2024年04月30日

里の春を彩る祭(その3 寝覚臨川寺 三徳祭り)

 29日、寝覚臨川寺において『三徳祭』が行われ、地元の皆さんや商工会、若者のまちづくり委員会などが露店を出したりするのでだからプライベートで出かけました。
△入り口には、商工会の女性部の皆さんが『三徳稲荷』に因んだいなり寿司やお団子を売っていました。


△大鍋で作ったチャンコも振舞われていました。野菜たっぷりの薄味で大変おいしかったです。


 到着してしばらくすると、境内の三徳稲荷のお堂にて臨川寺住職他お寺さんの皆さんによる読経が始まりました。
△太鼓の音に合わせての読経




 私が小さかった頃には大人の奉納相撲があり、迫力ある取り組みがありました。今はその場所で皆んなでゲームを楽しんでいました。
△ゴルフのパッティングゲームで目当てのバナナを狙います。ハズレ無しです。


 何気に時間を潰していたら「餅まき」が始まるとの事で、本堂の2階から住職や関係者の方が均等に?撒いてくれました。
△私は7〜8個でしたが、名人(猛者)は袋にいっぱい詰めていました。


 若者のまちづくり委員会の皆さんは、魚釣りゲームをしていましたが、引っ掛けるのは容易ではなかったようです。
△魚釣りに夢中の子どもと大人






  
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Posted by 大屋誠 at 08:42Comments(0)

2024年04月29日

里の春を彩る祭り(その2 若宮神社例祭)

 28日午前11時より島地区を中心とした西小川の祭礼である若宮神社例祭にお招きを頂きましたのでお参りさせて頂きました。
 神社に続く山道の参詣道は凄く急坂というわけではありませんが、距離が長く運動不足の身には毎年こたえます。特にこの日は気温29度に迫る暑さの中でしたのでひとしでした。
 それでも、森の中に入ると少し暑さも和らいだ感がありました。既に氏子の皆さんや若連の皆さん、来賓の皆さんが拝殿で御神酒を頂いており私も誘われるまま頂戴いたしました。
 昔の話に花が咲き、古老が話す話しはとても興味深く、先日の芸習いのブログで紹介した歌舞伎の芸題も演じられているのはごく一部だそうです。「怒り上戸、泣き上戸、笑い上戸」などは獅子も交えての狂言だそうですが是非とも見てみたいものです。
 古老は「今では私しか演じた事がなく、早く元気なうちに伝えて行きたい」と齢80才はとうに過ぎているとは思えない熱意が伝わって来る話に引き込まれます。
 程なくすると境内で獅子舞が始まりました。上松にはこの地区の他にも獅子舞が伝えられていますが、一番古く、途絶えた事がなく形がしっかりと残っていると聞いた事があります。
 『天の岩戸』、悪魔祓いの『十二文』、『八百屋お七』などが演じられ、最後はわざわざ急坂を登ってきた皆さんのお目当て『葛の葉』です。皆さん愛用のカメラ持参でシャッターチャンスを狙っていました。
△境内で演じられた獅子舞です。






 町の無形文化財でもある葛の葉は演じる人、というよりも演じる事が出来る人は限られているそうです。私の昔からの友人は獅子舞や段物はやるが、キツネ特有の爪先立ちが出来ず断念したと云ってました。
 今日演じたのは今は町外に出ていますが、この日は帰省しての奉納獅子です。
△葛の葉は母ギツネが正体が分かるため子どもと分かれる場面を演じます。子どもに寄り添う姿が何とも言えません。


△障子に文字を書いていきますが、獅子に筆に墨をつける役もその量によって滴り落ちたり、足りなくなってしまうと霞んでしまうなど重要だと教えてくれました。


△未来の伝統芸能を引き継ぐ子どもたちも加わって演じます。


△葛の葉の爪先は本当は指が内側に折れ込んで演じるそうですが、これは先述の古老の今や伝説です。


△最後にどう書いてあるのかを若い衆が面白く説明してくれます。


 この後直ぐに納めの神事が若連の皆さんで行いました。この神事は今までは本祭りの夜遅くにやっていたようですが、片付けなど若い人の負担が重くならないように配慮した結果早めたとのことでした。
 時代に合わせて様々に変わって行く事は次代に繋げて行く上でも大事なことと教わったお祭りでした。
 皆さんお疲れ様でした。
 最後に帰る道で上がってくる方がおられました。終わったと聞いてとても残念がっていました。来年は観光協会などに問い合わせてお越しください。
  
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Posted by 大屋誠 at 06:47Comments(0)

