2020年09月14日
『御嶽海関』好スタート
昨日から大相撲秋場所が東京国技館で始まりました。我が町出身の御嶽海関は初日北勝富士関に一歩も引かない堂々の相撲で寄り切りで勝ちました。
今日は元大関で先場所復活優勝を遂げる活躍を見せた照ノ富士関とに取り組みが予定されています。「関取」と呼ばれるのは十両以上との事ですが、怪我のために一時幕下まで落ちて上がってきた実力者です。
今場所を占う意味で大一番ともいえます。横綱不在の中、大相撲ファンを喜ばせるのはこうした若手の活躍です。
午後5時半頃、いつもなら上松の人が多く行き交う市街地の時間帯に人通りが少なくなります。皆さんテレビの前で声を出して応援しているんでしょうね。
後、14日間無事に全力で頑張って欲しいと町民の皆さんが願っています。また、次の場所が大きな夢を叶える場所になるためにも。
△公民館に集まった皆さんとパブリックビューイングで応援です。何時もなら『御嶽海〜〜』と大きな歓声を上げるのですが。

△参加者は皆さん検温と氏名を記入。

今日は元大関で先場所復活優勝を遂げる活躍を見せた照ノ富士関とに取り組みが予定されています。「関取」と呼ばれるのは十両以上との事ですが、怪我のために一時幕下まで落ちて上がってきた実力者です。
今場所を占う意味で大一番ともいえます。横綱不在の中、大相撲ファンを喜ばせるのはこうした若手の活躍です。
午後5時半頃、いつもなら上松の人が多く行き交う市街地の時間帯に人通りが少なくなります。皆さんテレビの前で声を出して応援しているんでしょうね。
後、14日間無事に全力で頑張って欲しいと町民の皆さんが願っています。また、次の場所が大きな夢を叶える場所になるためにも。
△公民館に集まった皆さんとパブリックビューイングで応援です。何時もなら『御嶽海〜〜』と大きな歓声を上げるのですが。

△参加者は皆さん検温と氏名を記入。

2020年09月12日
今日は小学校ボラ
今日は朝から上松小学校や周囲の草刈りボランティアに参加させていただきました。趣味は「釣り」と「キノコ取り」、そして『草刈り』という私です。
ボランティアというよりも、どうやったら綺麗に刈れるか技術を磨く場で楽しんでいます。いつも感心するのは、農家の方があんなに畦畔を刈れることが出来るのかという事です。
今朝8時から10時までの約2時間校庭や周囲の土手などの草刈りや通学路を少しでも明るくするという事で密生した樹木を伐るなど作業を行いました。
午後はPTAや子どもたちにバトンタッチしての作業です。年々、子どもたちも少なくなり、それに比例して保護者数も教職員数も少なくなり、手入れが難しくなって来ていますが、こうしてボランティアに参加してくれる方々がいる事は心強い限りです。
△学校ボランティアの長瀬会長さんの挨拶です。この日は約30人前後の人が作業しました。

午後の親子作業も普段見られないお父さん、お母さん、そして子どもたちの様子をお互いに見て和やかな作業風景になったものと思います。
ボランティアというよりも、どうやったら綺麗に刈れるか技術を磨く場で楽しんでいます。いつも感心するのは、農家の方があんなに畦畔を刈れることが出来るのかという事です。
今朝8時から10時までの約2時間校庭や周囲の土手などの草刈りや通学路を少しでも明るくするという事で密生した樹木を伐るなど作業を行いました。
午後はPTAや子どもたちにバトンタッチしての作業です。年々、子どもたちも少なくなり、それに比例して保護者数も教職員数も少なくなり、手入れが難しくなって来ていますが、こうしてボランティアに参加してくれる方々がいる事は心強い限りです。
△学校ボランティアの長瀬会長さんの挨拶です。この日は約30人前後の人が作業しました。

