2021年08月31日
遺徳を偲ぶ
昨日、5月28日に亡くなられた倉本地区の澤木政良さんの死亡叙勲の伝達式が行われました。澤木さんは平成11年4月に町議会議員一般選挙において多くの地元の皆さんから推されて当選し、以来4期16年の長きに亘り議員として町政発展のため尽くしていただきました。
その間、平成19年から25年5月まで副議長の重責を務められました。その性格は品行方正、清廉潔白な方で冷静な判断ができ、一方で旺盛な実行力のある方でした。
こうして書くと何か固い人と思われがちですが、本当に心情に厚い方で周りに気配りをする方でした。議員を辞した後にも体調を崩される前までは議会の傍聴にも欠かさず来て頂き、私の議会での一挙手一投足まできちんと意見としてストレートに言って頂きました。
倉本地区のまとめ役でもあったので、亡くなったという報を聞いた地区の皆さんのほとんどが心から悲しんでいました。それも澤木さんの人柄によるものと思います。
私が町長になってから様々な所でお会いしたのですが、忘れられないのは倉本地区の春祭り「観音様」のお祭りで般若心経を唱えるのですが、その出だしはいつも澤木さんでした。
お祭りだけど、般若心経?と不思議に思いましたが、ここが観音堂だけに当たり前といえば当たり前です。倉本の春祭りあの朗々とした「摩訶般若波羅蜜多時〜」の声も二年続けて中止となったため再び聞くことが出来ません。
平和を愛して信念を曲げなかった故人に政治家としての気概を教えていただきました。
心からご冥福をお祈りいたします。
△故人の長男に旭日単光章を伝達しました。

△ご家族と一緒に。お孫さんも来て頂きました。

その間、平成19年から25年5月まで副議長の重責を務められました。その性格は品行方正、清廉潔白な方で冷静な判断ができ、一方で旺盛な実行力のある方でした。
こうして書くと何か固い人と思われがちですが、本当に心情に厚い方で周りに気配りをする方でした。議員を辞した後にも体調を崩される前までは議会の傍聴にも欠かさず来て頂き、私の議会での一挙手一投足まできちんと意見としてストレートに言って頂きました。
倉本地区のまとめ役でもあったので、亡くなったという報を聞いた地区の皆さんのほとんどが心から悲しんでいました。それも澤木さんの人柄によるものと思います。
私が町長になってから様々な所でお会いしたのですが、忘れられないのは倉本地区の春祭り「観音様」のお祭りで般若心経を唱えるのですが、その出だしはいつも澤木さんでした。
お祭りだけど、般若心経?と不思議に思いましたが、ここが観音堂だけに当たり前といえば当たり前です。倉本の春祭りあの朗々とした「摩訶般若波羅蜜多時〜」の声も二年続けて中止となったため再び聞くことが出来ません。
平和を愛して信念を曲げなかった故人に政治家としての気概を教えていただきました。
心からご冥福をお祈りいたします。
△故人の長男に旭日単光章を伝達しました。

△ご家族と一緒に。お孫さんも来て頂きました。

2021年08月28日
ナンクルナイサ〜
最近と言うかずっとかもしれませんが、菅首相の発信力がマスコミ、自民党総裁選が近くなって与党内からも取り上げられています。
それについては以前にも何回も拙欄でも書きましたが、科学がこれほど発達して来ても、精神的な研究が進み心理学などの学問が進んでも人の行動は分からないものがあると最近特にまた思うようになりました。
「リメンバー、パールハーバー」は太平洋戦争が開戦となった真珠湾攻撃の際に、当時のルーズベルトアメリカ大統領が演説の中で使った言葉と言われており、それがアメリカ国民を一つの合言葉ととしてまとめたと言われています。
政治家が発する言葉が軽い、重いなども議論されますが、我が国と他国と比較するとやはり政治制度が深く関わって来ていると思います。
我が国のトップは内閣総理大臣ですが、これは直接国民が選んだという訳ではないことは小学校で学びました。アメリカなど大統領制を取っている国は直接国民が選らんでいます。
ロックダウンも検討をと言う声もありますが、ここで危機管理時の体制を考えた時に速やかに対応する事が必須ですが、我が国の制度自体が持っている性格で難しいのかもしれません。菅首相や安倍前首相が求めて来た首相像はそうした姿に近かったのかもしれません。
一方で都道府県知事は直接道府県民が選んでいるので、政治姿勢、言葉が直接的に結びつきメッセージ性が高くなり、住民にもマスコミにもウケるという事があるのかもしれません。
政治家の言葉の発信の裏にそうした体制の中に潜む課題もあるのかもしれません。
表題の「ナンクルナイサ〜」は沖縄の方言で「本当のこと、誠のことをやっていれば何とかなる」という意味でだそうです。
感染拡大が収まらない現状では難しいかもしれませんが、コロナ禍が少し収束し、余裕が出来たらこの魔法の言葉を言うことが出来れば良いですね。
今日は思いつくままに。
△久し振りの気持ち良い紺碧の空。浮かぶ月