2024年04月28日

長野パルセイロ“三田選手”応援

 この日のメーデー終了後、上松中学校OBでサッカーJ3の長野パルセイロで活躍する三田尚希選手の応援に長野市にある長野Uスタジアムに出掛けました。
 この日は地域総合型スポーツクラブ“木曽ひのきっ子ゆうゆうクラブ”の皆さんの応援ツアーがあるという事で同行したかったのですが、出発時刻がメーデーよりも早かったので別行動となりました。
 会場に着くと早速、場外にも響く太鼓の音と歓声が聞こえて来ました。
△受付では手際よく来場者を迎えていました。ボランティアの方も多いと聞いていましたが、こうした皆さんが支えてくれています。


 町から応援に来た皆さんと早速合流する事が出来ました。ホームチームのサポーターの横の席でしたが、一時間前にも関わらず会場は大盛り上がりでした。
 つい先日のルヴァンカップでJ1の京都に同じ会場で勝利したので、サポーターの気持ちが乗っているのが肌で感じられました。
△こんな様子です。


 片や今日の相手のギラヴァンツ北九州のサポーターの応援は人数は少ないものの、遠い長野まで来ての応援は筋金入りの猛者と見受けました。
 試合開始前からホームサポーターが盛り上げますが、一緒に行ったツアーの皆さんは最初はちょっとだけ雰囲気に飲まれている気がしましたが、徐々に慣れてきました。
 試合は北九州にゴール前の混戦から先取点を奪われる展開となりましたが、時間帯も前半の5分すぎと早かったので何とかしてくれると思い、逆にサポーターのボルテージが上がります。
 するとその応援に奮起したのか怒涛の攻撃が始まり、3得点で試合をひっくり返す展開となりました。
三田選手は得点こそなりませんでしたが、現在得点王争いのトップを走っている浮田選手のゴールも見られました。
 後半に入ると北九州にほとんどボール支配される展開となり、1点差に詰め寄られるヒヤヒヤのでした。後半最後にアディショナルタイムが『5分』と掲示された後の時間がとても長く感じられました。
 三田選手は後半の終了間際に交代しましたが、連戦でほとんどフルで出ているので、いつものようなキレがなかったのかなと彼の中学校時代から見ている私としては感じましたが、それでも球際にスルスルと寄っていく姿は彼らしいプレーと思いました。
 チームのメンバーが皆んなが競技場を去った後、再び私たちの前に帰って来てくれました。スタッフを連れて記念写真を一緒にしてくれました。
△みんなと一緒に


 会場を出る際に長野パルセイロの今村俊明社長さんとお会いする事が出来ました。その際に「三田君は本当に素直ないい若者です」と仰って頂きました。
 またツアーにはご両親と奥様がお子さん連れで挨拶に見えられました。
 このように愛されている彼が上松中学校出身という事に少し?いや本当に誇らしく嬉しい限りです。
 この日のビールは暑い会場の後と、勝利の美酒で一際美味かったのは言うまでもありません。
 大相撲の御嶽海関、プロレスのエイタ選手、そして長野パルセイロの三田選手一つ違いの若者の活躍をこれからも応援して行きたいと思います。  
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Posted by 大屋誠 at 05:31Comments(0)上松町

2024年04月28日

働く皆さんの祝い(木曽地区メーデー)

 GW連休の初日の27日、木曽地区メーデーがひのきの里総合文化センターで開催され地元町長としてご案内頂きましたので出席しました。
 会場に着くと各組合が作成した力作のプラカードが並びコンクールの審査を待っていました。
△上松町職員の作品もありました。


△なかなかの作品で思わず感心した作品の数々


 式典ではメーデー実行委員会の西村木曽地区労組会議議長さんの挨拶から始まりました。
△西村議長さんの挨拶


△会場の様子


 私は挨拶で働く皆さんを取り巻く環境が自然災害の多発、賃金は約30年のアップにも関わらず物価がそれを上回っている、働き方改革が進む中で様々な影響が出ている事など厳しい状況があると話し、その様な現状を切り拓くのは地域で働く皆さんであるとエールを贈りました。
 式典終了後、町内を行進する皆さんに行き合いました。途中、昔一緒に働いた事がある懐かしい同僚も声を掛けてくれました。
△市中行進の様子


 会場には若い人がほとんどで未来を築く皆さんが夢と希望が持てる地域を創っていく力を感じました。
  
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Posted by 大屋誠 at 05:22Comments(0)

2024年04月27日

里の春を彩る祭り(その1 小川里若連芸習い)