午後の親子作業も普段見られないお父さん、お母さん、そして子どもたちの様子をお互いに見て和やかな作業風景になったものと思います。
2020年09月11日
木曽ねざめ学園移転への一歩
10日、児童養護施設「木曽ねざめ学園」の移転新築に係る安全祈願祭が執り行われ出席しました。
学園は、木曽社会福祉事業協会が運営する施設ですが、施設の老朽化が進み最近では電気施設にも支障が来たして来ているとのことです。
現施設に近い旧荻原小学校の跡地の町有地を活用して新たに建設されます。
児童養護施設には家庭の事情などで親元を離れた子どもたちが『我が家』として暮らします。毎年、卒園式に招かれて出席しますが、生まれて間もない時から暮らす子ども、事情があって故郷を離れて暮らす子どもなど様々です。用があって園に行くと子どもたちから「こんにちは〜町長さん何しに来たの」などと明るく声をかけてくれます。
今までは、大部屋に住んでいましたが、我が家の雰囲気に合わせてユニット型の施設になるとの事です。
来年春に完成の予定ですが、昔の荻原小学校の場所に子どもたちの元気な声が還ってきます。地元の皆さんから施設について「是非この地区から出て行かないで」という声がありました。補助金を所管する担当者からはそうした声が一番大事との事で国の補助金も付き事業があっという間に進みました。
今から子どもたちも楽しみにしていると思います。子どもたちの為の備品購入に充てるためにインターネットを使った寄付金集めのクラウドファンディングも予定の150万円を超えて5倍以上の750万円を超えたそうです。地元地区の皆さん、町内、郡内や県外からも集まり、担当職員の人はあまりの反響にびっくりされ、「子どもたちのため大事に使いたい」と言っていました。
△安全祈願祭の様子、田上理事長の刈り初めの儀です。

学園は、木曽社会福祉事業協会が運営する施設ですが、施設の老朽化が進み最近では電気施設にも支障が来たして来ているとのことです。
現施設に近い旧荻原小学校の跡地の町有地を活用して新たに建設されます。
児童養護施設には家庭の事情などで親元を離れた子どもたちが『我が家』として暮らします。毎年、卒園式に招かれて出席しますが、生まれて間もない時から暮らす子ども、事情があって故郷を離れて暮らす子どもなど様々です。用があって園に行くと子どもたちから「こんにちは〜町長さん何しに来たの」などと明るく声をかけてくれます。
今までは、大部屋に住んでいましたが、我が家の雰囲気に合わせてユニット型の施設になるとの事です。
来年春に完成の予定ですが、昔の荻原小学校の場所に子どもたちの元気な声が還ってきます。地元の皆さんから施設について「是非この地区から出て行かないで」という声がありました。補助金を所管する担当者からはそうした声が一番大事との事で国の補助金も付き事業があっという間に進みました。
今から子どもたちも楽しみにしていると思います。子どもたちの為の備品購入に充てるためにインターネットを使った寄付金集めのクラウドファンディングも予定の150万円を超えて5倍以上の750万円を超えたそうです。地元地区の皆さん、町内、郡内や県外からも集まり、担当職員の人はあまりの反響にびっくりされ、「子どもたちのため大事に使いたい」と言っていました。
△安全祈願祭の様子、田上理事長の刈り初めの儀です。

2020年09月07日
広告塔
最近、地域コミュニティバスの後ろ側に木曽の観光名所の写真をラッピングしたバスが走っています。
今までは、都市部などで企業や商品の宣伝でラッピングバスを見かけたことがありましたが、今回、日本遺産としての木曽を更にPRするために県の“元気づくり支援金”を活用したものです。
各町村一台ずつに加えて、高速バス一台、計7台に日本遺産を構成した素材を使っています。上松町は『赤沢自然休養林の森林鉄道』です。木曽町は「開田高原の木曽馬」大桑村は「阿寺渓谷」などです。この町は何?など見るのを楽しみにするのも良いですね。
△上松のバスはこんな感じです。秋の紅葉の間を抜けていく森林鉄道です。観光協会職員のHさんが撮影したものをラッピングしたそうです。

観光客はもとより、高速バスの新宿までの間で見かけた人、木曽が故郷としている人に見て頂ければ良いですね。
今までは、都市部などで企業や商品の宣伝でラッピングバスを見かけたことがありましたが、今回、日本遺産としての木曽を更にPRするために県の“元気づくり支援金”を活用したものです。
各町村一台ずつに加えて、高速バス一台、計7台に日本遺産を構成した素材を使っています。上松町は『赤沢自然休養林の森林鉄道』です。木曽町は「開田高原の木曽馬」大桑村は「阿寺渓谷」などです。この町は何?など見るのを楽しみにするのも良いですね。
△上松のバスはこんな感じです。秋の紅葉の間を抜けていく森林鉄道です。観光協会職員のHさんが撮影したものをラッピングしたそうです。

