2020年05月27日
触れないのに
言葉には魂が宿ると考えたのは平安時代でしょうか?何れにしても古代からの日本らしい考えの一つだと思います。それは西洋の呪術によるものもある様ですので、万国共通とも言って良いようです。
言霊(ことだま)とも表現されますが、言葉には霊力があり、口から発した事により魂が宿り、人の考えや行動に影響があると考えられています。
他人の言葉を聴いた時、自分の奥底にある自分自身の知らない純粋な気持ちや今までの体験などを通じて得てきた記憶に繋がる何かに響いたときに使われる表現として「琴線に触れる」というものがあります。どうして琴線なのかは分かりませんが、知っている方いたら教えてください。この言葉を最初に考え、使った人って凄いと思います。
実際には琴の弦に手で触れることができても、心の中にある琴の糸があるという表現の発想は浮かばないと思うのは、凡人が故の私の考えが及ばないからでしょう。
他に「・・・に触れる」という表現で感情を表す言葉に「逆鱗に触れる」という言葉もあります。上司や目上の人の怒りを買うことですが、先ほどの琴線と混同している方も多いとインターネットで注意されていました。
実際には見えないもの、無いものを触れることは出来ないのですが、言葉の持つ“力“には驚かされます。
最近のコロナ禍の中で、世界のリーダーたちの言葉の資質が浮かび上がって来た感じがします。自分の言葉で語り、国民を導いている方の評価は総じて高いのかもしれません。
言葉を大事にするという意味では、“歌“の歌詞の中に凝縮されていると思います。先日、町では「新型コロナに負けない上松町宣言」を発しましたが、その表題を考えた時にZARDの「負けないで」という歌詞が浮かびました。
某民間テレビの24時間テレビの中で芸能人がマラソンをしてチャリティ募金を集めるという企画のバックで流れていた歌です。
サビの部分で『♭♭負けないで〜もう少し〜最後まで走り抜けて〜どんなに離れてても〜心は側にいるは〜♯♯』という苦しく走っている普段走ることがあまりないであろう芸能人(芸能人ではありませんが、私もそうです)を応援するものです。
番組を観てその歌と画面を見るときっと感動する人も多かったのかもしれません。歌っていたZARDのボーカルの坂井泉水さんは自分で作詞した方で、私も好きな歌手の一人でしたがテレビへの露出は少なかった方です。
これから更に皆んなを応援するいい歌を送り出してくれると期待したのですが、40歳の若さで鬼籍に入られ本当に残念でした。今日、5月27日は坂井さんの13回目の命日に当たるとの事ですが、亡くなってもなお坂井さんの言葉は生きていると思います。
また、先日、若い女性プロレスラーの方が自らの命を絶って亡くなられた事件があり、インターネットのSNS上での誹謗中傷する言葉に耐えることが出来なかったという事が報じられています。言葉は人を勇気付ける事も、悲しい事件を引き起こす事もあるという事を改めて感じました。
行政の一旦を担う者として、自分の発する言葉に責任を持つことの大事さを肝に銘じなければならないと感じる今日この頃です。
言霊(ことだま)とも表現されますが、言葉には霊力があり、口から発した事により魂が宿り、人の考えや行動に影響があると考えられています。
他人の言葉を聴いた時、自分の奥底にある自分自身の知らない純粋な気持ちや今までの体験などを通じて得てきた記憶に繋がる何かに響いたときに使われる表現として「琴線に触れる」というものがあります。どうして琴線なのかは分かりませんが、知っている方いたら教えてください。この言葉を最初に考え、使った人って凄いと思います。
実際には琴の弦に手で触れることができても、心の中にある琴の糸があるという表現の発想は浮かばないと思うのは、凡人が故の私の考えが及ばないからでしょう。
他に「・・・に触れる」という表現で感情を表す言葉に「逆鱗に触れる」という言葉もあります。上司や目上の人の怒りを買うことですが、先ほどの琴線と混同している方も多いとインターネットで注意されていました。
実際には見えないもの、無いものを触れることは出来ないのですが、言葉の持つ“力“には驚かされます。
最近のコロナ禍の中で、世界のリーダーたちの言葉の資質が浮かび上がって来た感じがします。自分の言葉で語り、国民を導いている方の評価は総じて高いのかもしれません。
言葉を大事にするという意味では、“歌“の歌詞の中に凝縮されていると思います。先日、町では「新型コロナに負けない上松町宣言」を発しましたが、その表題を考えた時にZARDの「負けないで」という歌詞が浮かびました。
某民間テレビの24時間テレビの中で芸能人がマラソンをしてチャリティ募金を集めるという企画のバックで流れていた歌です。
サビの部分で『♭♭負けないで〜もう少し〜最後まで走り抜けて〜どんなに離れてても〜心は側にいるは〜♯♯』という苦しく走っている普段走ることがあまりないであろう芸能人(芸能人ではありませんが、私もそうです)を応援するものです。
番組を観てその歌と画面を見るときっと感動する人も多かったのかもしれません。歌っていたZARDのボーカルの坂井泉水さんは自分で作詞した方で、私も好きな歌手の一人でしたがテレビへの露出は少なかった方です。
これから更に皆んなを応援するいい歌を送り出してくれると期待したのですが、40歳の若さで鬼籍に入られ本当に残念でした。今日、5月27日は坂井さんの13回目の命日に当たるとの事ですが、亡くなってもなお坂井さんの言葉は生きていると思います。
また、先日、若い女性プロレスラーの方が自らの命を絶って亡くなられた事件があり、インターネットのSNS上での誹謗中傷する言葉に耐えることが出来なかったという事が報じられています。言葉は人を勇気付ける事も、悲しい事件を引き起こす事もあるという事を改めて感じました。
行政の一旦を担う者として、自分の発する言葉に責任を持つことの大事さを肝に銘じなければならないと感じる今日この頃です。
Posted by 大屋誠 at
06:28
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