2021年09月29日

安全・安心な道づくりの要望

 28日、木曽を南北に貫くように走る国道19号についての整備促進要望活動を飯田国道事務所で行いました。
 コロナ禍の中で国等に要望する機会である各種大会が書面議決、中止、延期となっています。また要望活動を受ける側も様々な制約がある中でこうした活動自体を受け入れませんでした。
 木曽郡6町村の町村長、議長が揃っての活動もいつ以来?というぐらいに久しぶりです。
 対応して頂いた今井飯田国道事務所長さんには先月の豪雨災害で被災の翌々日には国道19号の7箇所で起きた通行止めを解除して頂くなど早期の復旧をして頂きました。
 当町で起きた断水も早期の国道復旧により松本市からの給水車が来援する事が出来ました。その事も要望の冒頭でお礼申し上げました。
△原連合長(木曽町長)より今井所長に要望書を手渡しました。




 各町村長からそれぞれの地区の要望をしました。当町では昨年同様の桟地区のJRと交差する笹沢地籍の歩道設置について、ウオーキングで歩く観光客が多くなっていること、直ぐ近くのバイパス第三トンネル付近で大きな事故が多発している事などを挙げて要望しました。
 飯田国道事務所への要望の後、飯田国道事務所内の会議室をお借りして名古屋市にある中部地方整備局の松居道路部長さんとWebにより同様の要望活動を実施致しました。
△その様子です。毎年局を訪問しての要望活動ですが今回はこの様な形式での活動です。ちょっとやりにくい感じですかね。


 帰り際に今井所長さんから現在進んでいる“青崩峠道路”について動画を交えてお話がありました。青崩峠トンネルは長野県と静岡県を跨がる延長4,998mのトンネルで現在工事が進んでいます。
 トンネル内には中央構造線が走っており、破砕帯という脆くて崩れやすい地層が有りますが、トンネルの外周を固めながら掘り進むということで、今は静岡側がその層に当たっているとのことでした。
 一日に1m程しか進めないという事で、動画を見させて頂きましたが、掘らないのにボロボロと崩れる感じで、昔見た石原裕次郎が主演した『黒部の太陽』(相当古い?)を思い出しました。

   
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Posted by 大屋誠 at 06:44Comments(0)上松町

2021年09月27日

ウオーキングコースより(路傍の風景 その2)

 朝のウオーキングコースのちょうど半ば頃に関西電力の寝覚発電所があります。「寝覚」とはいいますが実際は“寝覚めの床”の上流部の島地区にあります。
 その建物から東の方向には木曽駒ヶ岳を主峰とする中央アルプスの峰々が連なっています。その直下に昔から地域の皆さんに里山として親しまれている「風越山(かざこしやま)」が見えます。
△右下のこんな山です。


 相変わらずの写真下手ですが、右側にポッコリと見える山です。風越山は昔は今日ほど雑木が生い茂る山でなく、私の小さな時にはススキなどがある山でした
 今の様な農機具、機械がない時代にはその役を担った牛馬は家族同様に暮らしていましたが、その飼料となる草を採っていた山で、吉野地区の里人にとても大事にされて来た山です。
 中学の木曽駒ヶ岳登山の予備登山で登る山で、その急な傾斜は本番以上だった様な記憶があります。
 地元の人に愛され、親しまれているという事で、昔から「吉野の草刈り唄」があり、歌い継がれています。馬を飼っていた年配者の方は刈り干し草を運んだ記憶がある方もいると思います。
 つらく、しんどい作業もこうした唄で疲れを吹き飛ばしていたんでしょうね。その節を町誌から一部ご紹介します。
♯♭草をヤー刈るには吉野山で どうぞまじりのあらし草
♯♭草をヤー刈るには桔梗花残せ 桔梗は女子の縁の花
♯♭草をヤー刈るにも鎌二丁ほしや 私とあなたと相賀刈りで
 (続きあり)
 こんな唄を唄っていけば作業も楽しく、終わった後の直会(なおらい)も賑やかだったと思います。

 また、風越山には地学的に大きな特徴があります。西側にケルンバットという木曽山脈西縁断層帯による地震が起きた時に地滑した痕跡があります。
 風越山は上松の歴史を語る山でもあります。
  
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Posted by 大屋誠 at 09:27Comments(0)上松町

2021年09月26日

少しずつ、少しずつ(八幡宮十五夜祭)

 25日夜、町内の上町の八幡宮において上若連による十五夜祭が神事のみ行われました。2年ぶりに“お神楽”も作られてお目見えしました。
△お神楽の様子です。神楽の白張り提灯に灯が灯ります。




 この祭りで頭(かしら)中老委員などの体制が変わります。この2年大変な中での祭典執行でお疲れ様でした。
△湯立て神事も行われました。


 獅子舞も「のさのしき」「のさののさ」が舞われました。切り上げの時の楽屋の言葉どおりに「鎮まったりや、鎮まったりや、上の町から下の町まで、ちょうちょけんごに悪魔を払ってな、・・」のとおりコロナという悪魔を払って来年こそは賑やかな祭りが戻ってくる事を願います。
 獅子舞の時には周辺の住民の方が見物に来ていました。笛の音、太鼓の響く音が境内に深まる秋を感じました。
△獅子舞です。