観光客はもとより、高速バスの新宿までの間で見かけた人、木曽が故郷としている人に見て頂ければ良いですね。
2020年09月05日
厳粛な祭り(諏訪神社例大祭)
4日から諏訪神社例大祭が始まりました。今年はコロナ禍の中で、各地区で行われる伝統的行事のお祭りが縮小され、当町に伝わるいつもなら神楽やお神輿が出るお祭りもなく楽しみにしていた氏子の皆さんも寂しい限りです。
諏訪神社例大祭は、別名で『上松祭り』と当町の名前の由来を冠されたお祭りです。他にも出された料理から来る「棒タラ祭り」、神楽や神輿の周りを多くの提灯が囲むことから「提灯祭り」とも言うと古老から聞いたことがあります。
昨年まで宮司を務めていた徳原正三宮司が他界され、それを継いだ徳原ちづる宮司にとって初めての例大祭であっただけに宮司始め氏子の皆さんも今回の縮小された例大祭は残念であったと思います。
全国各地の祭りもこうした状況下にありますが、ほとんどが前例の無い中で判断が難しいと思います。関係者の皆さんがどれだけ悩み、様々な意見がある中で判断されたと思います。
来年こそ“完全な形”で多くの皆さんが楽しむことが出来る祭りになればと願い神前で祈願しました。
△神事浦安の舞

△玉櫛奉奠、氏子の一軒、一軒を獅子を舞って悪魔払いをする上若連の頭(かしら)は月星の浴衣の上に羽織という正装です。氏子総代の皆さんは羽織袴でソーシャルディスタンス


△宵祭は諏訪神社から八幡宮に御神体が渡御しますが、今年は神楽先導お練り、神輿の出御がありません。御神体が白布に囲まれての渡御となりました。写真は私の技術ではなく、フラッシュを使うのは控えてという事で、御神体の様子など撮影はしませんでした。
代わりにほとんど見えませんが先導の神職の様子だけお届けします。何か伊勢神宮の御遷宮を思い浮かばせる風情でした。

△町の一角に飾られた提灯

△昨年の小川若連の祭りの様子です。来年を楽しみにしたいですね。


諏訪神社例大祭は、別名で『上松祭り』と当町の名前の由来を冠されたお祭りです。他にも出された料理から来る「棒タラ祭り」、神楽や神輿の周りを多くの提灯が囲むことから「提灯祭り」とも言うと古老から聞いたことがあります。
昨年まで宮司を務めていた徳原正三宮司が他界され、それを継いだ徳原ちづる宮司にとって初めての例大祭であっただけに宮司始め氏子の皆さんも今回の縮小された例大祭は残念であったと思います。
全国各地の祭りもこうした状況下にありますが、ほとんどが前例の無い中で判断が難しいと思います。関係者の皆さんがどれだけ悩み、様々な意見がある中で判断されたと思います。
来年こそ“完全な形”で多くの皆さんが楽しむことが出来る祭りになればと願い神前で祈願しました。
△神事浦安の舞

△玉櫛奉奠、氏子の一軒、一軒を獅子を舞って悪魔払いをする上若連の頭(かしら)は月星の浴衣の上に羽織という正装です。氏子総代の皆さんは羽織袴でソーシャルディスタンス


△宵祭は諏訪神社から八幡宮に御神体が渡御しますが、今年は神楽先導お練り、神輿の出御がありません。御神体が白布に囲まれての渡御となりました。写真は私の技術ではなく、フラッシュを使うのは控えてという事で、御神体の様子など撮影はしませんでした。
代わりにほとんど見えませんが先導の神職の様子だけお届けします。何か伊勢神宮の御遷宮を思い浮かばせる風情でした。