それについては以前にも何回も拙欄でも書きましたが、科学がこれほど発達して来ても、精神的な研究が進み心理学などの学問が進んでも人の行動は分からないものがあると最近特にまた思うようになりました。
「リメンバー、パールハーバー」は太平洋戦争が開戦となった真珠湾攻撃の際に、当時のルーズベルトアメリカ大統領が演説の中で使った言葉と言われており、それがアメリカ国民を一つの合言葉ととしてまとめたと言われています。
政治家が発する言葉が軽い、重いなども議論されますが、我が国と他国と比較するとやはり政治制度が深く関わって来ていると思います。
我が国のトップは内閣総理大臣ですが、これは直接国民が選んだという訳ではないことは小学校で学びました。アメリカなど大統領制を取っている国は直接国民が選らんでいます。
ロックダウンも検討をと言う声もありますが、ここで危機管理時の体制を考えた時に速やかに対応する事が必須ですが、我が国の制度自体が持っている性格で難しいのかもしれません。菅首相や安倍前首相が求めて来た首相像はそうした姿に近かったのかもしれません。
一方で都道府県知事は直接道府県民が選んでいるので、政治姿勢、言葉が直接的に結びつきメッセージ性が高くなり、住民にもマスコミにもウケるという事があるのかもしれません。
政治家の言葉の発信の裏にそうした体制の中に潜む課題もあるのかもしれません。
表題の「ナンクルナイサ〜」は沖縄の方言で「本当のこと、誠のことをやっていれば何とかなる」という意味でだそうです。
感染拡大が収まらない現状では難しいかもしれませんが、コロナ禍が少し収束し、余裕が出来たらこの魔法の言葉を言うことが出来れば良いですね。
今日は思いつくままに。
△久し振りの気持ち良い紺碧の空。浮かぶ月

2021年08月26日
夏休みの食べ物
激動の8月があと数日で終わろうとしています。クマ、新型コロナ、自然災害など今の時代を代表する課題・問題に振り回された感があります。
それはそうと、小中学校では新学期が始まろうとしていますが、新型コロナの変異株デルタ型が主流となり子どもたちへの感染が20倍に増えたと専門家の方が伝えていました。数字が正確かは別にして増加しているのは間違いないようで、学校行事に影響が出て来るようです。
夏休みを終えて出て来る子どもたちはつい2年前の新型コロナ流行前には真っ黒い顔して「海に行った」、「川でバーベキューした」などなど楽しい会話が弾んだ風景がありました。
今は子どもたちも日常の中で自らの命を守る行動を取らなければなりません。町内での発生はカウントされていませんが、最近の町内関係者や周辺地域の状況を見ると、ひたひたと忍び寄っている感があります。
罹らないためにももう一度原点に帰っての手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスなど基本的な行動を訴えています。またワクチン接種のお願いをしています。感染対策では、こんなことしか発信できないのがもどかしいのが現状です。
さて、最近ブログを更新していないので前置きが長くなりましたが、本題の夏休みの食べ物です。夏の食べ物といえばスイカ、トウモロコシなどがありますが、小学校の頃で今でも記憶に残っているのは即席ラーメンです。
日清食品さんが初めてのラーメン、“チキンラーメン”を発売したのが昭和33年8月25日、それを記念して昨日が「即席ラーメン記念日」だそうです。
母も働いていたので夏休みで留守の時には丼にお湯を注いで3分待つだけでお昼になりました。具とかそういう物は無く、卵があれば最高のご馳走でした。
65歳になってまでそんな記憶に残るというのは即席ラーメン恐るべしです。また、そこからラーメンに添える乾燥野菜など具材「かやく」がその後出て来ました。『かやく』の意味は火薬ではなく、「薬味を加えること」に由来するそうですが、その技術は独自に発展して現在の即席味噌汁などに繋がっているとのことです。
乾燥した野菜の具材がお湯を注ぐと生に近いシャキシャキ感のある食べ物になるという驚くべき進化を遂げています。
時間がない時や自分で作ると量が多くて困る時には60年近く経てもお世話になっています。また避難所での非常食としても非常食の域を超えた物があり、宇宙食としても利用されています。
全ての即席の原点とも言える「即席ラーメン記念日」そんな探究心あふれる力が今の日本に求められているのかもしれません。
△至高の即席ラーメン