 26日夜7時、お招きいただいた小川里若連の芸習い(げいざらい)に出かけました。会場となる島コミュニティーセンターには既に多くの観衆がいました。
△会場の様子、この日は祭りを盛り上げようとキッチンカーも出ていました。


 毎年この時期に島地区を中心とした若宮神社例祭の前夜祭として行われます。稽古してきた獅子舞や若い衆の歌舞伎の芸題(げだい)を獅子狂言として上演します。
 芸習いで演じるのは女形は獅子が演じ、男役、立役(たちやく)は素顔で演じるのが小川若連の特徴です。日頃の顔と獅子狂言で真剣に演じている姿の違いに感心したり、笑ったり、違う一面を見た思いがします。
 小川若連は特に後継者の育成に力を注いでおり、小学生への稽古、女性の若連加入など画期的な事に取り組んでいます。これも若連への参加が少なくなって来た事を受けてのものと聞いていますが、地域の先輩から伝えられて来たものを大事にして行きたいという熱い願いがあってこそのものだといつも思います。
△獅子狂言の紹介




 町の無形文化財に指定されている『葛の葉』は安倍晴明(抱かれている人形)と狐が人間に化けた母との子別れの場面を演じたものです。人間から少しずつキツネの本性を表して子どもと別れなけれならない切ない場面が観衆を惹きつけます。
△葛の葉


△キツネが故に子どもへ別れを告げる文章も手で書けず口に加えて「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信田の森の恨み葛の葉」(実際の字は変体仮名です。)と書いています。最初は普通ですが、人間が書く文字で書けないので裏から見る「裏文字」、裏から見て更に横に読む裏横文字など説明するのが難しい文字を書いて行きます。
△障子との距離を慎重に見ながら


 なお、この実演を見たいと思う方は28日午前11時頃に奉納されますので、若宮神社境内に早めにお越しください。なお急坂ですので、歩きやすい靴がお薦めです。
 こうした地元に伝えられたものがいつまでも愛されて残っていって欲しいものです。
  
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Posted by 大屋誠 at 07:25Comments(0)

2024年04月27日

駐在員会議

 25日夜7時から駐在員会議が行われました。「駐在員」とは町の設置条例に基づき各地区から推薦のあった方に行政との連絡役や地区要望の取りまとめや住民への広報等の配布などをお願いしています。
 条例で設置されていますので、身分は非常勤公務員となります。他の市町村では自治会長という名称で呼ばれている役職に近いものですが、そうした役は別に定めている地区もあり、地区の歴史的な慣習によって決められています。
△会議の様子


 会議では各地区の要望についての取りまとめなどこの一年間に行政からお願いすることを説明するとともに、駐在員の皆さんからの意見や要望事項について話し合いました。
 「道に倒木の危険性がある場合の対応については役場は対応してくれるのか」、「配布物を軽くして」など身近な地区が抱えている現実的な意見がありました。倒木に対しては現場を調査して所有者の意向も聞きながら対応しなければならないこと、配布物については現在、木曽広域連合で木曽CATVやスマホなどを活用したものに変えることを郡全体で研究している現状を説明しました。
 この日出席頂いたのは39名中37名でしたが、熱心な議論を交わして頂きました。一年間住民との連絡調整の役職を担って頂きますが宜しくお願いします。
  
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Posted by 大屋誠 at 06:50Comments(0)上松町

2024年04月25日

交通死亡事故ゼロ500日達成

 2月27日に交通死亡事故ゼロ500日を達成したことから、本日25日、県交通安全運動推進本部長表彰の伝達が行われ木曽地域振興局において表彰されました。
 当町においては一昨年10月に寝覚地区の国道19号上において死亡事故が発生しました。それ以降、交通安全協会と警察署、学校等関係機関が連携して交通安全運動により啓発活動に努め、死亡事故ゼロを続けて今回の顕彰となりました。
 その事故以前は死亡事故ゼロが3000日を超え、約10年間以上死亡事故ゼロを継続していました。当町にはトラックなどの往来の激しい国道19号が南北に走っており、リスクは高いエリアでしたがそれでも多くの皆さんの協力により記録を継続していましたが、次の節目の5000日を目前に記録達成はなりませんでした。
 現在の郡内での交通死亡事故ゼロの記録(1万日以上)は王滝村です。交通量が圧倒的に少ない事から当然といえば当然ですが、それでも王滝村への観光客の入り込みがある中では大変な記録です。
△顕彰式の様子


△振興局長と警察署長さんと記念写真。私の右は寺田交通安全協会長さん、左が奥村木曽郡交通安全協会副会長さんです。


 明後日からはGWを迎え、県外車の流入も多くなり更に昨年は新型コロナ感染症類型の見直し前であったこと、加えて『安』『近』『短』のお出かけが増えるという予想もあることから交通安全には十分ご留意して木曽路の春を楽しんでいってください。