△町の一角に飾られた提灯

△昨年の小川若連の祭りの様子です。来年を楽しみにしたいですね。


2020年09月04日
みんなで支える森林づくり
9月2日、県が主催する『みんなで支える森林づくり木曽地域会議』が開催され、それに先立ち昨年度、森林整備をした“寝覚の床”の現地視察が行われました。
寝覚の床については、昔の景観を取り戻そうとJR東海、県、町が連携してJR沿線、木曽川河川敷の大きくなった樹木を伐採するなど整備をしました。
これにより、名勝として指定されている臨川寺さんからの眺望が江戸時代に旅人の目を癒しただろうと思われる同じ風景が蘇りました。JR車窓から望める木曽八景は木曽駒ケ岳の他はここしかありません。JR東海ではこれを機に名古屋方面からの下りの特急“しなの”は減速して案内をしてくれているようです。
新型コロナ感染がひと段落したら、多くの人に来訪していただき、寝覚の床の雄大さを実感して欲しいと思います。
寝覚の床は、この3月に今までの県立公園から全国57箇所目の国定公園として新たに指定されました。寝覚の床は中央アルプスから飛び地で離れていますが、地形地質の観点で中央アルプスと一体となっていることから、南木曽町の田立の滝一帯とともに県立公園から国定公園となったものです。
現地視察の折に若いカップルやグループ連れが岩場を伝って床の上にある浦島堂を目指していました。
臨川寺さんから見る寝覚の床も良いのですが、いざ岩場に近づくとその岩の大きさと、両脇の巨岩の間をうねるように流れる木曽川の迫力ある眺望景観は一見の価値があります。まだ見て感じていない方は是非お越し頂ければお分かりいただけると思います。
きっと、床の上にある浦島堂まで辿り着けたら、寝覚の床伝説にある浦島太郎のように長寿は間違い無いと思います。
△説明を受ける委員さん達

△JR沿いの大きな木が切られた現地です。少し木がありますが、この場所は保安林に指定されているので、少し残しています。

△視察後、町公民館で行われた会議の様子です。委員さんから森林整備だけでなく、ナラ枯れの被害など森林環境を取り巻く現状も含めて多くの意見が出されました。

寝覚の床については、昔の景観を取り戻そうとJR東海、県、町が連携してJR沿線、木曽川河川敷の大きくなった樹木を伐採するなど整備をしました。
これにより、名勝として指定されている臨川寺さんからの眺望が江戸時代に旅人の目を癒しただろうと思われる同じ風景が蘇りました。JR車窓から望める木曽八景は木曽駒ケ岳の他はここしかありません。JR東海ではこれを機に名古屋方面からの下りの特急“しなの”は減速して案内をしてくれているようです。
新型コロナ感染がひと段落したら、多くの人に来訪していただき、寝覚の床の雄大さを実感して欲しいと思います。
寝覚の床は、この3月に今までの県立公園から全国57箇所目の国定公園として新たに指定されました。寝覚の床は中央アルプスから飛び地で離れていますが、地形地質の観点で中央アルプスと一体となっていることから、南木曽町の田立の滝一帯とともに県立公園から国定公園となったものです。
現地視察の折に若いカップルやグループ連れが岩場を伝って床の上にある浦島堂を目指していました。
臨川寺さんから見る寝覚の床も良いのですが、いざ岩場に近づくとその岩の大きさと、両脇の巨岩の間をうねるように流れる木曽川の迫力ある眺望景観は一見の価値があります。まだ見て感じていない方は是非お越し頂ければお分かりいただけると思います。
きっと、床の上にある浦島堂まで辿り着けたら、寝覚の床伝説にある浦島太郎のように長寿は間違い無いと思います。
△説明を受ける委員さん達

