2019年10月15日

車窓から台風19号の爪痕を見て

台風の影響から開催が心配された中信地区交通災害共済総会と県町村会総会が予定通り開催されるとの事で、今日始発から長野まで行けるようになった特急しなので長野市に出張しています。
木曽や松本までは河川の増水や崩れた場所はほとんどありませんでしたが、筑北村を過ぎた辺りから様子が少しずつ変わって来ました。田んぼの稲刈りは先週で終わっているところがほとんどでしたが、残っていた所は少しですが倒れていました。

△麻績村の様子です。少しだけ稲が倒れるくらいでした。



しかしながら、麻績川とJRが近接する場所では護岸が洗われて復旧作業が行われていました。
△麻績川は小さな河川ですが、擁壁を乗り越えて土砂を洗い流していました。



△姨捨駅近くで氾濫した千曲川を見ましたが、いつもの様子と違う増水した跡が分かる景色が車窓を通じても分かりました。



篠ノ井駅付近は稲が泥に被ってしまった所やリンゴの木が実を付けたまま倒れて寝ているところもありました。片付けに追われている人がいましたが、まだまだ追いつかない様子でした。
長野市内は比較的落ち着いた様子です。
長野駅は新幹線の切符を買う人で窓口の外まで列を成していました。
△みどりの窓口



この台風で犠牲となられた方々に心からご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さまが一刻も早く復旧、復興されます事をご祈念申し上げます。
今日の町村会総会が 同じ県民としてこれからどの様な支援が出来るか真剣に協議される場となるものと思います。


  
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Posted by 大屋誠 at 10:42Comments(0)上松町

2019年10月11日

三連休の台風

昨年もでしたが、今年も週末に台風が来ます。予定していた町民運動会も2年連続での中止となりました。
木曽の観光といえば、秋の紅葉は最も代表的なものです。真っ赤、或いは黄色に色づいた葉っぱは厳しい冬を迎えるために山を装う衣装にも見えますが、衣装も纏えずに散るとなると悲しいものです。
台風が“すっ”と過ぎ去ってくれることを祈るばかりですが、今日、緊急の課長会議を行い、職員の連絡体制の確認、住民の避難について話し合いました。御嶽海の優勝の幟旗も下げる事としました。
住民の皆さんテレビ、ラジオや行政無線の注意喚起や避難情報には十分留意して行動をお願いします。

△幟旗が下げられたひのきの里総合文化センターです。


  
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Posted by 大屋誠 at 15:10Comments(0)上松町

2019年10月11日

先端技術トップセミナーに参加して

県庁講堂で9日「先端技術トップセミナー」が県主催で行われたので参加しました。
ICT、A i、IOTなど最新技術が様々な分野で目まぐるしく進んでいる。ICT=情報技術という事で言葉自体が情報化社会の中で認知され浸透してきたがAi(人工知能)やIOT(モノをインターネットに繋ぐ)などは言葉自体を数年前までは知らなかったというよりも具体的にこれがAiを応用したもの、或いはこの見守りシステムはIOTを利用したものなど具体的に分からないと私の様なアナログな人間には理解が難しいものと思う。
阿部知事は挨拶の中で「首長との先端技術の意見交換し様々な意見が出た。先ずは私も含め一体どういう事かを学ぶべき、新しい技術をどう活かすか、産業、地域づくりにどう活かすかを考えていかなければならない」とした上で「県としても手探りの状況である。」と現状について話しました。

△阿部知事挨拶



セミナーでは産業、行政、県民生活、教育などの分野から講演がありました。
野村総合研究所梶野上級コンサルタントからは「第4次産業革命とは」という演題で〜何が起きようとしているのか?〜、〜機会と脅威は〜というサブタイトルを付けての講演でしたが、冒頭、「この事は定義しづらい、感覚的に掴んで欲しい」との話があり、ドイツが2億ユーロの補助金を出して取組みしている状況や今までは自社で作製していたものをそれぞれの社の持つ優位性を生かしていくことが新しいものづくりに繋がる。
人に依存していたものを標準化する事で人手不足を解消するなどの話がありました。また、この産業革命に「無反応未対応が引き起こす惨事」として半導体露光装置製造の世界シェアに乗り遅れてしまった事例を挙げての話がありました。
また、日本企業の継続には成長戦略に加え、経営者の胆力が必要、ボトムアップ提案では生き残れないとの話がありました。
他にも行政への活用、水道事業のIOT利用、教育への活用など様々な切り口からの講演もありましたが、国全体が急速な人口減少が進む中、高齢者の見守りや鳥獣害対策、更には建設工事など行政で活用出来る事のその汎用性は広く、どの様なもので展開できるか楽しみな分野でもあり、また、未来を切り開くことに繋がるセミナーでした。
  