   
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Posted by 大屋誠 at 14:45Comments(0)

2024年04月24日

県町村会臨時総会

 23日は長野市にある県自治会館において県町村会の臨時総会が開催され出席しました。
 この日の臨時総会は県や国に要望する事項の基本的な考え方を確認する事、松川村の平林村長が任期満了をもって退任した副会長の選任、県の主要施策についての説明、関副知事との意見交換などがありました。
 副会長には藤澤生坂村村長さんが選任され、空席となった中信地区の理事には貴舟大桑村長さんが選任されました。
 県の施策の説明は『行政防災無線の更新』など主要な施策の説明がありました。まだ検討中のものもありましたがこうした機会に県が考えていることの方向性やスケジュールについて知ることは有意義な事です。
△臨時総会の様子。


 関副知事との意見交換では能登半島地震を教訓とした防災対策について、人口減少対策についての県の取り組みについて予定時間を超える熱心な議論が交わされました。
△関副知事との意見交換会


 3町村長の交代もあり、会議前には名刺交換をするなどフレッシュな雰囲気の会議となりました。  
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Posted by 大屋誠 at 16:41Comments(0)上松町

2024年04月24日

安全安心を支えて頂いている方々の新年度挨拶

 22日は新年度のスタートに当たって二つの関係機関、団体の方々が来庁されました。
 初めに多治見砂防国道事務所の皆さんが16名という大人数での来庁です。例年ですと所長さん他3〜5人程の挨拶ですが今年は森下所長さんの方針だと思いますが、若い職員の方にもお越し頂きました。
 最近の業務はリモートやメールなどでのやり取りが多くなっていますが、こうして顔を合わせての挨拶は親近感も湧き、私たちの業務の様子を知っていただく機会ともなります。
 今年は6月に事務所とともに災害時を想定した訓練を予定しています。駒ヶ岳を主峰とする木曽山脈の麓の木曽南部直轄の砂防を担って頂いており、今年も16億2千万の予算付けがあり砂防事業が進められます。
 一時期はハード事業への風当たりが強かった時もありましたが、最近の豪雨、地震などの自然災害の激甚化、頻発化を受けて事務所の皆さんの仕事への期待が益々大きくなって来ました。
△多治見事務所と上松維持出張所の皆さん


 午後には上松町消防団の澤木団長以下副団長が来庁されました。澤木団長さんは木曽郡消防協会長を今年から2年間務めることになりました。連休明けの5月12日には昭和25年の大火の教訓を忘れないようにと定めた大火記念日行事がありますし、直ぐにポンプ操法訓練が始まります。
△澤木団長以下最高幹部の皆さん


 こうした皆さんに支えられている事に感謝です。
 
   
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Posted by 大屋誠 at 10:23Comments(0)上松町

2024年04月20日

第50回優良国産材製品市展示大会

 20日、第50回優良国産材製品市展示大会が木曽官材市売で開催され出席しました。
 毎年GW前のこの時期に開催される市売ですが今年は50回という節目を記念する大会となりました。
△セリ会場の入口


 大会の開会式に当たり、全国木材組合連合組合会本郷浩二副会長(元林野庁長官)さんから主催者挨拶がありました。
△本郷副会長の挨拶


 来賓挨拶として森谷中部森林管理局長から節目の記念市のお祝いの挨拶がありました。
 式典終了後、直ぐにセリに入り威勢の良い掛け声とともに木材製品が競り落とされていました。
△セリの様子です




 天然木と人工林の違いは表示で一目瞭然です。◯高◯国(まるこうまるこく)は人工林で育ったヒノキです。一方で天然と書いてあるのは天然林で育った希少な物です。
△製品市の出展材


 「ハイ!⭕️百万、⭕️百⭕️十万」とセリをする木曽官材の職員がテンポの良い掛け声で進みます。情報化が進む中でこうした風景はいずれかは消えてしまうのかと思いましたが、競りに当たっては製品の裏側も見せて全部確かめて競り落とします。本物やキズものを見分けるのでやはり無くなることはないのかとちょっとホッとしました。
 品質の良い柾目を得るためには、大径木でないと得られないとの事で、一本の丸太からどう切り出していくのかが製材所の職人のまさに腕の見せ所との事でした。
 木曽官材市売の周りは、ウメの花は散り、ハナモモの花が白、赤と青空とコントラストを競う様に咲いていました。
△ハナモモの満開の様子




  
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Posted by 大屋誠 at 10:19Comments(0)上松町