2021年10月28日

インフルエンザ感染対策に有効?

 コロナが大変な時期に『インフルエンザ』のお題って何?と思われるかもしれませんが、そろそろ流行の時期が迫ってきました。
 コロナ感染症で世界中で多くの方が亡くなられていますが、「我が国では発生していない」という近隣の国もあり,その実際の人数は分かりません。
 同じようにウイルスで感染するものに“インフルエンザ”はお馴染みというか、毎年発生しておりワクチン接種もしていますので、対策も出来ています。
 しかしながら、インフルエンザにより亡くなられた方は2018年の人口動態調査で3,325人と報告されています。これは直接的要因という事なので、基礎疾患などを持っている方で併発され亡くなられた方の人数はもっと多いと思われます。
 インフルエンザのワクチン接種は効かないと云われる方もいらっしゃいますが、インフルエンザもコロナデルタ株と同じように変異を繰り返しており、ワクチンは流行の予測をして製剤会社が造っています。
 予測ですのでそれが当たるかどうか分からないことから「高い自由診療のお金払ってまで接種したくない」という方もいますが、重度化するのを防ぐには有効との意見もあります。
 病院勤務時代に1シーズンにA型、B型の両方ともに罹った体験からそれからは必ず接種をしていますが、毎年の様にかかりつけ医の診療所に予約しようとしたところ、予約は終了したとのことでした。
 受診した際に聞いたところ毎年入ってくるワクチンの数が今のところ昨年までのような数量が確保出来ないとの事でした。製薬会社の新型コロナのワクチン製造によって資材不足が要因との事です。早く見通しが立つことが期待されます。
 さて、抗ウイルスとしての対策は様々ありますが、木造施設はそのものが効果があるという報告があります。
△その報告データ(小学校で木造施設と鉄筋コンクリートの施設との比較で罹患率を比較したものです。)*小さいですが拡大してください。


 新庁舎は一部防災を強化するため鉄筋コンクリートを使っていますが、柱や梁、方杖などは国有林から出た木曽ヒノキを使っています。
 この冬が初めての冬季シーズンとなりますが、庁舎内でインフルエンザが流行らなかったらこのデータが実証されたという事になりますが、それが何年も続くとその積み重ねで事実になって来るかもしれません。
△新庁舎の様子です。今はウッドショックで木材価格価格が約2倍近くも跳ね上がっているようです。







  
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Posted by 大屋誠 at 06:37Comments(0)プライベート

2021年10月27日

ウオーキングコースより(路傍の風景 その5)

 ウオーキングコースから望める中央アルプス駒ヶ岳の勇姿は上松の住民にとっては当たり前の風景ですが、他の町村から見える風景とは別格と思えるのは贔屓目でしょうか。
 その駒ヶ岳に初雪が先週降りました。朝方が冷えると思ったら、いつの間にか本格的な雪景色で頭頂部は白く覆われていました。
△上段写真は初雪、下段は昨日




 春先は雪形で季節の移り変わりを感じますが、冬はそっと忍び寄ってきます。毎年のことですが、我が家のネコも私の布団には決して入りませんが、家人の所に行き、そっと布団の中に忍び込んでくる季節となりました。災害のあった8月はあれほど暑かったのに時のうつろいを感じます。
 ところで、冬は『冬将軍』と言われるのに何故他の春、夏、秋はそうした類の表現をしないかと調べてみたらナポレオンのロシア遠征が由来で『霜将軍』が訳されて「冬将軍」になったとありました。猛将といえども厳しい冬には勝てなかったという事です。
 寒くなると火の扱いには十分気を付けてください。  
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Posted by 大屋誠 at 14:04Comments(0)プライベート

2021年10月26日

災害発生時の連携協定の輪拡がる

 25日、国有林等所在市町村有志協議会が木曽森林管理署で行われました。毎年、この時期にこの会議は開催されていますが、コロナ禍の影響で管理署とそれぞれの町村の間で行われている「林政懇談会」が中止となったため国有林事業についての懇談は貴重な機会となりました。
 会議終了後、「山地災害発生時等の連携に関する協定調印式」が行われました。上松町の森林面積は全体面積の95%を占め、その内の約7割が国有林です。
 町内の国有林を管理する木曽森林管理署は、山地の基本的な情報や災害時の対応などのノウハウを有しており、今回の協定締結はそれを民有林(町有林も含む)においての森林火災や山地災害が発生又はそれが危惧される場合に対応する目的で調印されました。
 当町で起こりうる災害として考えられるのは山林火災或いは本年8月各所で起きた土砂崩落の様なものが考えられます。しかしながら、山の状況などは下から見てもなかなか分かりにくいもので、森林管理署が行うヘリ調査への町職員の同乗やそのデータの情報共有などが協定に盛り込まれました。
 また、8月豪雨の王滝村で起きた道路崩落の災害の様に孤立した集落に続く国有林専用道路の活用、森林管理署が有する緊急物資の提供、災害発生時における災害廃棄物の仮置き場の提供など、今までは発生した後に調整していた事がこの協定の下に円滑に進むことが期待されます。
△調停式の様子です。




