2019年10月03日

伊勢に

20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮に係る「御杣始祭」の御神木を出す事について、木曽奉賛会の皆さんとともに、地元の熱意を伝えるために伊勢市役所、伊勢神宮を訪問させて頂きました。
この一連の行事は神宮にとっても最大の行事であり、地元の木曽にとっても観光に及ぼす影響や木曽地域をPRする事に大きな期待がかかる行事です。
小松大宮司他神宮関係者の皆様とお会いすることが出来、「まだ先の事で、最後は天皇陛下の御裁可をいただくまでは何とも言えないが、皆さんの熱意は十分に理解している」という言葉を頂きました。

△神宮司庁



伊勢市役所に鈴木市長を訪ね、観光面での連携など意見交換する事が出来ました。その中で市長から「土産物屋などもあり賑わっているが、後継者問題があり、店の後を継いでくれる人がいない」という意外な発言がありました。
また、市長室に「朝玉勢」(あさぎょくせい)という力士の名前の色紙があったのでお聞きしたところ、夏場所に約80年ぶりに十両に上がったものの負け越して1場所で幕下に落ちてしまったとの事で、御嶽海関の活躍の話にも花が咲きました。

△鈴木市長さんとの記念写真





△月曜にも関わらず多くの人が訪れていました。昨年の850万人より100万人多くなっているとの市長さんの話で、御代変わりの今年は恐らく千万人を超えるのではとのお話でした。
旅に出ると意外な事を知ります。
△おかげ横丁に続く道



帰り際に巨人軍の選手の写真があったのでお聞きしたところ、沢村栄治の出身地だという事でした。知らなくてすみませでした。高校は京都だったと記憶していました。

  
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Posted by 大屋誠 at 11:00Comments(0)上松町

2019年10月03日

木曽三川サミット

美濃加茂市で木曽三川サミット(木曽三川流域自治体連携会議)が29日開催され出席しました。このサミットは木曽郡各町村や名古屋市など木曽川、揖斐川、長良川のいわゆる“木曽三川”といわれる流域の28の自治体が「水でつながる命」というテーマで毎年開催されています。
このサミットにおいて岐阜森林文化アカデミーの 川尻先生が「清流の恵みを新たな世代につなげるために」という演題で基調講演されました。
その中で特に印象に残った言葉がありました。岐阜県加子母(裏木曽と呼ばれている地域)の木曽ヒノキが伐られずに大径木として残ったというくだりの中で、林業施策の“巣山”に触れ、「巣山は鷹の保護、育成をするため山を指定し、住民の立入を厳禁したという事で伝えられているが、実際は江戸幕府に良材がある事を隠すための手段であった。その為に住民をも近付けさせなかった。」との事でした。
当時の役人さんが本当の意味で、どの様に考えてこうした林業施策を取ったのかなど専門外の私が知る術はありませんが、結果として裏木曽地域に大径木の木曽ヒノキが残っている事を見ると、単に鷹を守る為というよりは説得力があるとお聞きしました。

△サミットの様子です。





△美濃加茂健康の森に会場移して自生するアベマキの木を使ったバターナイフづくりや希望者はアドベンチャー体験などをさせて頂きました。







  
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Posted by 大屋誠 at 10:47Comments(0)