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Posted by 大屋誠 at 14:13Comments(0)

2019年10月07日

1,200kmの旅(秋田県小坂町最終処分場視察)

3日から4日にかけ木曽から約1,200km離れた秋田県小坂町のゴミ焼却灰処理施設の視察に出かけました。
木曽広域連合の新しいクリーンセンターが稼働を始め、焼却灰は約20%程度減ったとの事ですが、全てを燃やすことは出来ません。その最終処分を遠く離れた秋田県小坂町にある施設で埋立て処理をお願いしています。
ゴミ焼却灰は木曽をトラック輸送で出て、南松本の貨物ターミナルに集められ、その後、東京の貨物駅に集められ、新潟経由で秋田県の大館駅に、最後はトラック輸送で小坂町の最終処分場へと運ばれます。
なぜ貨物列車による輸送にしているかというとCO2の排出がトラック輸送に比べて7分の1だとの事で、環境負荷への配慮だそうです。私たちが排出するゴミの長い旅を思うと感慨深いものがあります。
小坂町はかつては鉱山資源の生産で栄え、多い時は3万人の人口があったと表敬訪問した役場でお聞きしました。
今は人口5100人との事ですが、規模は縮小したものの精錬などで昼間に働いている人はそれよりも多く周辺から通勤してくるそうです。
小坂町は有名な十和田湖があり、文化的にも日本で始めての歌舞伎舞台小屋「康楽館」があり、また鉱山事務所として建築された建物も国の重要文化財に指定されているなど自然、文化的にも魅力の溢れる町でした。

△最終処分場の様子です。後ろの大きなコンテナで毎日貨物列車20両程度で車列を組み、毎日全国から運ばれて来るそうです。処分場をバックに記念撮影です。現在の埋め立て量は計画量の53%程だそうですが、後方の山を掘削して更に拡充する計画があるとの事です。





△最終処分場の入退場です。



△細越小坂町町長さんとの記念写真



△旧鉱山事務所で国の重要文化財です。







  
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Posted by 大屋誠 at 20:16Comments(0)上松町

2019年10月03日

伊勢に

20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮に係る「御杣始祭」の御神木を出す事について、木曽奉賛会の皆さんとともに、地元の熱意を伝えるために伊勢市役所、伊勢神宮を訪問させて頂きました。
この一連の行事は神宮にとっても最大の行事であり、地元の木曽にとっても観光に及ぼす影響や木曽地域をPRする事に大きな期待がかかる行事です。
小松大宮司他神宮関係者の皆様とお会いすることが出来、「まだ先の事で、最後は天皇陛下の御裁可をいただくまでは何とも言えないが、皆さんの熱意は十分に理解している」という言葉を頂きました。

△神宮司庁



伊勢市役所に鈴木市長を訪ね、観光面での連携など意見交換する事が出来ました。その中で市長から「土産物屋などもあり賑わっているが、後継者問題があり、店の後を継いでくれる人がいない」という意外な発言がありました。
また、市長室に「朝玉勢」(あさぎょくせい)という力士の名前の色紙があったのでお聞きしたところ、夏場所に約80年ぶりに十両に上がったものの負け越して1場所で幕下に落ちてしまったとの事で、御嶽海関の活躍の話にも花が咲きました。

△鈴木市長さんとの記念写真





△月曜にも関わらず多くの人が訪れていました。昨年の850万人より100万人多くなっているとの市長さんの話で、御代変わりの今年は恐らく千万人を超えるのではとのお話でした。
旅に出ると意外な事を知ります。
△おかげ横丁に続く道



帰り際に巨人軍の選手の写真があったのでお聞きしたところ、沢村栄治の出身地だという事でした。知らなくてすみませでした。高校は京都だったと記憶していました。

  
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Posted by 大屋誠 at 11:00Comments(0)上松町

