2021年11月09日

域に達する(木曽地域シニア作品展)

 文化の薫る秋です。今日、9日から町内のひのきの里総合文化センターで「木曽地域シニア作品展」が明日までの二日間の予定で開催されています。
 今年もコロナ禍の影響でセレモニーは中止となりましたが、昨年中止となった一般公開は出来たと担当の先生は嬉しそうに仰っていました。
 10時30分から県の信州ねんリンピック2021で長寿社会開発センターー理事長賞を受賞した木曽町の岩井孝雄さんと長野県社会福祉協議会長賞を受賞した野村武敏さんの表彰式が行われ急遽出席しました。
△表彰式の様子(1枚目岩井さん、2枚目野村さんです。岩本木曽保健福祉事務所長さんより授与されました。




△岩井さんの作品と説明する岩井さんです。




 岩井さんは仏像を作って11年、今回出品したのは、37年前に起こった長野県西部地震で出た障害木のヒノキを取っておいたものを使ったそうです。高さ80センチ、横80センチ、奥行10センチの木を彫り込んで行き、足かけ2年を要したとのことで、背後の光背をどれくらい薄くしていくか、立体感をどうして出すかが苦労したとの事でした。
△アップした仏像です。西部地震で私の同級生も亡くなっており、作品に手を合わせご冥福を祈りました。


 野村さんの作品はテレビで観た内戦の混乱で女性が赤子を背負い、そして幼い子どもを連れて避難している姿が脳裏に焼き付き、その様子が忘れられずに描いたとの事で悲惨な姿を心象絵画で描いたそうです。
△野村さんの絵画


 その他にも木曽地域で活動している皆さんの絵画、書、手工芸、焼き物、などなど今年のシニア作品展には300点を越える作品が出品されました。
 訪れた皆さんは自らも日頃から創作を楽しんだりしているようで熱心に作品を見つめていました。
△展示場の様子




 木曽地域の文化の高さを毎年感じています。明日までですので、お早めにご来場ください。
  
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Posted by 大屋誠 at 15:42Comments(0)

2021年11月08日

防火の誓い新たに(消防記念日行事)

 8日早朝、町消防記念日行事として毎年実施されている模擬火災訓練を伝える防災無線が町内に響き渡り、その後、サイレンが鳴り響きました。
 まだ陽が上らない早朝、中央アルプス駒ヶ岳の山嶺も空気は張りつめた感じでした。
△駒ヶ岳


 発災場所の北野地区では、平成25年に火災が発生し、高齢者の方が亡くなったという本当に痛ましいことが起きたところでもあります。その時、私の自宅から見て木曽川の対岸に浮かぶ赤い炎が見えたのを今でも忘れません。
 以前にも書いたと思いますが、上松町は火災が多くかつては「やけ松町」と揶揄されていました。それは民家の構造が木造の建物がほとんどで屋根は檜皮葺きというものが原因であったと思います。
 昭和25年の“上松大火」に建てられた旧役場庁舎が「ひのきの里」であるにも関わらず、ガッチリとした鉄筋コンクリート構造であったのも、その歴史があるからです。新庁舎も建てられた場所が準防火地域である為、木造の柱部分の燃焼載荷試験で柱材を2時間燃やしても耐えうる構造となっています。
△燃焼実験の柱です。役場2階に展示してあります。



 模擬火災訓練では町唯一の定置式ホースによる低地からポンプアップして上段の北野地区に引き揚げていました。
△上段の定置式ホースの様子


 火災のほとんどは“人災”と言われています。高齢者が多くなる中で特に火の扱いには注意して行かなければなりません。
 犠牲者が出た地域での訓練はそうした思いを新たにさせてくれる消防記念日行事となりましたと

 
 
 
   
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Posted by 大屋誠 at 10:19Comments(0)上松町

2021年11月06日

ウオーキングコースより(路傍の風景 その6)

 今年8月豪雨の際の木曽川が増水した名残りと秋の紅葉が映える風景が旧小川橋から見えました。
 河川敷に自生する樹木は増水した流れに逆らったという様を今でも生々しく残しています。その少し上にはカエデの葉が色づいています。
△夏の洪水にも耐えた樹木は全体を下流に向けて立っていますが、根はしっかりと張っています。


その直ぐ上にはカエデの赤黄の葉がコントラスト良く映えて二つの季節が交差していました。  
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Posted by 大屋誠 at 17:12Comments(2)プライベート