それはそうと、小中学校では新学期が始まろうとしていますが、新型コロナの変異株デルタ型が主流となり子どもたちへの感染が20倍に増えたと専門家の方が伝えていました。数字が正確かは別にして増加しているのは間違いないようで、学校行事に影響が出て来るようです。
夏休みを終えて出て来る子どもたちはつい2年前の新型コロナ流行前には真っ黒い顔して「海に行った」、「川でバーベキューした」などなど楽しい会話が弾んだ風景がありました。
今は子どもたちも日常の中で自らの命を守る行動を取らなければなりません。町内での発生はカウントされていませんが、最近の町内関係者や周辺地域の状況を見ると、ひたひたと忍び寄っている感があります。
罹らないためにももう一度原点に帰っての手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスなど基本的な行動を訴えています。またワクチン接種のお願いをしています。感染対策では、こんなことしか発信できないのがもどかしいのが現状です。
さて、最近ブログを更新していないので前置きが長くなりましたが、本題の夏休みの食べ物です。夏の食べ物といえばスイカ、トウモロコシなどがありますが、小学校の頃で今でも記憶に残っているのは即席ラーメンです。
日清食品さんが初めてのラーメン、“チキンラーメン”を発売したのが昭和33年8月25日、それを記念して昨日が「即席ラーメン記念日」だそうです。
母も働いていたので夏休みで留守の時には丼にお湯を注いで3分待つだけでお昼になりました。具とかそういう物は無く、卵があれば最高のご馳走でした。
65歳になってまでそんな記憶に残るというのは即席ラーメン恐るべしです。また、そこからラーメンに添える乾燥野菜など具材「かやく」がその後出て来ました。『かやく』の意味は火薬ではなく、「薬味を加えること」に由来するそうですが、その技術は独自に発展して現在の即席味噌汁などに繋がっているとのことです。
乾燥した野菜の具材がお湯を注ぐと生に近いシャキシャキ感のある食べ物になるという驚くべき進化を遂げています。
時間がない時や自分で作ると量が多くて困る時には60年近く経てもお世話になっています。また避難所での非常食としても非常食の域を超えた物があり、宇宙食としても利用されています。
全ての即席の原点とも言える「即席ラーメン記念日」そんな探究心あふれる力が今の日本に求められているのかもしれません。
△至高の即席ラーメン

2021年08月22日
野戦病院で思い出すこと
新型コロナ感染症流行は中国で確認された従来型からデルタ株に置き換わって来て更なる流行拡大して来ています。
医療の逼迫、医療崩壊が現実のものとなってきている事が連日報道されています。病床数の確保が緊急かつ重要となって来ていますが、有効な手立てが見出せずにいます。
そこで「野戦病院の設置」を求める声が出て来ています。昔、新型インフルエンザ流行への対応マニュアルを木曽病院勤務の時に検討したことがあります。木曽病院には感染症病床が4床しかありません。通常の感染症でしたら対応が可能かと思いますが、高病原性鳥インフルエンザや今回のような新型コロナなど感染性が強く重度化するものには絶対対応出来ないと考えてました。
しかも病院は木曽地域には木曽病院しかありません。入院している方もいる中でどうしたら受け入れる事が可能かを考えた時、それには隔絶したスペースを設けるしかありません。
そこで検討の一つとしたのが外来の横にあるスペースにテントのような物を設置して・・って「戦争の時の野戦病院のようだな」と思い、一方で「そんな事になれば木曽の医療は完全崩壊」という事で、対応を検討するマニュアルづくりとしてはそこで終わってしまいました。
中国の故事から生まれた「杞憂」という言葉があります。夜空を見上げて天空が崩れてきたらと要らぬ心配をする事を表すものですが、今の事態はその杞憂が現実となってきています。
限られた医療人材、医療器具をどうやって効率的に動かすかが鍵です。自宅療養は家族に感染させるリスクは高いですし、全員が感染したら食料調達など外部との連携、連絡はどうしたら良いのか検討した上で方針を出すべきだったと考えます。
日本には東京ドームなど空調を整えた大きなドーム施設がありますが、そこに人材、医療器具を集中させる事が出来れば大規模な野戦病院が出来ると思います。酸素ステーションよりも効果的ではないかと思います。早急に検討をお願いします。
△野戦病院既に取り組んでいる自治体もあります。

