですが、「何故、伊那市が都市?」と思われる方がいると思いますが、対照比較するには信号機が少ないなどストレスとなる要素を極力排除すると伊那市が距離的にも適地であると観光協会の見浦事務局長から説明を受けました。
この実証実験により効果が証明された時は赤沢が有する医学的見地からの裏付けが出来たことになり、大いに期待するものです。
今日は事前調査ということでの来訪で、明日は伊那市で事前調査をするとの事です。

△李先生と松元日本医科大学教授、高山ダイバーシティ室長(国立研究開発法人 森林整備研究機構)さんら調査者の皆さんと記念撮影、皆さん調査を通じて森林浴したらしく「気持ち良かった」と話しておられました。


  
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Posted by 大屋誠 at 17:43Comments(0)上松町