2021年11月04日

上松町功労者表彰式

 11月3日文化の日、上松町功労者表彰式が役場議場で行われました。本年度は地方自治功労で征矢一正さん、文化の向上による功労で久保寺明子さんの2名の方を表彰いたしました。
 征矢さんは固定資産評価審査委員として5期13年務めていただきました。その間、2度の委員長職務代理を始め、平成27年7月から平成30年8月までは委員長を務めていただきました。
 固定資産評価審査委員は固定資産税を算出する基礎となる固定資産課税台帳に登録された固定資産の価格が適正であるかを中立、公正な立場で審査するという税務行政の信頼を築く上で重要な役割を担っていただいています。本当に長い間ありがとうございました。
 二人目の久保寺明子さんは上松保育園の園長先生を退職後、平成23年4月から本年3月まで5期10年間に亘り公民館長として務めていただきました。
 公民館の入り口には「笑顔の集まるところ」の表札があり、まさにそれを実践する明るい性格で務めていただき、生涯学習、スポーツ、行事イベントの場においていつも笑顔で参加者に接していただきました。
 また、公民館改修に当たっては設計段階から関わり、近隣町村のコミュニティセンターにも影響を及ぼした障がい者が働くカフェをオープンしました。
 お二人のご功績には言葉に尽くせぬものがあります。本当に有難うございました。
 更に、この日嬉しいニュースがありました。昨年この表彰を受けられた梅本秀雄さんがこの秋の叙勲で選挙管理事務功労で旭日単光章を受賞されることが発表されました。
 こうした方たちに町が支えられている事に感謝しますとともに、心から御礼申し上げます。
 昨日は秋晴れの中の気持ちいい式典となりました。
△受賞者の皆さんと記念写真です。名誉町民の小島洋一郎さん(私の左隣)にもご参列頂きました。


 お二人には益々お元気でご活躍いただきますようお願いいたします。

 
 
   
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Posted by 大屋誠 at 16:04Comments(0)上松町

2021年11月02日

いや〜気持ち良いです。テントサウナ初体験

 2日の午後、県の元気づくり支援金を受けた「テントサウナ」を初体験しました。今までは住民向けにお試しをして来ましたが、今回は役場職員の希望者に体験してもらうということでの開催となりました。
 講師に“野田クラクションベベー”さんをお迎えして「よらまいか」で1時間ほどテントサウナの良いところなどを説明を受けました。
△座学の様子です。地域おこし協力隊の宮原隊員とのテンポの良い口調は若手職員は思わず引き込まれました。




 野田さんは信濃町で宿泊施設の「LAMP野尻湖」でサウナ支配人をしていますが、全国でテントサウナの良さをプロデュースしているそうです。年間4万人宿泊者がいるそうですが、サウナ目的で来訪される方は1万人に上るそうです。
 早速、会場でお借りしたひのき精香さんのテント会場に行きました。二つの異なったテントが用意され、入る前にメガネは外すこと、携帯電話も持たない方が良いとのご指導を受けて入りましたが、熱い方とそれよりも少し優しい熱さの二つ用意されていました。
 熱いテントの“モルジュ”は3重構造になっているとの事で、後で計ったら70度でした。優しいほうは“サボッタ”と言うそうでそれでも流れ出る汗は止まりません。
 サウナの水はヒノキの蒸留水を使っていたので、ひのきのさわやかな香りがテントに溢れました。
△野田さんと記念写真(向かって右腹が若干出ているのが私)です。頭に被っているのはサウナキャップというそうです。頭が熱くなってめまいなどを防ぐそうですが、熱いモルジュに入った時には髪の毛がとても熱くなっていたので確かに必要と実感しました。
 赤沢自然休養林内での活用を今後検討していきたいと思います。サウナに入った後、西小川の水に身を投げ出す快感に若い職員は喜びの声をあげてました。







   
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Posted by 大屋誠 at 19:26Comments(0)上松町

2021年11月02日

おままごとキッチンお届け

 29日、木曽川が紡ぐご縁で愛知県春日井市に木曽ひのきで作られた“ままごとキッチン”を藤山台保育園にお届けしました。
 一昨年、当町の地域おこし協力隊の小林隊員が木製のおもちゃを提案し、春日井市の保育園の先生から提案のあった“ままごとセット”だそうです。
△この様な物です。横隣は伊藤太春日井市長さんです。


 主な部分はひのき製ですが、コンロの部分は桜を使っているそうです。また、コンロを回すつまみ部分はカチカチと動くそうで、上松の木工業者さんが採算度外視?で作成してくれたそうです。
 この日は49台をお届けしましたが、全部で140台近く納入するとの事です。
 保育園ではままごとセットは、今までダンボール製で手づくりしていたそうです。保育園の先生が作った味のあるキッチンセットを訪問した際に拝見させて頂きましたが、子どもたちへの愛があふれた作品であると思いました。
 イベントの中で木曽との繋がりを子どもたちに分かりやすいようにした紙芝居や先生方の演技力たっぷりのラーメン屋の芝居もあり、集まった年長さんも真剣な眼差しがとても新鮮でした。ハキハキと返事をする子どもたちは本当にお行儀の良い子が多く感心しました。


 先生方の芝居で紙で作ったラーメンの麺がいつの間にか本当の麺に変わっていたのには驚きました。
 子どもたちの手でどんな料理が出来上がるのか楽しみです。
「ラーメン食べたい」は上松保育園でも運動会でやっていましたが流行のダンスなのでしょうか?
△「ラーメン食べたい」の園児の可愛いダンスです。先生方の芝居のクオリティはとても高かったです。


 楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
 春日井市では隣の犬山市にある木曽川の取水口から上水道の水を頂いていると伊藤市長さん以下市役所の皆さんとても感謝されました。これからもずっときれいな水をお届けする事をお約束しました。



  
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Posted by 大屋誠 at 18:46Comments(0)上松町