医療の逼迫、医療崩壊が現実のものとなってきている事が連日報道されています。病床数の確保が緊急かつ重要となって来ていますが、有効な手立てが見出せずにいます。
そこで「野戦病院の設置」を求める声が出て来ています。昔、新型インフルエンザ流行への対応マニュアルを木曽病院勤務の時に検討したことがあります。木曽病院には感染症病床が4床しかありません。通常の感染症でしたら対応が可能かと思いますが、高病原性鳥インフルエンザや今回のような新型コロナなど感染性が強く重度化するものには絶対対応出来ないと考えてました。
しかも病院は木曽地域には木曽病院しかありません。入院している方もいる中でどうしたら受け入れる事が可能かを考えた時、それには隔絶したスペースを設けるしかありません。
そこで検討の一つとしたのが外来の横にあるスペースにテントのような物を設置して・・って「戦争の時の野戦病院のようだな」と思い、一方で「そんな事になれば木曽の医療は完全崩壊」という事で、対応を検討するマニュアルづくりとしてはそこで終わってしまいました。
中国の故事から生まれた「杞憂」という言葉があります。夜空を見上げて天空が崩れてきたらと要らぬ心配をする事を表すものですが、今の事態はその杞憂が現実となってきています。
限られた医療人材、医療器具をどうやって効率的に動かすかが鍵です。自宅療養は家族に感染させるリスクは高いですし、全員が感染したら食料調達など外部との連携、連絡はどうしたら良いのか検討した上で方針を出すべきだったと考えます。
日本には東京ドームなど空調を整えた大きなドーム施設がありますが、そこに人材、医療器具を集中させる事が出来れば大規模な野戦病院が出来ると思います。酸素ステーションよりも効果的ではないかと思います。早急に検討をお願いします。
△野戦病院既に取り組んでいる自治体もあります。

2021年08月20日
避難指示解除、断水復旧
本日、午前9時に避難指示が継続していた荻原の宮戸地区を最後に全ての避難情報を解除しました。まだまだ道路や農業施設など手付かずのところがありますが、とにかく立町、倉本地区への水道が仮復旧出来たことでホッとしました。
住民生活に直結するインフラの復旧が一番ですが、今回は元の浄水場が被災し、更に下河原地籍での土石流により立町、倉本地区への水道管が途中で壊滅的な被害を受けた事で長期の断水となりました。管が生きている近い所の浄水場から配水しようと試みましたが、そこも土砂の関係で濁りがあったり、色が付いていたりで給水できないということで急遽迂回するルートでの仮復旧で本日の朝から給水出来ることになりました。
△下河原の仮配管の復旧作業現場です。多くの建設業者さんにご協力いただきました。

長い間の断水となり、その間ポリタンクでの飲用水の配給となりました。地域の皆様には節水のご協力有難うございました。また、夏の暑い時期でお風呂が困るという声を受けてプールのシャワーを無料開放しました。
当初は、ねざめホテルへの依頼も検討しましたが、コロナ禍の中で県外から来られた方との接触を避けるということ、断水地域に近いという事から幸に断水した所とは別に水源とするプールの利用とさせて頂きました。
疲れた身体を癒すにはやはり温かいお風呂が一番ですがこの事にご理解を頂きたいと思います。
町の歴史にも刻まれる規模の今回の災害です。水道は仮復旧しましたが、農業施設などこれから復旧という所もあります。
また本格的な工事は国等の査定を待たなければなりませんが、地元の皆様にも状況もご説明しながら取り組んで参りますので、どうか工事に一層のご理解を賜りたいと思います。
住民生活に直結するインフラの復旧が一番ですが、今回は元の浄水場が被災し、更に下河原地籍での土石流により立町、倉本地区への水道管が途中で壊滅的な被害を受けた事で長期の断水となりました。管が生きている近い所の浄水場から配水しようと試みましたが、そこも土砂の関係で濁りがあったり、色が付いていたりで給水できないということで急遽迂回するルートでの仮復旧で本日の朝から給水出来ることになりました。
△下河原の仮配管の復旧作業現場です。多くの建設業者さんにご協力いただきました。

