2020年05月18日

定額特別給付金事務

 コロナ対策の支援の一つである一人10万円の特別定額給付金の事務は、先週13日に郵送が開始され、その後申請者から大きな混乱もなく提出されて来ております。
 町内の対象世帯が2,060世帯あり、うち先週受付で1,140世帯から申請がありました。全体の55.3%の方が二日間で既に申請された事になります。
 当町においては、都市部のオンライン申請のような窓口での混乱などもなく、概ね順調に事務が進んでいます。
 私も隣人の方から聞かれ、コピーをとってやりながら教えてやろうと書類を見ましたら必要事項が既に書かれていました。お聞きすると、ちょうど知っている郵便局の方が見えて教えて書いたとの事でした。
 その方に後で「郵送で送ってください」と言いましたら、「運動のために隣り組の◯◯さんと一緒に役場に行って出して来た」とのこと。なるべく人との接触を避けるようにとのことも頭をよぎったが、自分で出した方が実感もあるのかなあと思い、頭と実際の行動は違うということも、行政としても学んでおく必要があるものと考えさせられる出来事でした。
 オンライン申請もこうした実際の人の動き(暗証忘れている人、直ぐにカード発行出来ると思っている人がいる)を想像していれば対処出来たのではという思いがあります。
 これからマイナンバーが必要な事ではあることは確かかもしれません。しかしながら、緊急事態の時に新しいことを持ち出してやるのは混乱するものに更に拍車をかけるのではと懸念していたのですが。
 一刻も早く対応をしてやりたいと考えて時間を費やして務め、その挙げ句は住民から罵声を浴びるような事になった自治体職員のやるせない思いを忘れないで欲しいと思います。
 考えた国の官僚の皆さんはいつも後方で見ていますが、直接事務を執行する自治体職員の思いを正面から受け止めて欲しいと願うばかりです。

△役場入り口に設けた相談窓口の案内です。高齢者の中にはコピーする事も出来ない方も実際多いんです。



 
   
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Posted by 大屋誠 at 14:17Comments(1)上松町