△JR沿いの大きな木が切られた現地です。少し木がありますが、この場所は保安林に指定されているので、少し残しています。

△視察後、町公民館で行われた会議の様子です。委員さんから森林整備だけでなく、ナラ枯れの被害など森林環境を取り巻く現状も含めて多くの意見が出されました。

2020年09月02日
シトラスリボンプロジェクト
コロナ禍の中で人を傷つけたり、マスクをしている人としていない人との間でいさかいが生じているということがマスコミを通じて報じられています。
4月16日に発表した“コロナウイルスに負けない上松町宣言“に『噂やデマに惑わされない、危機に乗じた犯罪を許さない』という項目を掲げました。
歴史は繰り返すとは云いますが、まさか本当に現在の状況は・・
関東大震災の時に「朝鮮人が暴動を起こす」といったデマが飛び交い、罪もない人が殺されて亡くなったという事があります。朝鮮の方だけでなく間違えられて亡くなった日本の方もいました。混乱の中で正確な人数等は分からないようですが、あった事は事実です。
私は住民の皆さんに向けて宣言を考えていく上で、こうした事態が起きなければという警鐘の意味で掲げましたが、残念ながらこうしたことが起こってしまっているようです。
一方で、シトラスリボン運動という動きがあります。愛媛県松山大学から始まった新型コロナ感染者や医療従事者への差別をやめようとする市民運動です。全国各地、企業なども参加した草の根の動きとなっています。
当町においてもこの動きに賛同してプロジェクトが始まっています。シトラスリボンを作り、身に付けてこの運動に賛同の意を表することで差別をなくすというものです。
上松のプロジェクトの特徴は、ひのきの「削り花」を使っているということと、キャラクターを職員のHさんが創作してくれたという事です。
毎回、私は事あるごとに職員にも言っています。「確かにウイルスは怖い、だけど、そうしたことを通じて他人を傷つけたりするのはもっと怖い」と。
この運動を通じて明るい地域が多くの皆さんの力で、もっと明るいものになるために。
△リボンと啓発用チラシです。キャラクターは“しとらすひのき“ちゃんです。

4月16日に発表した“コロナウイルスに負けない上松町宣言“に『噂やデマに惑わされない、危機に乗じた犯罪を許さない』という項目を掲げました。
歴史は繰り返すとは云いますが、まさか本当に現在の状況は・・
関東大震災の時に「朝鮮人が暴動を起こす」といったデマが飛び交い、罪もない人が殺されて亡くなったという事があります。朝鮮の方だけでなく間違えられて亡くなった日本の方もいました。混乱の中で正確な人数等は分からないようですが、あった事は事実です。
私は住民の皆さんに向けて宣言を考えていく上で、こうした事態が起きなければという警鐘の意味で掲げましたが、残念ながらこうしたことが起こってしまっているようです。
一方で、シトラスリボン運動という動きがあります。愛媛県松山大学から始まった新型コロナ感染者や医療従事者への差別をやめようとする市民運動です。全国各地、企業なども参加した草の根の動きとなっています。
当町においてもこの動きに賛同してプロジェクトが始まっています。シトラスリボンを作り、身に付けてこの運動に賛同の意を表することで差別をなくすというものです。
上松のプロジェクトの特徴は、ひのきの「削り花」を使っているということと、キャラクターを職員のHさんが創作してくれたという事です。
毎回、私は事あるごとに職員にも言っています。「確かにウイルスは怖い、だけど、そうしたことを通じて他人を傷つけたりするのはもっと怖い」と。
この運動を通じて明るい地域が多くの皆さんの力で、もっと明るいものになるために。
△リボンと啓発用チラシです。キャラクターは“しとらすひのき“ちゃんです。

2020年09月01日
サルとの闘い
今日、木曽建設事務所の職員の皆さんと正島坂付近の急傾斜地に生い茂る樹木について現地を調査しました。
△現状について説明する住民代表と建設事務所及び町職員


特に今年はこの急傾斜地区に身を隠しながらサルがいつにも無いくらいに幾度となく出没しているとの事で、地区住民からも対策について要望が出ています。
建設事務所との事業調整会議は9月下旬に予定されていますが、小林木曽建設事務所長さんに要望したところ、それより前に現地を見ようという事で実現しました。
この正島坂は通学の子供たちや通勤の人が多く歩く場所です。今のところ農産物への被害に留まっているとは言え、JRを挟んで新庁舎があるなど、中心街に近いところでもあり、人的危害を及ぼすが危惧されます。
この群は、南の寝覚の床方向から木曽川沿いに北上してくるものと推察されます。高い木に登って先ず始めに。”斥候“のサルが来て様子を見て本隊を招いています。私はこの寝覚の床付近で畑をやっていたので、何度かその様子を見ていました。
『ヒュー、ヒュー』という声がして直ぐに本隊が来ます。畑を上も横も全部囲って畑を作っていた人に私が「今年はサルにやられなんで良かったね」と言うと、「明日あたりに取る」とのご返事がありました。一時間程して再び訪れると、さっきまであった玉ねぎがちょっと散乱していました。
『あ〜早めに取ったんだ』と思いましたら、隣の人が来て「30分程でサルにやられた」と落胆していました。何でも人間が出入りしていた入口に少し隙間があり、中に入ったサルが外のサルに渡していたと云います。連携プレーが出来るサルに脱帽ですし、人が出入りしていた様子を何処かで見ていたという観察力と知恵に脱帽です。
サルは隠れながら用心深く来襲しますが、とても頭は良い動物です。それを逆手にとって斥候が登る大きな木を伐るなど、彼らが来るルートの環境を変えてやれば人間が住むエリアへの侵害を防ぐ事に繋がってくるものと思います。
最近、餌欲しさに観光客を襲うといった事例や家の中に侵入して物色する事例もあると聞きます。この事態を招いたのはサルだけの責任ではありません。人間が放置した栄養価の高い野菜などの味を覚えた事で山よりも里に出没する機会が多くなったとも云われています。
『サルものは追わず』はちょっと字は違いますが、サルとの共存ができる社会を創っていく事が私たちも生きていく社会に繋がって行く事は当たり前といえば当たり前でしょうか。
△付近の様子です。20年前の様子を記録した写真を見ましたが、大きな木はほとんどありませんでした。