長い間の断水となり、その間ポリタンクでの飲用水の配給となりました。地域の皆様には節水のご協力有難うございました。また、夏の暑い時期でお風呂が困るという声を受けてプールのシャワーを無料開放しました。
当初は、ねざめホテルへの依頼も検討しましたが、コロナ禍の中で県外から来られた方との接触を避けるということ、断水地域に近いという事から幸に断水した所とは別に水源とするプールの利用とさせて頂きました。
疲れた身体を癒すにはやはり温かいお風呂が一番ですがこの事にご理解を頂きたいと思います。
町の歴史にも刻まれる規模の今回の災害です。水道は仮復旧しましたが、農業施設などこれから復旧という所もあります。
また本格的な工事は国等の査定を待たなければなりませんが、地元の皆様にも状況もご説明しながら取り組んで参りますので、どうか工事に一層のご理解を賜りたいと思います。
Posted by 大屋誠 at
18:46
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2021年08月16日
今年の夏、この10日
お盆も今日で送り火を迎えました。これから夏休みを終えて普段どおりの生活に戻られるかと思います。我が国の仏教では一年に一度ご先祖さまが我が家に帰って来るといわれていますが、今年はさぞかしビックリして帰って行くのでしょうか?
さて今月に入り、5日のクマによる人身事件、続いて町内企業における新型コロナ感染確認、そして大雨による災害と大変な10日間となりました。
赤沢の事件では猟友会、森林管理署の皆様に安全確認などで協力を頂き、新型コロナでは企業や保健所等との緊密な連絡調整により対処することが出来、その後、感染拡大は今のところ発生しておりません。
また大雨による復旧作業も進み、国道19号では一部片側通行区間あるものの、今日から全面通行可能になったことです。荻原、立町、倉本地区で浄水場に被害があった事で断水となっておりご迷惑をお掛けしております。今日中の一刻も早い仮復旧を目指して工事を進めることとしております。
また、東奥地区では一部で停電が発生しておりますが、今日から業者が復旧作業に入ります。
今回の大雨で家屋に大きな被害を受けた宮戸地区の皆様は現在も避難生活を続けられている方もいます。今後の生活などに不安なこともあると思いますが、まずはご相談しながら支援にしっかりと取り組んでまいります。
まだまだ先に雨の予想が出ていますので気を緩めることは出来ません。
この10日間でクマ事件では猟友会、森林管理署等の関係機関、そしてコロナでは保健所等の関係機関、そして大雨では今も復旧作業に当たって頂いている町建設業協会、国土交通省の皆様、緊密な連携で支援して頂いた県機関の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。
そして、自主避難して自らの命を守った行動を取っていただいた皆様、断水世帯に給水事業に当たり、橋の交通規制に当たって頂いた消防団の皆様に厚くお礼申し上げます。
職員も昼夜を問わずの連日で業務に当たっており、正直相当な疲れがあると思いますが今一踏ん張りしていますのでご理解とご協力をお願いします。
3つの事件、事案について共通するのは自然との闘いと感じます。脅威ですがそれとともに暮らしていかなければなりません。
△クマの事件の現地視察