 当町では災害時において町建設協会、豊明市や武豊町との相互支援協定などいくつもの協定が締結されており、こうした協定を生かしていざというときに備えていくことが求められています。
 


  
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Posted by 大屋誠 at 10:17Comments(0)上松町

2021年10月25日

木曽地域ボーダレスアート展

 10月23日、障がい者の方々が創った絵画や書道を展示した「木曽地域ボーダレスアート展」に出かけました。
△入り口の様子


 絵画の色使いの素晴らしさ構図、書の力強さなど素晴らしいものが伝わってきます。また少しずつ丁寧に創った作品も展示されていました。
△展示の様子です。


 木曽地域だけでなく全県の作品も一緒に展示されていましたが、さすがに最優秀賞(知事賞)の作品は素晴らしい構図と色彩豊かに描かれていました。
△この作品です。


 また来年に向けて新たな創作活動が始まると思いますが、素晴らしい作品を期待しています。
 音楽室では皆さんが思い思いにアートを楽しんでいました。

  
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Posted by 大屋誠 at 11:14Comments(0)上松町

2021年10月21日

ウオーキングコースより(路傍の風景 その4)

 昨年、ナラ枯れの被害が確認出来た巨木に黄色いサルノコシカケと思しきキノコが生えていたので写真に収めました。
△こんな様子です。2枚目は全体像




 昨年、最後の葉をつけた木が幹と枝を残すばかりで周りの木々が生き生きとして緑の葉を付けているのにウオーキングコースの中で寂しい佇まいを見せていました。
 昨日、ふと気がつくと幹のところに鮮やかな黄色いキノコがいつの間にか出ていました。キノコの菌がどこから来て着いたのかは分かりませんが、いつの間にか自然の連環が生まれている事に自然が持つエネルギーを感じました。
 枯れた木もキノコを介して土に還り、いつかまたそこに子孫のナラの木が生えてくるんだと思います。そういえばナラの集団枯れも10〜30年という単位で周期的に起こると聞きましたが、自然の輪廻のメカニズムは分からないことばかりですね。



  
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Posted by 大屋誠 at 09:45Comments(0)プライベート

2021年10月19日

長野県町村会100周年記念式典

 18日、長野市のホテル国際21において長野県町村会創立100周年を祝い、記念式典が行われました。
 *(お詫び)
 出稿途中でインターネット環境が悪く中断しました。

 長野県町村会は昨年12月に創立100周年を迎えました。大正9年(1920年)に当時394市町村(町26、村365、市3)が参加して構成されたとの事です。
 現在の町村会は58町村で構成されていますが、昭和、平成の市町村合併を経て残った町村は、少子高齢化や人口減少など共通の課題を抱える一方、地域が育んで来た歴史や伝統文化を残している我が国にとって貴重な中山間地域ともいえます。
 町村会の創立した時と町の歴史と合わせて見ますと、台ケ峰神宮美林で伊勢神宮木本祭が行われ、翌年伊勢神宮に上松駅から御神木が搬出され、またその翌年には駒ヶ根村が町制を施行し“上松町”となったという時期と重なります。
 当町も来年には町制百周年を迎えます。また少しずつ「上松の地から御神木を伊勢へ」という期待が高まっている伊勢神宮御杣始祭が迫って来ます。
 話は変わりますが、世界的な感染症の流行は何故か100年周期でやってくると言われています。ちょうど、100年前は1918〜1920年に奇しくもスペイン風邪が大流行して我が国でも約38万人が亡くなった(諸説あり)ということです。
 今回のコロナの大流行もちょうど約百年に当たりますが、偶然にしても不思議です。
 次の百年に向けて私たちは子孫に美しい自然と故郷を残していかなければならない事は間違いはありません。そんなことを考えさせられる式典でもありました。
△羽田町村会長挨拶


△歴代会長の家高卓郎(第14代)、唐沢彦三(第16代)、藤原忠彦(第17代)の3氏が特別表彰されました。*矢高さんは木曽郡の元王滝村長さんですが当日は欠席でした。



  
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Posted by 大屋誠 at 13:44Comments(0)上松町

2021年10月18日

災害時の備えへの温かいご支援

 先週13日、B&G財団の菅原悟志理事長さんが訪れ「防災拠点の設置及び災害時相互支援体制構築事業決定書授与式」が行われました。
 この事業は近年多発している自然災害を受けてB&G財団が本年度から始めた事業です。財団は海洋クラブのマリンスポーツの実践活動や水辺教室の安全教育を通じて青少年の心と身体を鍛え、海に対する理解を深め地域の活性化など、社会に貢献する活動を行っています。
 当町においても財団によりB&Gプールが造られてから昨年でちょうど30年を迎えました。昨年8月には約200万円相当のサップやカヌーなどの舟艇機材を配備していただきました。
 今回の災害拠点整備は、これまで実施してきた青少年健全育成活動から一歩踏み出して今日的な大きな課題である自然災害に対して拠点整備と機材の配備を地域貢献活動として取り組むというものです。
 全国で485箇所B&Gの関連施設があるそうですが、第一期事業として今年は25箇所で整備するもので、長野県では当町が唯一声をかけていただき実現したものです。
 防災倉庫にダンプなどの機材の他に、職員のオペレーター教育の研修費まで幅広く支援して頂けるものです。今回の決定書では3年間で5,400万円の支援をいただける事となりました。
△菅原理事長から決定書を頂きました。