余談)
国道19号木曽町日義地籍で見た風景。サルが車に跳ねられて横たわっていました。その傍らにサルが一匹、車の往来を避けつつ、横たわった親と思しきサルを盛んに揺り動かす。だけども動かない。諦めて去っていくまで約30分。そのサルの顔は忘れる事ができない通勤時の一コマ。
伊那市には人間に殺された親を慕って、猟師の家に来る孝行サルの民話が伝わっています。
△現状について説明する住民代表と建設事務所及び町職員


特に今年はこの急傾斜地区に身を隠しながらサルがいつにも無いくらいに幾度となく出没しているとの事で、地区住民からも対策について要望が出ています。
建設事務所との事業調整会議は9月下旬に予定されていますが、小林木曽建設事務所長さんに要望したところ、それより前に現地を見ようという事で実現しました。
この正島坂は通学の子供たちや通勤の人が多く歩く場所です。今のところ農産物への被害に留まっているとは言え、JRを挟んで新庁舎があるなど、中心街に近いところでもあり、人的危害を及ぼすが危惧されます。
この群は、南の寝覚の床方向から木曽川沿いに北上してくるものと推察されます。高い木に登って先ず始めに。”斥候“のサルが来て様子を見て本隊を招いています。私はこの寝覚の床付近で畑をやっていたので、何度かその様子を見ていました。
『ヒュー、ヒュー』という声がして直ぐに本隊が来ます。畑を上も横も全部囲って畑を作っていた人に私が「今年はサルにやられなんで良かったね」と言うと、「明日あたりに取る」とのご返事がありました。一時間程して再び訪れると、さっきまであった玉ねぎがちょっと散乱していました。
『あ〜早めに取ったんだ』と思いましたら、隣の人が来て「30分程でサルにやられた」と落胆していました。何でも人間が出入りしていた入口に少し隙間があり、中に入ったサルが外のサルに渡していたと云います。連携プレーが出来るサルに脱帽ですし、人が出入りしていた様子を何処かで見ていたという観察力と知恵に脱帽です。
サルは隠れながら用心深く来襲しますが、とても頭は良い動物です。それを逆手にとって斥候が登る大きな木を伐るなど、彼らが来るルートの環境を変えてやれば人間が住むエリアへの侵害を防ぐ事に繋がってくるものと思います。
最近、餌欲しさに観光客を襲うといった事例や家の中に侵入して物色する事例もあると聞きます。この事態を招いたのはサルだけの責任ではありません。人間が放置した栄養価の高い野菜などの味を覚えた事で山よりも里に出没する機会が多くなったとも云われています。
『サルものは追わず』はちょっと字は違いますが、サルとの共存ができる社会を創っていく事が私たちも生きていく社会に繋がって行く事は当たり前といえば当たり前でしょうか。
△付近の様子です。20年前の様子を記録した写真を見ましたが、大きな木はほとんどありませんでした。


余談)
国道19号木曽町日義地籍で見た風景。サルが車に跳ねられて横たわっていました。その傍らにサルが一匹、車の往来を避けつつ、横たわった親と思しきサルを盛んに揺り動かす。だけども動かない。諦めて去っていくまで約30分。そのサルの顔は忘れる事ができない通勤時の一コマ。
伊那市には人間に殺された親を慕って、猟師の家に来る孝行サルの民話が伝わっています。