△対策本部の様子

△大雨の状況です。蛙岩(かわずいわ)は私の経験上初めてこんなに没しました。その前日


△国道19号下河原交差点の災害復旧現場


さて今月に入り、5日のクマによる人身事件、続いて町内企業における新型コロナ感染確認、そして大雨による災害と大変な10日間となりました。
赤沢の事件では猟友会、森林管理署の皆様に安全確認などで協力を頂き、新型コロナでは企業や保健所等との緊密な連絡調整により対処することが出来、その後、感染拡大は今のところ発生しておりません。
また大雨による復旧作業も進み、国道19号では一部片側通行区間あるものの、今日から全面通行可能になったことです。荻原、立町、倉本地区で浄水場に被害があった事で断水となっておりご迷惑をお掛けしております。今日中の一刻も早い仮復旧を目指して工事を進めることとしております。
また、東奥地区では一部で停電が発生しておりますが、今日から業者が復旧作業に入ります。
今回の大雨で家屋に大きな被害を受けた宮戸地区の皆様は現在も避難生活を続けられている方もいます。今後の生活などに不安なこともあると思いますが、まずはご相談しながら支援にしっかりと取り組んでまいります。
まだまだ先に雨の予想が出ていますので気を緩めることは出来ません。
この10日間でクマ事件では猟友会、森林管理署等の関係機関、そしてコロナでは保健所等の関係機関、そして大雨では今も復旧作業に当たって頂いている町建設業協会、国土交通省の皆様、緊密な連携で支援して頂いた県機関の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。
そして、自主避難して自らの命を守った行動を取っていただいた皆様、断水世帯に給水事業に当たり、橋の交通規制に当たって頂いた消防団の皆様に厚くお礼申し上げます。
職員も昼夜を問わずの連日で業務に当たっており、正直相当な疲れがあると思いますが今一踏ん張りしていますのでご理解とご協力をお願いします。
3つの事件、事案について共通するのは自然との闘いと感じます。脅威ですがそれとともに暮らしていかなければなりません。
△クマの事件の現地視察

△対策本部の様子

△大雨の状況です。蛙岩(かわずいわ)は私の経験上初めてこんなに没しました。その前日


△国道19号下河原交差点の災害復旧現場


2021年08月14日
2日連続のご注意
お盆の時期の時ならぬ豪雨となり、各地で河川の氾濫、土砂災害の危険性が高まっています。既に降り始めから数日で8月の一ヶ月の大雨を記録した所や観測史上初めてという豪雨が連続して降っています。
ちょっと外に出て軒下を見ると雨の音に主役を奪われた感のあるセミが静かに留まっていました。
△
この大雨で皮肉なことに国や都が呼びかけていた不要不急の外出などが物理的に出来なくなった気がします。
町では既に警戒体制を立ち上げて警戒しておりますが、明日の朝までに更に相当量の雨が降る予測がされていますので午後にその対応を協議します。
ハザードマップを今のうちに再確認し、夜間の移動は危険ですので、差し迫った危険に及ぶ前に早めの自主避難などの対応をお願いします。
また、外に出ることが却って危険な場合は二階建てでしたら二階への避難、山の斜面と反対側で過ごすなどの対応をお願いします。
△昨年NHKでも紹介された「蛙(かわず)岩」も今年も警鐘の目安として活躍しています。ダムの事前放流した結果まだ2〜3mほどの余裕がありました。

ちょっと外に出て軒下を見ると雨の音に主役を奪われた感のあるセミが静かに留まっていました。
△

この大雨で皮肉なことに国や都が呼びかけていた不要不急の外出などが物理的に出来なくなった気がします。
町では既に警戒体制を立ち上げて警戒しておりますが、明日の朝までに更に相当量の雨が降る予測がされていますので午後にその対応を協議します。
ハザードマップを今のうちに再確認し、夜間の移動は危険ですので、差し迫った危険に及ぶ前に早めの自主避難などの対応をお願いします。
また、外に出ることが却って危険な場合は二階建てでしたら二階への避難、山の斜面と反対側で過ごすなどの対応をお願いします。
△昨年NHKでも紹介された「蛙(かわず)岩」も今年も警鐘の目安として活躍しています。ダムの事前放流した結果まだ2〜3mほどの余裕がありました。