2019年10月03日

木曽三川サミット

美濃加茂市で木曽三川サミット(木曽三川流域自治体連携会議)が29日開催され出席しました。このサミットは木曽郡各町村や名古屋市など木曽川、揖斐川、長良川のいわゆる“木曽三川”といわれる流域の28の自治体が「水でつながる命」というテーマで毎年開催されています。
このサミットにおいて岐阜森林文化アカデミーの 川尻先生が「清流の恵みを新たな世代につなげるために」という演題で基調講演されました。
その中で特に印象に残った言葉がありました。岐阜県加子母(裏木曽と呼ばれている地域)の木曽ヒノキが伐られずに大径木として残ったというくだりの中で、林業施策の“巣山”に触れ、「巣山は鷹の保護、育成をするため山を指定し、住民の立入を厳禁したという事で伝えられているが、実際は江戸幕府に良材がある事を隠すための手段であった。その為に住民をも近付けさせなかった。」との事でした。
当時の役人さんが本当の意味で、どの様に考えてこうした林業施策を取ったのかなど専門外の私が知る術はありませんが、結果として裏木曽地域に大径木の木曽ヒノキが残っている事を見ると、単に鷹を守る為というよりは説得力があるとお聞きしました。

△サミットの様子です。





△美濃加茂健康の森に会場移して自生するアベマキの木を使ったバターナイフづくりや希望者はアドベンチャー体験などをさせて頂きました。







  
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Posted by 大屋誠 at 10:47Comments(0)

2019年10月02日

塩尻市市制60周年を祝う

28日豊明市の皆さんをお迎えした後、塩尻市レザンホールで開催された市制60周年記念式典にしゅっs  
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Posted by 大屋誠 at 08:35Comments(0)上松町

2019年10月02日

塩尻市市制60周年を祝う

28日豊明市の皆さんをお迎えした後、塩尻市レザンホールで開催された市制60周年記念式典に出席しました。
塩尻市とは松塩筑木曽高齢者施設組合の縁でともに高齢者施設の管理運営をしてきています。塩尻市は昭和34年に旧塩尻町、片丘村などの5町村が合併して出来ました。その後、昭和36年に旧洗馬村、平成17年に木曽郡楢川村が合併して現在の塩尻市となっています。
式典では荒れた土地を耕し、現在のワインの郷と知られるようになったエピソードが紹介されました。また、塩尻西小、丘小学校の子供たちの澄んだ歌声がホール内に響くなど厳粛な中にも松山三四郎さんの洒脱な司会もあり、和やかな雰囲気な式となりました。
農業はもとより、工業も盛んであり最近ではワイナリーを結ぶ観光にも力を入れているとのことです。またJRや高速道が交わる交通の要所でもあり、ますます近隣の市として発展されますことを祈念いたします。

△小口市長の式辞



△松山三四郎さんの歴史や風土などしっかり下調べしたMCには思わず感嘆



△市制30周年の時に埋められたタイムカプセルが披露され、当時小学生で作文コンクールで最優秀賞を取った市内在住の女性がそのまま読み上げました。



△市内の塩尻西小、丘小の皆さんの素晴らしい美しい歌声が響きます。彼ら、彼女らが迎える塩尻市の未来はきっと素晴らしいものになっているんでしょうね。





△最後は信州が生んだ作詞家高野辰之の「ふるさと」を会場全員で歌ってフィナーレ


  
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Posted by 大屋誠 at 08:35Comments(0)

2019年10月02日

塩尻市市制60周年を祝う

28日豊明市の皆さんをお迎えした後、塩尻市レザンホールで開催された市制60周年記念式典に出席しました。
塩尻市とは松塩筑木曽高齢者施設組合の縁でともに高齢者施設の管理運営をしてきています。昭和34年に旧塩尻町、片丘村などの5町村が合併して出来ました。その後、昭和36年に旧洗馬村、平成17年に木曽郡楢川村が合併して現在の塩尻市となっています。
式典では荒れた土地を耕し、現在のワインの郷と知られるようになったエピソードが紹介されました。また、塩尻西小、丘小学校の子供たちの澄んだ歌声がホール内に響くなど厳粛な中にも和やかな雰囲気な式となりました。
農業はもとより、工業も盛んであり最近では観光にも力を入れているとのことです。またJRや高速道が交わる交通の要所でもあり、ますます発展が期待できる市  
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Posted by 大屋誠 at 08:35Comments(0)

2019年10月02日

ようこそ上松へ

28日、友好都市の豊明市から交流の絆を深めるために五十人の方にお越し頂きました。早朝から豊明を出発し、“よろまいか”に到着した皆さんは旅の疲れも見せずに笑顔で挨拶されました。
“ よろまいか”では上松で祝い事に振舞われた「オオビラ“料理、”エゴマ五平餅“などが並べられ歓迎の昼食会が行われました。
この後、もくもく体験という木彫りの表札づくり、赤沢での森林セラピーなどを体験していただきました。

△昼食の様子、バスから降りる皆さんの様子です。お出迎えをさせて頂きました。




  
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Posted by 大屋誠 at 08:01Comments(0)上松町