 小さな自治体で財政的にも厳しい当町にとって揃えたくても揃えることが難しい機材の配備、職員の研修の場を頂いた事は本当に有り難い事です。
△挨拶する菅原理事長


 挨拶の中で「子どもの居場所づくり事業」にも触れ、古くなってきた児童クラブの活動拠点の整備を当町で進めたいと更なる支援を約してくれました。
 今回の機材も普段からどんどん使って欲しいと心強い挨拶を頂きました。  
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Posted by 大屋誠 at 08:22Comments(0)

2021年10月12日

ウオーキングコースより(路傍の風景 その3)

 台が峰線は私の朝のウオーキングコース、時折り通る車とウオーキングでお会いするご常連のご夫婦、近くにお勤めの2人くらいの方と挨拶を交わすくらいで快適なコースです。
 今朝、何か右手側に動くものが視界に入り、そこに視線を向けるとこの辺りではあまり見かけることがない“アサギマダラ”が飛んでいた。
 上松でよく見かけるモンキチョウやカラスアゲハとは違うフワリフワリとした優雅な飛び方に特徴がある。
 私が初めてアサギマダラを見たのは上高地に行った時だと記憶しているが、逃げる素振りもせずに飛んでいたのを覚えている。
 アサギの冠がつくその羽の色は何故か日本的な趣きを感じさせます。フワリフワリとゆっくりという飛び方から長距離を飛ぶと言われ、マーキングした個体が約200km近く飛んだとの記録もあるそうです。
 小さな身体にそんなエネルギーを秘めているというのは凄いですね。木曽からどこに飛んでいくのかロマンのある話です。
△アサギマダラ





  
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Posted by 大屋誠 at 12:50Comments(0)プライベート

2021年10月08日

震度5強発生❗️(都市部の課題)

 昨日夜、千葉県を震源とする震度5強の地震が発生しました。早朝からのテレビ報道は一色の感があります。
 その中に水道管が破裂しているという報道があります。8月の豪雨災害で当町も土石流により水道施設が被災し実質6日間断水しました。
 その間、ポリタンクで職員が1戸1戸手渡しで自宅前までお届けしました。重いポリタンクを持っての作業、場所によっては急な坂もあり、若い職員でも相当の労力がいる作業で大変なものと疲れて帰ってくる職員を見て思いました。
 そんな様子見ていただいた町民の方からお礼のお手紙頂き、職員も疲れが癒やされたのではないでしょうか。
 そんな経験からすると今回の地震の時に都市部での水道のインフラが被災した場合に給水の困難な様子が想像されます。
 都市部は高層階のビルもあり、ほとんどが複数階のビル構造でそこで断水が多くの広い範囲で発生した場合には全く生活していく機能が失われてしまうという事で、これに対する対応が遅れていると思います。
 貯水タンクが屋上階にある施設もあるかもしれませんが限りがあります。食事、トイレ、風呂など水は普段は蛇口ひねれば出ると信じている若者が多いと聞いたことがありますが本当に大変な事態になると思います。
 震度5強だけでこんな大騒ぎになりますが、関東大震災クラスの首都直下型地震が起きたらと思うと快適な暮らしの上にはこんなリスクもある事も承知した上で対策を練っていく必要があります。
 そのためにも私は次期衆議院議員選挙において地方への人口移住、定住を政策として打ち出して行く政党が出来てくれればと思います。
△給水車の様子*インターネットフリー素材より



  
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Posted by 大屋誠 at 08:51Comments(0)上松町

2021年10月04日

新教育委員辞令交付

 先の9月定例議会で承認いただいた教育委員の小林洋平氏に本日辞令交付しました。「教育は百年の計』と云われますが、最近の世界情勢を見ていると教育の大切さを感じます。
 混乱が続く中東のアフガンでは教育は宗教そのもので、科学的なものは否定されており、男女を明確に分けられ、その機会さえも奪われているとのことですが現地の様子が分かりません。
 その他の強権国でも同じ様な状況で為政者が真っ先に取りかかるのは教育という名の統制という事は歴史が繰り返されています。
 教育の中立性を担保するために我が国では教育委員会制度を発足しました。しかしながら、いじめ事件で有名な滋賀県大津事件で教育委員会制度が形骸化しているとの指摘を受けて地方教育行政法が改正され、議会での教育委員の同意、教育長の同意などが必要となりました。
 小林さんは大学生、高校生のお二人のお子さんがおられる子育て世代現役です。その様な観点から教育委員の責を担って頂くことを期待します。
△辞令交付の様子



 
 
  
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Posted by 大屋誠 at 10:03Comments(0)上松町