2021年08月13日
特殊詐欺にご注意を
今日13日からは仏教では盂蘭盆です。
いわゆる「お盆」ですが、日本では宗教には関係なく民族の大移動の様に一昨年までは帰省した子どもや若者の明るい声が各家庭から聞こえて来る風情がありました。
残念ながら今年も昨年に続き寂しく感じる盆の入りとなってしまいました。加えて、梅雨末期のような大雨で全国北から南から災害の報や警戒を呼びかける大変な事になっています。
皆さん今後の気象情報に気を付けて下さい。「気を付ける」と云えば今日は年金支給日です。高齢者を中心に特殊詐欺被害が起こっています。木曽地域においても昨年発生しているそうです。これは警察署が“認知”している件数ですので、実際はもっと多いのではと木暮木曽署長さんは言っておられました。
人の善意や絆、家族への想いを悪用した犯罪は絶対に許せません。その背景には家族への想いのほかに一人暮らしの人などは一抹の寂しさもあるのかと感じます。
普段から定期的に連絡を取っているとある程度防ぐ事に繋がると思います。また騙された人の中には「私は騙されない」という思っている人が意外に多いと聞きました。
今日は木曽警察署とともに特殊詐欺被害防止の呼びかけを役場庁舎前で行いました。あいにくの雨でしたので人出はちょっと少ないかなと思いましたが、お一人おひとりに「不審な電話には出ないように」、「もし、出てしまったらまず相談を」などと呼びかけました。
また若い人も「未払いがある」、「還付金がある」などで騙されるケースがあるようです。高齢者だけでなく若い方も十分注意して下さい。
△ライポくんとライピイちゃんも応援に来て呼びかけていました。

△八十二銀行のATM前で

いわゆる「お盆」ですが、日本では宗教には関係なく民族の大移動の様に一昨年までは帰省した子どもや若者の明るい声が各家庭から聞こえて来る風情がありました。
残念ながら今年も昨年に続き寂しく感じる盆の入りとなってしまいました。加えて、梅雨末期のような大雨で全国北から南から災害の報や警戒を呼びかける大変な事になっています。
皆さん今後の気象情報に気を付けて下さい。「気を付ける」と云えば今日は年金支給日です。高齢者を中心に特殊詐欺被害が起こっています。木曽地域においても昨年発生しているそうです。これは警察署が“認知”している件数ですので、実際はもっと多いのではと木暮木曽署長さんは言っておられました。
人の善意や絆、家族への想いを悪用した犯罪は絶対に許せません。その背景には家族への想いのほかに一人暮らしの人などは一抹の寂しさもあるのかと感じます。
普段から定期的に連絡を取っているとある程度防ぐ事に繋がると思います。また騙された人の中には「私は騙されない」という思っている人が意外に多いと聞きました。
今日は木曽警察署とともに特殊詐欺被害防止の呼びかけを役場庁舎前で行いました。あいにくの雨でしたので人出はちょっと少ないかなと思いましたが、お一人おひとりに「不審な電話には出ないように」、「もし、出てしまったらまず相談を」などと呼びかけました。
また若い人も「未払いがある」、「還付金がある」などで騙されるケースがあるようです。高齢者だけでなく若い方も十分注意して下さい。
△ライポくんとライピイちゃんも応援に来て呼びかけていました。

△八十二銀行のATM前で

2021年08月11日
赤沢自然休養林再開園へ
今月5日に発生した子連れの熊が観光客を襲って負傷したことから臨時休園となっていた赤沢自然休養林が今日から再開園しました。
センサーカメラや捕獲用の檻の設置、職員や猟友会によるパトロール等の結果、姿が確認できなかったこと、足跡などの痕跡がない事などから、その場所に居付いていないと判断したものです。
再開園に当たっては、襲われたと見られる散策コースについては当面の間、立ち入り禁止とし、その間熊が姿を隠すと見られる場所の少し藪となっている場所の刈り払いをして見通しを良くするなどの対策を講じるとともに、今回、襲われた方が単独での散策であったことから熊よけの鐘を身につけて頂くように特にお願いする事、熊への注意を呼びかけるチラシを料金所で手渡すなどの対策を講じました。
また対策マニュアル通りに行かなかった反省点も含めて町、観光協会で安全対策会議を開き検証してマニュアルの見直し、職員への指示の徹底などを申し合わせました。
藪等の刈払いについて現地調査に行くと事件で人出に影響してなければと思っていましたが、駐車場は満杯という状況でした。川で小さな子どもだけでなく、若い人たちも気持ち良く水浴びをし歓声を挙げていました。
こうして喜んでいただくためにも安全で安心な赤沢にして行かなければと改めて思いました。
コースが狭く見通しが悪い所で出会ってしまうと熊も驚き襲って来ます。特に子連れの母グマは子どもを守るために必死ですから。
△両側から木が茂って狭くなっています。下の写真は隠れる事が出来ない場所の様子です。