  
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Posted by 大屋誠 at 10:05Comments(0)上松町

2021年09月24日

2年振り“上中総合発表会”

 24日上松中学校からご案内があり、二年ぶりに総合発表会にお伺いしました。
 昨年はコロナでご案内も無く、毎年2日間の日程で行われていたものを1日に短縮して行われましたが、今年は保護者に限って来場を認めて二日間の日程となりました。
△開会式の様子です。YouTubeみたいな演出もありました。


△下野実行委員長の開会あいさつです。今年の目標は『Break the sky limit』で自らの限界を超えるという事です。


 昨年の3年生はこうした発表の場も無く残念だったと思いますが、その思いをしっかりと現在の3年生が引き継いで行っている様です。
 私は教育長と一緒に教科発表を拝見しましたが、英語発表とダンスによる発表があり、ダンスは3年生のパフォーマンスが特筆でキレキレで踊っており、皆んなの手拍子が自然と起こり踊っている生徒もマスク越しに分かるくらいニコニコ笑って踊ってたのがとても印象的でした。
△英語発表


△ダンスパフォーマンス


 教育長に「私たちがやるとみんな盆踊りだな」というと苦笑いしてました。教室には様々な生徒が作った作品や絵画が展示されていました。
 模写の鳥獣戯画、思い思いのキャラなどどれも発想豊かな作品、そして習字など落ち着いた授業がされているという学校の雰囲気を感じさせてくれる発表会でした。










  
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Posted by 大屋誠 at 14:46Comments(0)上松町

2021年09月23日

小さな親切運動

 21日、上松町老人クラブ女性部に「小さな親切運動 実行章」が贈られることになりお祝いに駆け付けました。
 これは老人クラブ女性部の皆さんが平成16年から家庭で不要になったタオルなどを縫って雑巾や台拭きとし、町内の9つの福祉施設、保育園などに贈って来たことが評価されたものです。
△征矢会長さんの挨拶


△授賞式の様子です。代表の大道会長さんへ中信地区で運動を進めている市民タイムスの記者小野原さんから伝達されました。


 毎年一千枚以上を贈って来たとの事ですが、17年近く続いた活動で、コロナ禍の中では感染対策としても本当に必要なもので施設の皆さんにも喜んで使って頂いていると思います。
 また、国連が目指している持続可能な社会を創るSDGSを実行しているということになります。異常気象が地球温暖化の影響と言われて久しいところですがこうした取組みが少しでも地球への負荷が少なくなることに繋がると思います。
△最後に皆さんで記念写真



   
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Posted by 大屋誠 at 06:45Comments(0)上松町

2021年09月20日

今日は「敬老の日2021」

 今日は敬老の日です。それに先駆けて去る17日に百歳を迎えられた花川ちゑさんに内閣総理大臣、長野県知事からの祝い状を伝達にご自宅を訪問させて頂きました。
△伝達の時の様子です。


 今はご長男と二人住まいですが、3年ほど前に亡くなったご主人も百歳を越えた長寿であったとの事で長寿のご家庭は何か秘訣があるのでしょうか?
 現在は耳が遠いということですが、自分で洗濯、炊事や周りの草むしりなど外に出ての事など大体のことは出来るとのことでした。
 家の中にはお孫さんやひ孫さんに囲まれた幸せそうに微笑む自然で和やかな雰囲気の写真がありました。
 一緒に住んでいる息子さんから「そうは言っても心配なのでお昼に必ず帰って来て昼飯を一緒にしている」とお聞きしました。温かく見守ってくれる家族がいるからこそ大正、昭和、平成、令和と4つの時代を力強く生き抜いて来られたのでしょうね。これからも益々お元気でお過ごしください。
△町からの記念品の贈呈です。


  
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Posted by 大屋誠 at 13:14Comments(0)上松町

2021年09月18日

木曽建設事務所現地調査

 17日午後から木曽建設事務所と県が管理する河川、道路、砂防の工事施工希望箇所の現地調査を行いました。
 上町地区玉林院裏の聖沢の砂防堰堤、流路工、上条地区の木賊沢など昨年、今年と出水により被害が出た箇所などを現地を見ながら意見交換して回りました。
 諸原地区では木曽川の護岸の状況を見ながら、右岸と国道19号とを結ぶ高規格の橋の建設に理解を求めました。
 先日の災害でも復旧や迂回路として木曽川右岸道路が左岸の国道19号を補完する道路として大きな役割を果たしました。また3年後には老人ホーム木曽寮も移転してくることから、木曽川両岸を結ぶ道路、橋の整備は一層切実な要望となります。
 他にも砂防、河川整備など県管理の要望箇所を挙げて要望しておりますが、近年の自然災害による被災箇所が多く、その復旧が優先されるという事ですが、住宅地など安全確保が急がれる所がありますのでしっかりと町の要望を伝えました。
△要望箇所の聖沢を見る小林所長さんほか木曽建設事務所の皆さん。