△整備する所を木曽森林管理署の職員と確認してテープして行きます。

△襲われた散策コースは整備が出来るまで通行不可としています。

△皆さん楽しそうに気持ち良く川で水遊びしていました。

センサーカメラや捕獲用の檻の設置、職員や猟友会によるパトロール等の結果、姿が確認できなかったこと、足跡などの痕跡がない事などから、その場所に居付いていないと判断したものです。
再開園に当たっては、襲われたと見られる散策コースについては当面の間、立ち入り禁止とし、その間熊が姿を隠すと見られる場所の少し藪となっている場所の刈り払いをして見通しを良くするなどの対策を講じるとともに、今回、襲われた方が単独での散策であったことから熊よけの鐘を身につけて頂くように特にお願いする事、熊への注意を呼びかけるチラシを料金所で手渡すなどの対策を講じました。
また対策マニュアル通りに行かなかった反省点も含めて町、観光協会で安全対策会議を開き検証してマニュアルの見直し、職員への指示の徹底などを申し合わせました。
藪等の刈払いについて現地調査に行くと事件で人出に影響してなければと思っていましたが、駐車場は満杯という状況でした。川で小さな子どもだけでなく、若い人たちも気持ち良く水浴びをし歓声を挙げていました。
こうして喜んでいただくためにも安全で安心な赤沢にして行かなければと改めて思いました。
コースが狭く見通しが悪い所で出会ってしまうと熊も驚き襲って来ます。特に子連れの母グマは子どもを守るために必死ですから。
△両側から木が茂って狭くなっています。下の写真は隠れる事が出来ない場所の様子です。


△整備する所を木曽森林管理署の職員と確認してテープして行きます。

△襲われた散策コースは整備が出来るまで通行不可としています。

△皆さん楽しそうに気持ち良く川で水遊びしていました。

2021年08月08日
木曽路を安全に
7日、国道19号において夏の交通安全運動に合わせてドライバーに安全運転の啓発活動を行いました。
例年は赤沢自然休養林で観光客に呼びかけていますが、先日起きたクマによる人身事故により赤沢が臨時休園となった事から急遽変更となり国道での活動となりました。
木曽警察署の警察官、町安協関係者など約40人の方が参加しました。
△開会の様子です。


△啓発用にドライバーに贈った品です。マスク、障がい者施設で作ったクッキー、そして野村武敏さんが交通安全を願い作ったヒノキ製の御守りです。

啓発に当たっては安全を第一にしながら、安全運転を呼びかけました。県を跨ぐ移動自粛を呼びかけられている中での国道上の活動でしたので止められた方の中にはちょっと戸惑う方もいましたが、交通安全運動と知って労いの言葉も頂きました。
上松町は交通事故死ゼロ3000日を昨年12月に達成して以来、現在も継続中です。国道19号という幹線もあり、狭隘な道路も山を縫ってありますが無事これまで記録が継続出来ているのは安協、警察の皆さんの取り組みと住民の皆さんの安全意識が高いからと思います。
猛暑の中での活動でしたが、無事終える事が出来ました。
△活動の様子です。木暮木曽署長も率先して呼びかけていました。


例年は赤沢自然休養林で観光客に呼びかけていますが、先日起きたクマによる人身事故により赤沢が臨時休園となった事から急遽変更となり国道での活動となりました。
木曽警察署の警察官、町安協関係者など約40人の方が参加しました。
△開会の様子です。


△啓発用にドライバーに贈った品です。マスク、障がい者施設で作ったクッキー、そして野村武敏さんが交通安全を願い作ったヒノキ製の御守りです。

啓発に当たっては安全を第一にしながら、安全運転を呼びかけました。県を跨ぐ移動自粛を呼びかけられている中での国道上の活動でしたので止められた方の中にはちょっと戸惑う方もいましたが、交通安全運動と知って労いの言葉も頂きました。
上松町は交通事故死ゼロ3000日を昨年12月に達成して以来、現在も継続中です。国道19号という幹線もあり、狭隘な道路も山を縫ってありますが無事これまで記録が継続出来ているのは安協、警察の皆さんの取り組みと住民の皆さんの安全意識が高いからと思います。
猛暑の中での活動でしたが、無事終える事が出来ました。
△活動の様子です。木暮木曽署長も率先して呼びかけていました。