 上松町の地質は木曽川の右岸と左岸では全く違うという事が分かります。私も渓流釣りやるので大体の町内の渓の特徴は知っていますが、この現場の聖沢は砂礫、砂利という細かい堆砂土が流れ出て、流路を塞いでおります。
 最近の土石流は普段は1mにも満たないこうした本当に小さな沢で発生しています。
 台風14号は南に外れて当町には幸い大きな影響はありませんでしたが、台風そのものから離れた地域で前線の影響で被害が出る恐れがあります。
 これからも台風発生もあるかもしれません。当分注意しなければならない季節となります。
 「なんで、連休ばっか狙い打つように来るんでしょうかね。大屋町長になってから毎年避難する様になったね。」と冗談めかしに職員にいわれました。「それは私のせいじゃ無いから」と答えましたが、コロナといい、なんとも言えない3連休が始まりました。ゆっくりお休み下さい。
 
  
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Posted by 大屋誠 at 12:19Comments(0)上松町

2021年09月17日

温かい支援に感謝

 15日、県町村会の平林副会長(北安曇郡松川村長)さんが県町村会を代表して来訪され、8月の豪雨災害被災のお見舞いを頂きました。
△その時の様子です。




 お見舞いを頂くなんてなんか他人事のような感じでしたが、実際に頂くと本当に温かい心に勇気づけられます。平林村長さんに今回の被災した状況を説明したところ、松川村で平林さんは経験したことがないとのことで熱心に聞いて頂きました。
 町ではふるさと基金に新たに災害見舞金を受け入れるように改めました。
 他にもいろいろな団体個人からお見舞いを頂いています。被災者支援、復旧の為に有効に使わせて頂きます。
 県町村会の他、全国町村会、北信越町村会からもお見舞いを頂きました。
△有難うございました。




 
  
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Posted by 大屋誠 at 18:08Comments(0)上松町

2021年09月15日

ウオーキングコースより(路傍の風景その1)

 私は現在三段目60枚目です。とはいっても大相撲の話ではありません。町役場職員が参加している協会けんぽウオークの歩いた歩数により大相撲の番付に擬して格付けされたものです。
 このイベントは昨年も行われ参加しましたが、意外な人が歩いていることにビックリしました。現在41人の職員が参加しており、私は昨日までの順位で22位(97,675歩)です。
 教育長と副町長との3人で“ネギマ3兄弟”という怪しいグループ名を頂戴しておりますが、皆んなで話題があって楽しく取り組んでいます。
 県内の民間、行政機関など200を超えるチームが参加しており、上松町チームは何と80位前後で健闘しております。県内でもそれだけ健康づくりの意識が高まっているといえます。
 私も朝出勤前の日課としてウオーキングをしていますが、今日からその周りの風景を少しずつ紹介して行きたいと思います。
 記念すべき1回目は、島地区にある『島庚申塚』です。
△庚申塚です。


 町の文化財にも指定されていますが、今でもしめ縄が張られ地区の皆さんに愛されている事が分かります。
△塚の横には由来が書いてあります。


 人間には3つに虫が宿っており、庚申の日に眠っている間にそれが出てきて天帝に告げ、それが500貯まるとその人は死ぬということが書かれています。
 悪い事を戒めるための信仰だと思いますが、私もいくつ溜まったのか分かりませんが、貯まらないように注意して行きたいと思いながら手を合わすます。

   
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Posted by 大屋誠 at 09:27Comments(0)プライベート

2021年09月14日

税についての作文、ポスター選考

 木曽郡租税教育推進協議会が主催する「税についての作文・税に関するポスター選考会」が13日に県木曽合同庁舎で開かれ出席しました。
 毎年、夏休み明けのこの頃に行われる選考会です。租税協の会長として私自身は今回で5回目となりますが、毎年選考には悩まされます。
 今年は中学生の作文は全部で68点、小学生のポスターは120点と応募状況はいずれも昨年の倍となりました。中でも上松小・中学校が昨年度は応募が無く寂しい思いあったのですが、今年は多くの作品を出して頂きました。倍の出品になったのは上松小中学校のおかげです。本当に有難うございました

 作文については68点の内予め先生方に15作品に絞ったものを審査しました。租税教室で学んだとはいえ、世界的な視点や身の廻りの消費税よく調べてあった作品もあれば、身近な自分の家庭の事から税を考えるものなどそれぞれが特長的に税のことを考えた作品でした。
 また、小学生のポスターは標語と表現した絵で一目で何を訴えたいのかが分かる作品が多く、120の中から5点を選ぶのは大変な作業ですが、選考委員の皆さんは真剣に一点一点見つめて選んでいました。
 こうした作品展に積極的に出品する事、そして選ばれる事がこれからの学習の励みとなってくれると主催者としても大変嬉しく思います。
△作文選考


△ポスター選考、合庁講堂に並べられたポスター120点





  
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Posted by 大屋誠 at 09:38Comments(0)上松町